周りにばかり目が向いていない?生き辛さを解く鍵は『自分』を知ること

辛いのも苦しいのも避けたいと思っているのに、なぜか辛く苦しい思いが心を満たしている。そんな悩みを抱えていませんか?
その生き辛さを解く鍵は、目を向ける先を変えることです。

目次

生き辛さを解く鍵とは?

窓の写真

個人が世界に向けて情報を発信することが簡単にできて、いつでもどこでも情報が簡単に手に入って、知りたいことは簡単に答えが見つかる便利な世の中になりました。
けれど、だからこそ知らなくても良いことを知ってしまう世の中でもありますよね。

SNSを見れば、誰がどこで何をしているかすぐにわかります。そこに映し出されるのは、とても日常生活とは思えないような煌びやかな生活をしている誰かの一面が見えます。

羨ましい。
自分がこうであれば。
入れ替わりたい。

なんて、色々と考え込んでしまいますよね。見なければいいだけ、考えなければいいだけのはずなのに、そこにあって簡単に知ることができてしまうからこそ、見ないでいることが比較しないでいることが難しいです。

ここで一つ、気になる部分があります。
何もかもの感情が、『外側』だけに向かっていることです。

気になるから外に目を向けるのは当然です。しかし、外にばかり目を向けていると、『自分』を見失ってしまいます。

周りと比較ばかりして、周りの良いところだけを得ようとすることは、現在地を知らずにゴールを目指すようなものです。それは迷子になったことにも気付かないまま、彷徨い続けているようなものだと思いませんか?

現在地、つまり『自分』を見失えば、足場が見えない不安と恐怖が襲います。どこに向かえばいいのか、どうやって向かえばいいのか、どうしたら良くなれるのか、どうしたら希望を叶えられるのか。その全ての答えの入り口がスタート地点を知ることから始まるのです。
『自分』を知らないと、いつまでも不安と恐怖の中に置いてきぼりにされてしまいます。

生き辛いのは、不安が強いのは、『自分』を見失っているからではありませんか?

例えば、「〜が嫌い」であれば、不快感の原因が明らかになっているから、対処できます。もし、その嫌いなものから離れられない理由があるなら、それこそが生き辛さの原因だとわかります。
けれど、自分を見失ったことによる漠然とした不安には、確たる原因が見つかりません。不安定な足場に立っていることに気が付いていないから。

だから、『自分』を見つけて生き辛さを解消しませんか?少しでも生きやすくするために、生きることが楽しいと感じられるように。

1.全身の緊張をほどいてリラックス

まずは、不安と恐怖で緊張している心身をリラックスさせるところから始めていきましょう。『自分』を知るには、本音をすくい上げなければなりませんが、緊張した状態では心の奥にある本音へと辿り着けません。

リラックスする方法はたくさんあります。入浴、アロマセラピー、ウォーキングなどがありますが、おすすめは瞑想です。
深い呼吸を繰り返し、呼吸することだけに集中する瞑想は、雑念をはらうのにピッタリです。

瞑想は、邪魔の入らない場所で行うのがコツです。

  1. 背筋を伸ばして椅子に深く座ります。
  2. 体の中にある空気を吐き出しきるように、口から息を吐きます。
  3. ゆっくりと肺を膨らませるように鼻から息を吸います。
    吸い込んだ息が全身の隅々を巡るように、ゆっくりと行うのがコツです。
  4. 吐く・吸うをゆっくりと繰り返します。
  5. 途中で雑念や考え事が浮かんだら、呼吸に意識を戻して再び集中します。
    これを時間を決めて繰り返します。

瞑想は5分くらいを目安に行ってみてください。慣れてきたら時間を伸ばしてもいいし、時間がない時は5分より短くても構いません。

2.自分の本音に耳を傾ける

緊張を解いてリラックスできたら、自分の本音へと近づいてみましょう。本音は心の奥底にしまわれていることが多いので、人を優先する癖のある人ほど自分の本音がどこにあるのか、見つかりにくい状態にあります。けれど、ちゃんとあなたの心の中に本音はあります。それを見つけましょう。

本音を見つける方法は二つあります。
一つは、紙に書き出して気持ちを暴露する方法。もう一つは、誰かに心のままに素直に話して、本音を吐き出す方法です。

紙に書き出すのは一人でもできるので、気軽に試してみやすい方法です。
思ったこと感じたことを書き出していって、自分の気持ちをどんどん掘り下げていきます。その日にあった出来事を起点に書き出してみると良いでしょう。

誰かに気持ちを吐き出す方法は、信頼できる相手かカウンセラーに話すと良いでしょう。誰だって本音をどこかに漏らしてほしくはありませんよね。安心して話せなければ、本音で話しているようで自分でも気が付かないうちに、本音を隠していることもあります。
安心して話せる相手・場所で、あなたの本音を引き出してみましょう。

3.良い・悪いで判断しない

本音を見つけかけると、必ず起きる衝動があります。「こんなことを思うなんていけない」と自分を否定したり良い悪いを判断したりしたくなる衝動です。

本音は、人には言えないようなことを思っている自分とも言い換えられますね。世間的や一般常識に照らし合わせると良くないと捉えられる思考や感情がそれです。
だから、周りから見て『おかしくない』かどうかを判断しようとしてしまいます。

もし、そう思う自分がいたら、それはあなたが周りに対して優しい人だからですね。優しいから、周りにいる誰かを傷つけそうなことを考える自分が、良くないと思うのですよね。

安心してください。思考や感情そのものが悪いことは、何一つありません。何をどう思おうとも捉えようとも、それは個人の自由です。良い悪いを判断されるようなことでは決してありません。

もし良い悪いを判断することがあるとすれば、『本音をどう表現したか』です。
例えば、思っていても思ったままを口に出さない方が良いことはありますよね。言い方を変えて相手を傷つけないよう表現することは大切です。表現のしかたさえ間違えなければ、心の中でどう思おうが誰に文句を言われる筋合いもないのです。それは自分自身にも言えることですよ。

「こんな風に考えているなんて、なんて自分は嫌な奴なんだ」と自分を否定しなくて大丈夫です。

心に素直に生きてみよう

木の新芽の写真

心の訴えを無視し続ければ、自分がわからなくなって、どうしていいのか考える指針を失ってしまいます。

聞こえにくいけれど、心は常に訴え続けています。
「本当は〜したいんじゃない?」
「本当は〜が好きなんじゃない?」
その声を、拾い上げましょう。

心に素直に生きるのは、最初は難しく感じるでしょう。しかし、素直だからこそ伸び伸びと自由でいられます。自分らしく生きられます。その生き方は、生き辛さとは真逆の生き方です。

あなたの心が感じるままに、気持ちに素直になって生きていきましょう。

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