仕事や結婚、趣味など、人生を彩るジャンルには様々な項目がありますが、幸福度に最も強い影響を持っているのは『人』です。
今一度、あなたの対人関係を見直し、今ある辛さや苦しさを解消してみませんか？
目次
人生の悩みの大半は『対人関係』にある
生きていると悩みはいくらでも湧き出てきますが、その悩みの大半は『対人関係』が原因です。それくらい人との関わり方は、人生に大きな影響を与えています。
仕事やプライベートなど、人生の幸福度を測る様々なジャンルがありますが、人の幸福度に最も大きな影響を与えているのは、『人』です。人とどう繋がるか、どう関わるかを間違えると、どんなにそれ以外が恵まれていても幸せだとは感じられません。
例えば、仕事量がとても多く、まとまった休日はまともに取れない会社に勤めていたとしても、周りで働く人達との関係が良好ならば、仕事を辞めたいと思う人はとても少ないです。
逆に、仕事に達成感や充実感があっても、一緒に働く人達との関係が険悪だと、離職率はとても高くなります。
いわゆるブラック企業は、一人が担当する仕事量が尋常ではなかったり、サポート体制や教育もなしに仕事を単独で任されたり、色々とおかしな部分はありますが、共通しているのはその点だけではありません。
立場の弱い人にミスを押し付け、功績を奪い合い、他人を蹴落とそうとする関係性が構築されている点です。
誰かに無碍に扱われたり、身に覚えのない罪を被せられたりすれば、誰だって心を病むほど悩んでしまうでしょう。
その対人関係から生まれたイライラ・モヤモヤした気持ちは、別のどこかで発散するか、心の中に抱え続けることになります。もし、それが別の誰かへの八つ当たりとなってしまったら、良好な関係性まで壊してしまうのです。
また、悩みが深くなれば集中力を欠き、仕事でミスが増えるなどすれば、仕事への意欲や自信まで失ってしまいかねません。あらゆることが悪循環に陥ると、生きているのが辛くて当然ですよね。
だからこそ、誰と一緒に過ごすか、どう関わっていくかは人生を左右する決断ともなるのです。
あなたが今一緒にいる人達は、自分が一緒にいたいと望んだ人達ですか？無理をして、「一緒にいなければならない」と関係を継続しているだけの人はいませんか？
自分の人生に影響を与えるのは『人』。その『人』を選ぶ基準を考えてみましょう。
１．プライベートな付き合いをする人は選ぶ
日本では、仕事を神聖視するあまり、家庭や個人を犠牲にしてでも仕事や仕事関係の対人関係を優先させなければならない風潮があります。昔の古い思考ですが、今もまだその思考に突き動かされる人は多いです。
周りの同調圧力に逆らえず、仕事がプライベートにまで侵食されていませんか？
例えば、休日に上司からの呼び出されたり、取引相手のプライベートな行動に付き合わされたりなど、ひと昔前まではよくある光景でしたが、減ってきているとは言え、まだまだ根強く残っている風潮です。
プライベートは、心を安心して休ませる大切な時間です。自分の内面を安心してさらけ出せる場です。それを、心を開いてもいない相手と一緒に過ごさなければならないのは、相当なストレスになります。
自分らしくいられる場を、仮面を付けないと会えない相手と一緒に過ごすのはやめましょう。
本音を晒せない相手とプライベートな時間を過ごしても、リラックスもリフレッシュもできません。
２．否定・批判が好きな人とは付き合わない
古くから「言葉には力がある」と信じられてきました。オカルト的な意味合いではなく、現実的に人に確かな影響を与えています。例えば、言ったことが本当になるなど。
これは、人が矛盾を嫌う生き物だからと言われています。自分で何の気もなく「自分はバカだから」と言っていると、脳はその通りに受け止めます。そして、心も同じように受け止めています。ここが重要です。
脳と心が「自分はバカだ」と処理しているため、自分の言動はそれに矛盾しないよう言葉の通りになるように選んでしまうのです。
その気はなくても、それが他人に言われた言葉でも、受け入れた言葉から影響を受けます。
誰かの発言をとにかく否定する人、批判が大好きな人は身近にいませんか？その否定の言葉は聞いている人にも影響を与えているため、接する時間が長くなるほど心に良くない影響を及ぼします。
もしそれが、自分自身に向けられた言葉であれば、その言葉は刃となって心に突き刺さるでしょう。そんな対人関係が、良いものではありませんよね。
３．一緒にいて心地よい人とだけ付き合う
幸福度が高い人は、一緒にいる人を選んでいます。選ぶというと、なんとも冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、自分らしくいられる人と一緒にいようとしているだ毛なのです。
人同士には相性があります。どんなに性格が良いと言われる人でも、相性が合わない人は全く合いません。無理をして一緒にいても、お互いがストレスで疲れ果ててしまいます。
だから、一緒にいる人は選ばなくてはならないのです。
価値観が似ている、好みが近い、笑うポイントが一緒、一緒にいると心地よいと感じるなど、自分の感覚に従って誰といるかを選んでみてください。あなたの周りにいる人達が、心地よい空間を一緒に作ってくれるでしょう。
周りにいる『人』が幸せの輪になる
誰と一緒にいるかを選ぶことは、人生の幸福度を左右する大きな決断です。しかし、一度しか決断のチャンスがないわけではありませんよ。
自分も人も、様々なものに触れて変化し続けています。心地よく一緒にいられる時もあれば、変化して合わなくなることもあるでしょう。
そんな時は少し離れて、距離を置いた付き合いをすれば良いだけです。もしかすると以前のように付き合えるかもしれないし、関係を続けられなくなるかもしれません。
けれど、それはお互いが自分らしくいるための選択です。
あなたの周りにいる人達と一緒に、お互いが幸せになれる関係を築いていきましょう。
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