無理は禁物ですが、何が『頑張りすぎ』なのかわからない、どこからが『無理』なのかわからないという声がたくさんありました。
自分を楽にし、生き方を楽にするために五つのことを意識してみませんか?
目次
無理をして頑張ったその後は?
無理をすれば、状況は良くなる。なんて盲目的に考えていませんか?
そんな風に無理をしても、結果は心身を病ませてしまうだけです。
人の心身には限界があります。それは現時点での限界であることは確かですし、限界を乗り越えて新しいステップを切り拓いてくのも生き方の一つです。
しかし、無理をすれば確実に心身に支障をきたすのは間違いないことだと、忘れないでほしいのです。
無理をすれば体の調子を崩し、もっと無理を続ければ心の調子を崩します。そうやってだんだんと自分が無理をしているのか、夢中で頑張っているだけなのかの判断がつかなくなって、やがて動けなくなって初めて気が付くのです。「無理してたんだな…」と。
無理をしたい時もあるし、しなければならない時もある。それもまた人生。けれど、無理をしない選択肢は、いつだって存在していることを忘れていませんか?無理をしないことを選ぶ自由は、いつだってその人だけが持っている権利です。
どうして、無理をしてしまうのか?
それはきっと、周りの人と同じになるように、頑張ろうとしている時ですよね。
どこまで頑張ればいいのか、周りの人と同じとはどのくらいまでなのか。はっきりしているようではっきりしていない目標を立ててしまえば、苦しくなるのは当然です。
焦らないで大丈夫ですよ。生き方は人それぞれだから、周りの人と同じになるように無理をしなくていいのです。自分らしく、自分のペースで、自分が生きたいように生きていいのです。
自分を楽にする、生き方を楽にする五つの思考を心に留めておいてください。
1.結果は60点で万歳
100点満点を目指すということは、一つのミスも許されないということです。100点満点という見栄えの良さだけに憧れて、目標にしてしまわないように気を付けてください。
結果は、考えられる力の60%で叶えられる程度で十分です。つまり、100点中60点を取れたら十分良い結果だと捉えましょう。
少しでも高い点数を目標にすると、どんどん自分を追い込んでしまいませんか?
無意識に自分を追い込んでしまうくらいなら、最初から60点で十分だと捉えておけば、それ以上の点数が取れた時にはもっと嬉しいと感じられますよ。
自分を責めてしまうマイナス点を、あえて作り出さないように心がけてみましょう。
2.失敗は途中経過
失敗だと、どのタイミングで判断していますか?挑戦して、最初の結果が出てから?挑戦は何度行う予定でも?
考え方によっては、失敗はただの途中経過です。
例えば、理科の実験をイメージしてみてください。試験管に薬品を入れて、色が変わるか変わらないかを実験します。ここでは、試験管に薬品を入れて色が変わるか変わらないかが一つの結果となりますね。
どういう状況で結果が異なるかを調べる実験だとしたら?
試験管に薬品を入れて色の変化を確かめても、それはまだ途中経過です。他のいくつものパターンの実験を行い、その全ての結果を照らし合わせることで、ようやく一つの結果が導き出されます。
人生における挑戦も同じですよ。
そのやり方では叶わなかっただけ、今の自分の力では達成できなかっただけ。それは失敗とは呼びません。経験と呼ぶのです。
自分を非難する言葉で飾るのはやめて、自分を素敵な言葉で飾りましょう。
3.進むペースは『自分』のペース
生まれた瞬間から「周りと一緒に」と教育されていると、つい自分のペースではなく、周りを見てペースを決めているのではありませんか?
そのペース、自分と違っていて歩きにくくありませんか?
進むペースは、人それぞれ違います。周りの人が早ければ、「もっと急がないと!」と焦るでしょう。周りの人が遅ければ、「ペースを落とさないと」と進むペースの遅さにイライラするでしょう。
ペースが違うのだから、それぞれがそれぞれのペースで進めば良いだけなのですよね。
特に、成長速度を周りと合わせようとするのは、おかしいです。肉体も心も、その人だけの唯一無二なのに、成長が同じになるなんてあり得ません。
自分のペースで進んで良いのです。自分が見たいものを見て、進みたい方向へ進み、人生を楽しみましょう。
4.人に頼ってもいい
人生では、困難に直面することがいくつもあります。中でも、自分の力だけではどうにもならない瞬間が、必ずやってきます。
そんな時、誰かに頼ること、選べていますか?
人に頼ることを悪いことだと無意識に思い込んでいる人は、どんなに自分が辛くても苦しくても、「助けてほしい」と言えません。自分が壊れてしまうよりも、人に頼ることの方が悪いことだと思っているから。
けれど、人は集団を作り、社会を形成して生きています。それは、自分には簡単ではないことを、簡単にできる誰かに頼って良くなれると知ったから、支え合って生きることを選んできました。
あなたも、誰かに頼って良いのですよ。
人に頼ると、自分がいかに恵まれているかに改めて気が付くでしょう。そして、頼られた時の幸福感は、頼る前とは比較にならないほど強く大きく心を満たしてくれます。
5.辛い時は休んでいい
自分が辛い状況に置かれた時、無理をして頑張っても苦しさが増すばかりではなかったでしょうか?辛い時、苦しい時ほど考えは偏り、人の優しさや助けがあることにも気が付けないほど視野が狭くなっています。
そんな時は、何をしてもただ辛いばかりです。
辛い時は、休むべき時と覚えてください。
ケガをしたら治療をして、風邪を引いたら治すために睡眠をとります。それと同じように、心が辛い時は休みましょう。しっかりと休まないと、心に元気が満ちていきません。
狭くなった視野を元に戻し、自分には助けを求めたら応えてくれる人達がいることに気が付けるように。心と体を休めましょう。
自分の人生を楽しむ生き方をしよう
思考は、物事をどう捉えるか、どう対応するかを考える基準です。それが偏っていると、生きているのが辛くなりやすいので、自分の思考が生き辛さを作り出していないかを、たまに見直してみてください。
捉え方が変われば、物事の進め方も変わります。それは人生の舵取りのやり方が変わるということです。
自分らしく、楽しさや喜びを見つけられる人生になるように応援しています。
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