何かの選択をしたその一度きりで、自分の中の正解に辿り着けると思いますか?『正解』は人によって違うし、自分自身の中の『正解』も時間と共に揺れ動くものです。一度決めたことに執着することこそ、人生の迷子になってしまう要因ではないでしょうか?
目次
選択のチャンスは一度だけ?
人生を左右する分岐点。そこでの選択のチャンスは、人生でたった一度きりだと思い込んでいませんか?
〜を始めたい。〜をやってみたい。自分を変えたい。生き方を変えたい。たくさんの思いが積み重なって、人はやっと重い腰を上げられます。そして、選択の岐路に立つのです。
今のままの生き方をするか。
今とは違う生き方をするか。
どちらを選ぶかは、その瞬間の自分自身が決断します。
しかし、決断する際にこんな風に思い込んでいませんか?「たった一度きりの人生。たった一度きりのチャンスなんだ」と。
人生は確かに一度きりです。人の一生は、生まれて死ぬ流れの中にあって、それを変えられる人はいません。時間の流れには決して逆らえないのが人間です。
しかし、人生を変える選択は、人生に一度きりしかないものでしょうか?
それは、今まで積もり積もらせた思いの重さから、「こんな重い選択は一度だけにしよう。きっと一度だけしかないはずだ」と思い込んだせいではないでしょうか。
こう思い込む人は、年齢の壁をよく感じるでしょう。
何歳までに〜をしていたい。というような理想像があるために、その年齢を超えてからは、やりたいことがどんどん出来なくなっていくような不安と恐怖にかられてしまうのです。
例えば、50歳を超えても学生になることは出来ますよ。大学の募集要項には、最低限の学力と受験できる最低年齢しか制限はありません。試験に合格をすれば、何歳だって大学生になれるのです。
自分の中にある『出来ない』思い込みの枠を外さなければ、こんなにも自由な世界で、全てにおいて不自由になってしまいます。
自分を縛り付けている思い込みを手放し、自分の心に素直になってみませんか?それだけで、もっと自由な生き方が選べるかもしれません。
1.不自由な『思いこみ』を手放そう
自分を縛り付けている思いこみとは、「こうあるべき」と凝り固まった正義や常識などです。自分の土台にしっかりと組み込まれているため、簡単にはそれが不自由な思い込みであることに気が付けません。
手放すには、まずは気付くことが大切です。
自分の思考の中に「〜するべき」と一般常識のように根付いているマイルールやローカルルールはありませんか?それらの中の多くが、同調圧力などによって作り上げられた固定観念です。たとえ、その思い込みを手放しても悪いことは起きません。
よくある思い込みでは、「女性はメイクをするのがマナー」というものがありますね。メイクをしない女性は、外を歩けないのでしょうか?
そんなことはありませんよね。TPOに合わせてメイクはするけれど、しない日があっても問題にはなりません。
人と会う時にメイクをするのは、身だしなみを整えると同じ意味を含む場合のみです。いついかなる場合でも、女性は外出時にメイクをしなければ、警察に逮捕されるなんてことも、裁判で訴えらえることもありません。
これは「メイクをしなければいけない」という思い込みです。
こういった思い込みは、幼少期から教え込まれてきたルールやマナーだったり、周囲を見て無意識に取り込んだルールやマナーだったりします。
この思い込みを手放しても、何一つ悪いことは起きません。それどころか、今まで制限を受けていた生き方の幅が広がり、もっと自由にたくさんの選択肢があることに気が付けるようになりますよ。
2.心に素直になって選択しよう
思い込みを手放して自由になったら、次は自分の心に素直になってさまざまな選択をしていく練習です。
これまで、さまざまな思い込みに縛られてきた人は、選択肢は非常に少なかったと思います。選べる道が少ないことのメリットは、考える必要がないことです。
考えなくても、選べる道がほとんどないなら、考える前に答えは出ていますものね。
けれど、これからは自由です。今まで視野が狭まって見えなくなっていた選択肢も、選んで良いのです。
そうなると困るのが、どれを選んだら良いかという悩みです。
何かを選べるのは幸せです。自分で好きなものを、自分の責任で選び取れるのですから。
だからこそ、「どの選択肢を一番自分は欲しているのか?」を考えなくてはなりませんよね。
まず最初は、自分の好き嫌いに従ってみてください。選択肢を前にして、心で感じたままに好きな方を選んでみましょう。
そうしてたくさんの選択肢に慣れていくうちに、徐々に考える基準を変化させていきましょう。好き嫌いだけではなく、自分に有益か、自分を豊かにする道かなど。
例えば、辛いことや苦しいことを、あえてやりたいと思う人は少ないですよね。けれど、その辛い苦しい経験を乗り越えないと目的が達成できなかったり、その経験が自分をより豊かにするとわかったら、その選択肢を選ぶ可能性はあります。
心に素直になって道を選び続ければ、そうした視点から道を選べるようになります。
まずは、小さな選択から初めてみてください。
3.何度だって「何が大切?」かを考えよう
さぁ、最後は振り返りです。人生を左右するような大きな選択、人生の分岐点はたった一度きりしかないという思い込みは手放せましたね。ということは、何度だって選択のチャンスはあると気が付きましたね。
何度だって自分の選択基準を振り返って、見直してみてください。
人は生きていくうちに無意識に変化していきます。自分が望む・望まないに関わらず。だから、時々自分の心が何を感じているか、判断の基準が思い描いている先とズレていないかを見直す必要があります。
方位磁石がズレてしまっていたら、地図と照らし合わせても進みたい方角へは行けませんよね。人生の方位磁石は、あなたの心です。
大切にしたいもの、大切にしたい思い、大切にしたい人など、自分の中の譲れないものを思い浮かべてみてください。それが選択する際の基準になります。
人生は一度きり。選択のチャンスは何度でも
人生の選択をするチャンスは、一度きりではありません。生きている時間の中で、何歳になっても何度だってチャンスで溢れています。
自分が「こうしたい!」と思った瞬間こそ、そのチャンスの時だと思いましょう。
人生は何度だって失敗します。それこそ物語の主人公のように、物語のクライマックスに向けた布石をいくつも置いていると思えば、失敗もいつか手に入れる未来に感動を深める要素の一つかもしれませんよね。
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