『思ったように成る』のが人生だとしたら生き辛さは自分が作り出しているのか?

人は自分が思った通りの自分に成ると言われています。
今の自分自身の姿・立場・人生は、『自分が思い描いた通り』ですか?

目次

人は思った通りの人間に成る

人形と矢印の写真

ブッダは「人は自分が思ったような人になる」と言っています。意識無意識に関わらず、「自分は〜だ」と思っていると、その通りの人間に自然と行動や思考が向いていくという意味です。

そうしたら、人生で立ち塞がる様々な悩みや生き辛さは、自分が望んだものの結果なのでしょうか?
もしかしたら、そうなのかもしれませんね。でもそれは、『自分のせい』という言葉で片付けるような意味ではないと、私は考えます。

もしかしたら、自分を成長させて、豊かな人生を歩みたいと無意識が思っているのかもしれません。だから、そのための困難に立ち向かおうとして、挫折して辛さを感じているのかもしれません。
または、自分を『誤った認識で見ている』のかもしれません。

例えば、一週間前に入社したばかりの新入社員だったとしましょう。まだ覚えることは覚えきれておらず、毎日の仕事といえば、先輩社員から仕事の流れを聞くことです。
そんな中で、会議に出席することになりました。果たして、会議の内容を理解することはできると思いますか?

ほとんどの方が「自分にはまだ会議の意味も内容もさっぱりわからない」と思うでしょう。
しかしそれは、自分が『新入社員』という立場に立っているからです。

「新入社員だから、話がわからない」
「新入社員だから、会議の内容がわからない」
「新入社員なら、まだ理解できなくても仕方がない」
こんな風に考えていませんか?

もしこれが課長や部長の立場であったとしたら、事前に資料を読み、下調べをし、その会議で決めるべき内容をまとめていたのではないでしょうか。
そうであったなら、会議の内容がわからなくても仕方がないという思いには至らないでしょう。
これが『自分が思った通りの人に成る』という意味です。

人は、自分に様々な立場の仮面をつけます。会社で働くサラリーマン、誰かの友達または親友、大切な人の配偶者など。その場に合った仮面をつけて、自分を演じています。
それらの全てに『自分は大したことがない人間』が頭についたら、どんな人生になるでしょうか?

平凡、平均以下、特別じゃないなどの言葉で自分を飾ってしまえば、その瞬間にその言葉は自分自身に成ります。そうなるように思考に行動に反映されてしまうのです。そして、それを選んだのは紛れもない自分自身です。

今の人生は、生き辛いですか?
楽しいことは少ないですか?
だとしたら、そうなるように生きているのは、あなた自身の選択かもしれません。

その選択を変えてみませんか?
今からでも、いつからでも人は成りたい自分に成れるものです。「もう遅い」ではなく、「今がチャンス」と考えて、一歩を踏み出してみましょう。

1.あなたは『何者』?

自分は何者か?その意識が変わると、思考・行動に変化が訪れます。上記の例でお話しした新入社員です。

自分を新入社員だと思っていれば、新入社員に相応しい行動を取ろうと思考し、実際に行動します。新入社員に相応しくない行動は無意識に避けたり、必要ないと情報を取捨選択したりもするでしょう。
そうしていくうちに、自分の道を狭めてしまうのです。

けれど、普段から「自分は何者か?」なんて気にしていませんよね。それなのに生き方に影響を及ぼすのか、不思議でしょう。

意識した思考・行動ではないのです。習慣化された思考・行動に刷り込まれているのです。
「自分は大したことないから」「平均にも届かない人間です」など、自虐ネタのように言っていませんか?その言葉が冗談だったとしても、その言葉は言葉の通りに自分に刺さっています。普段のそうした発言・行動が、自分を『何者』かに定めているのです。

改めて、自分は何者に成りたいかを考えてみてください。
どんな自分で生きたいか、どんな自分に成りたいか。

そして、思い浮かべた自分をより具体的にイメージして、その自分を形容する言葉で「自分は〜だ」と声に出しましょう。

2.まずは『〜見習い』から初めてみよう

最初から成りたい理想像を目的に歩み出せる人もいますが、あまりに自分と理想がかけ離れていると、そのギャップがストレスになってしまいますよね。
そんな時は、「自分は〜見習い」と、『見習い』の立場から始めてみてください。

理想の自分を体現するように行動しようとしても、理想に追いついていないと、出来ない部分にばかり意識が向いて、自己否定に走ってしまいやすいです。
けれど、『見習い』とつけることで、多少のミスや失敗を許容しやすくなります。

ただし、いつまでも見習いのままではいけませんよ。いつか見習いが外れ、成りたい自分を名乗る時期がやってきます。それを先延ばしにしてしまうのは良くありません。
最初の期限は一年とし、一年間の見習い期間を思い切って生きていきましょう。

3.世間の『思い込み』は手放そう

「自分は〜だ」と新しい自分の形を決断しましたが、慣れないうちは周囲からの圧力に押し負けてしまいそうになるでしょう。
最も邪魔してくるのは『思い込み』です。

「〜しなければならない」や「〜するのが常識(当然)」といった思い込みは、自由に自分らしく生きようとする人たちの邪魔をします。これらの思い込みを手放すのが重要です。

例えば、「女性は女性らしく。男性は男性らしく」というような性別による『らしさ』の押し付けは、生き方の幅を狭める代表格と言っても過言ではありません。女性だって先陣を切って戦う時もあれば、男性だって繊細な思考をする時もあります。

「〜は〜であるべき」のような押し付けがましい考えは、自由で自分らしい生き方を邪魔するだけです。そんな思い込みは、さっさと手放してしまいましょう。

成りたい自分に成ろう

チューリップの写真

「思ったような人生ではなかった」と思うなら、今から自分が思ったように生きていきましょう。
そのために、『自分が何者か』を決めてみませんか?

人は本来、成りたいような姿に成れて、生きたいように生きられるはずです。
そうしていない・そうなっていないのは、『自分がそう望んだ』からではありませんか?

選択は、いつだって自分が決断しています。
その選択を、自分らしく生きるために行いましょう。

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