疲れたら、寝転がって回復が一番と思っていませんか?
その休み方だけでは、取れない疲れがありますよ。
目次
自分を整えることを習慣化しよう
健康に気をつかって、栄養のある食事にしたり運動する習慣を身につけたり、人それぞれ『自分を良い状態に整える』ことを意識しています。
しかし、心にもその意識は向いているでしょうか?
多くの人が、健康といえば肉体をイメージします。日本ではメンタルケアが一般に普及しておらず、今もまだ特別なこととして意識されることが多いです。
欧米では、常日頃からのメンタルケアは毎日歯を磨くことと同じくらい当たり前となっています。別の文化から、自分のためになることは率先して取り込んでいけば、今よりも楽になれると思いませんか?
体が重くて辛い状態を引きずりながら頑張るよりも、どうしたら体の状態を軽くすることができるかを考え、実践し、自分の状態を整えて頑張った方が望んだ結果も出やすいです。
自分を今よりも楽にするために、より生きやすくするために、自分の状態を把握して心のケアをしていきましょう。
今回は、疲れのタイプから適切な対処方法の選び方をご紹介します。三つのステップに沿って、一つずつ行っていってください。
1.疲れのタイプを知る
まずは、疲れのタイプを把握しましょう。疲れと一言で表せますが、『何をして』疲れたのかが重要です。疲れ方によって元気にするための方法、癒すための方法は違うことがあるので、適切な方法を選ぶためには疲れのタイプを知るのが一番です。
疲れのタイプは、主に三つに分けられます。
- 体を動かしたことによる肉体の疲れ
- 長時間のデスクワークなどによる神経の疲れ
- 悩み・不安・イライラなどによる心の疲れ
疲れを感じた時、直前または一週間に行っていたことを思い出してみましょう。自分の疲れが何から来ているのかを知れば、回復も癒しも適切な方法を選ぶことができます。
2.元気回復!癒しを得る方法は?
元気を取り戻そうとして、やってはいけないことが一つあるとすれば、自分の状態を把握しないでとりあえずダラダラ寝て過ごすことです。
ダラダラ過ごすと、血流が滞り、疲労物質が体外に排出するのが遅れ、余計に疲れを溜め込んでしまう結果になるでしょう。
疲れのタイプを知った今なら、適切な方法を選ぶことができますよ。
肉体の疲れには、のんびりと過ごす休息が有効です。体の使い過ぎによる疲労を、体を動かして解決しようとはしません。普段から酷使している部分があれば、率先して休めるのが適切です。
アロマを利用してお昼寝をしたり、リクライニングチェアに寝転んで森林浴をしたり、のんびりと過ごして体の回復を早めましょう。
デスクワークなど、長時間同じ姿勢で体を動かさないと、目の疲れから頭痛がしたり、血流が滞って腰痛になったりと、様々な症状が現れますよね。そんな時は、適度に体を動かす休息が効果的です。
デスクワークは体を動かさない分、肉体的に楽だと思われがちですが、動かないことで疲労を溜め込んでしまうデメリットもあるのです。だから、休日には思いっきり体を動かすと、普段は排出し切れていない疲労物質を体外に排出する助けとなってくれますよ。
ストレッチやジョギング、水泳や登山など好きなことで体を動かしてみましょう。思い切り体を動かせば、気分もスッキリです。
心の疲れには、悩みや不安を思い浮かべる暇を作らない休息が効果的です。休日まで悩み事に耽っていたら、常に気持ちは不安定なままで、癒される隙がありません。
考えないこと。これが心の疲れには最も効果をもたらします。
考えないためには、集中して行える趣味や運動を行ったり、瞑想したりするのがおすすめです。
不安もイライラも原因が解消されるか自分が変わるかしない限り、本当の解決とはならないでしょう。けれど、その間ずっと心が塞ぎ込んだままとならないよう、自分を整えていきましょう。
3.結果を記録!改善していこう!
休日を過ごしたら、その結果を書き残しておくと、自分に効果のあった方法を次から迷いなく選ぶことができるようになります。
元気になる方法や心が癒される方法は、人によって違います。身近な誰かは効果的だったとしても、自分にも当てはまるとは限りません。
だから、自分に何が合うのかを手探りで探していくことが大切です。
どんな疲れを感じていたか、休日に何をして、疲れは回復したか?心は癒されたか?など、記録をつけておけば、後からどんなことで疲れを感じやすいかも、何をすれば回復に繋がるかもはっきりわかりますね。
けれど、書き残したデータが絶対ではありません。人は変わっていきます。自分でも気がつかないうちに。大切なことは、『今の自分』を把握し続けることです。
変化し続ける自分を書き留め、自分を楽にできるように、心身を整えられるようにしていきましょう。
『自分』を知れば心も体も健やか!
何をしたら疲れが取れるのか、何をしたら心が不安から解放されるのか。
それは、『自分』を知れば自然と導き出される答えなのではないでしょうか。
心と体は繋がっています。心の疲れは体に現れ、体の疲れは心に現れ、常に一体となって私たちに訴えかけています。その声を、無視せず拾い上げていけば、きっと心も体も健やかです。
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