『正しい』愚痴吐きは心のデトックスになる!気を付ける3つのポイント!

愚痴を吐くのはいけないことだと思い込んでいませんか?やり方を間違えば、愚痴は悪口となってしまいますが、正しい愚痴吐きは心のデトックスになりますよ。

目次

間違った愚痴吐きとは?

水に浮かんだ紫陽花の写真

誰もが完璧ではないからこそ、時には愚痴を吐きたくなることもありますよね。言ってもどうしようもないと、言わずに昇華できる人もいますが、誰もがそうではありません。言葉にして、口から吐き出さないと心にどんどん溜まっていってしまいます。

心に毒が溜まると、自然とそれを吐き出す先を求めます。一番簡単なのは、悪口です。

誰かを攻撃し、自分が攻撃できる相手がいることに、自分がその人よりも上だと認識できることに、人は安心します。心の毒を吐き出してスッキリして、「自分よりも下がいる。だから自分は大丈夫」と。
けれど、それは間違った認識を自分に与えることで一時的な安堵感を得ようとしているに過ぎません。そのことに、自分自身でも気が付いているから、悪口は一時的でしかないのです。だから、何度も何度も繰り返して言おうとしてしまうのですよね。

愚痴を言うのは良くないと言う人もいますが、私は正しく愚痴を吐くのは心のデトックスになると考えます。
間違った方法でなければ、心に溜まった毒を吐き出して、自分の気持ちの整理をつけることができるからです。

これから、正しく愚痴を吐くための三つのポイントをご紹介します。間違った方法でより自分を傷つけてしまわないように、周りにいる大切な誰かを傷つけてしまわないように、正しい愚痴の吐き方を学びましょう。

1.愚痴は悪口と違う

愚痴と悪口、何が違うかわかりますか?どちらもネガティブな感情を吐き出すことに違いはありませんが、その目的が全く違います。

悪口は、誰かを貶めて自分を持ち上げ、安心を得ようとするための一時的な快楽のようなものです。
悪口の対象となる人の耳に届けば、その人は傷つきますし、言った自分も良い気分にはなれません。広く考えれば、対人関係にも悪影響を与える行為です。

愚痴は、自分の気持ちを吐き出して、心を軽くする心のデトックスです。
自分ではどうにもならないことを嘆く行為ですが、どうにもならない気持ちを心から吐き出すことで、気持ちの整理をし、自分がこれからどうしていくと良いかを考える心の余裕を作り出します。

この二つの違いを覚えておけば、自分が言おうとしている言葉が悪口なのか愚痴なのかに気がつけるでしょう。

2.大勢に聞かれない場所で言う

愚痴を吐く時は、大勢の人の前ではやめておいた方が良いです。なぜなら、「そんな言ってもどうしようもないことを言うな」とお説教してくる人もいれば、それを悪口だと解釈して悪口大会へと発展させてしまう人もいるからです。

人は誰しも自分の価値観で生きています。物差しが一人一人違うのです。全員が同じ物差しに合わせることはできません。だから、どんなに頑張っても誤解や齟齬が生じてしまいますよね。

愚痴は、最も誤解されやすい言葉の一つです。間違った解釈をされて、それをその場にいなかった人にまで広められてしまえば、あなたの対人関係に良くない影響を与えてしまうでしょう。

だから、愚痴を言う相手は信頼できる一人に限ります。大勢に聞かれる場所ではなく、信頼できる相手にだけ話せる場所で、ゆっくり話を聞いてもらうのが良いですよ。

3.『誰』に愚痴を言うか

愚痴を聞いてもらう相手を選ぶ際、「この気持ちをわかってくれそうな人は?」と考えると、少々危険かもしれません。もしその相手が、口の軽い人だったら、明日にでもあなたの愚痴はあなたの周りに誤解されて広まってしまうかもしれないからです。

愚痴を聞いてもらう相手を選ぶ際は、口の固い人やあなたが信頼している人を選びましょう。

愚痴は、その場限りのデトックスです。心に溜め込んだ毒素を吐き出すために行っているものなので、その場限りの話として聞いてくれる相手でなければいけません。

もし、身近に口の固い人がいない場合は、心理カウンセラーに話すことをおすすめします。
心理カウンセラーは、お聴きした話をどこかに口外することは決してありません。だから、どんな話でも安心して話せるのです。

正しく愚痴を言って心をデトックスしよう!

ティーカップとスズランの写真

心にイライラやモヤモヤを溜め込んでいませんか?その毒素、心理カウンセラーに話してスッキリさせてしまえば、心は軽くなりますよ。

正しい愚痴吐きの方法を学んで、自分らしく楽しく生きていく時間を増やしていきましょう。

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