「何もしたくない…」ふとそんな気持ちになったら、もう心は限界まで疲れている状態です。
今すぐに休養しましょう。
目次
心の訴えは届いていますか？
毎日を必死に生きていると、ふと自分が必死に頑張っているのかよくわからなくなり、気が付けば「もう何もしたくない…」と悲観的な気持ちを抱えていませんか？
それは、今すぐに休養が必要だという心の訴えです。
「何となく」という言葉にできない感覚は、非常に大切です。言葉にできないだけで、心や体は何かしらの訴えを続けているからです。
しかし、粉骨砕身を美学とする日本では、未だに多くの人が「休むことは甘え」と誤解したままです。休まなければ体は壊れ、無理を続ければ心も壊れてしまうのはわかりきっているのに、そこまで壊れて「やっと一人前だ」なんて言うのですから、おかしいですね。
文化的な風習も問題ですが、一番の問題は、自分でそれをコントロールできないことです。
心や体が休みを欲しがっているにも関わらず、その訴えを無視して頑張り続ければ、自分が壊れてしまいます。他の人からは、その人がどれだけ疲れているのか限界に近いのかはわかりません。本人に聞いてみるしか、わからないのです。それを本人が「大丈夫だから」と言い続ければ、周りはそれを信じるしかありません。
だから、自分の心と体がきちんと働けるように、状態を把握して適切に対処するのが『あなた』の役割なのです。
最近、こんなことを感じていませんか？
「何だか疲れが取れない…」
「何もしたい気持ちにならない…」
「体もだけれど、心が疲れたような気がする…」
それは勘違いでも思い込みでも、甘えでもありません。あなたの心が確かに訴えていることです。「休もう」と。
こうした疲れの原因には、学校や仕事でやることが多すぎたり、対人関係に悩んでいたり、自分の身の回りに変化があったりなど様々なものが考えられます。もちろん一つの要因だけでなく、複数の要因が絡んでいることもあるでしょう。
そんな時は、無理をしても良いことは一つもありません。ただ休みましょう。休むことが、一番の回復方法だから。
１．まず休む
何もしたくない、する気が起きないという時は、もうすでに限界に近いほど疲れを溜め込んでいます。そんな状態では、リフレッシュも効果的ではありません。
まずは、休みましょう。何もせず、ただ休みましょう。
夜はしっかり寝て、朝は起きても何かをする必要はありません。のんびりと何もせずに過ごし、心と体が自然と回復していくのに任せます。
無理に何かをしようとしなくて大丈夫です。
今は、疲れているから何も考えられない状態だということを認識してください。
疲れが取れて、心と体が回復したら、自然と「〜をしようかな」と思えるようになっています。
２．気分をリフレッシュしよう
体を動かす気力と体力がある場合には、体を動かした方がリフレッシュになります。そんな時は、ぜひ体を動かしてみてください。
リフレッシュにおすすめなのは、軽度の有酸素運動です。ウォーキングやジョギングなど、体が温まり、軽く呼吸が弾む程度の運動を行うと、リフレッシュできます。
無理に行う必要はありません。運動してみようかなと思えたら、体を動かしてみてください。
実際に運動して、やっぱり辛いと思えばその時に中断して大丈夫です。自分の状態を把握して、適切な方法に切り替えましょう。
３．暴飲暴食は避ける
疲れから、たくさん食べて飲んで心身を回復させようとしてませんか？一時的な快感や幸福度の高まりは感じられても、それはほんの一瞬です。我に返れば後悔と罪悪感だけでなく、より強い心の不安が襲いますよ。
心が不安定になると、その不安定さをどうにか安定させようと、たくさん食べることで不安を埋めようとするケースがあります。食事をとる行為には、不足を埋めるという一種の快楽があるからです。
しかし、その快楽は食事中から食事の直後までのわずかな時間しか持ちません。とんでもない量を食べてしまったことへの後悔と、体型が崩れる恐怖、体内のバランスが崩れることで訪れる心のさらなる不安定さが、しばらくの間続いてしまうのです。
だから、心の疲れを癒そうとして、たくさん食べること・飲むことは避けましょう。
心の訴えは『あなた』の悲鳴
何となく感じる気持ちや感覚は、あなた自身でも気が付いていない本当の思いを、心が訴えてくれています。
その声を、受け取ってあげませんか？
辛い時には辛いと言っていいし、疲れた時には休んでも良いのです。
心が訴えてくれる声に、耳を傾けましょう。
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