他人との比較が止められない!自分の『思考』を見直してみよう!

他人と自分とを比較してしまう癖は、止めようと思うほど強く意識してしまいますよね。そんな時は、自分がこんな思考に縛られていないか、見直すところから始めてみませんか?

目次

他人と自分を比較してしまうの理由とは?

花の写真

例えば、小学校の同級生が自分で会社を立ち上げて、ぐんぐん業績を伸ばして、気が付けば大成功を収めていたり、結婚をして子供を育てて、穏やかな家庭を築いていたりする人たちが身近にいると、急に自分が取り残されてしまったような、自分も何か行動しなければならないような焦りを感じていませんか?

そうした焦りは、他人と自分を比較へと走らせて、ますます自分を追い詰めてしまうのです。

行う意味はないとわかっているのに、どうして他人との比較が止められないのか?
それには三つの歪んだ思考や思い込みが関係していると考えられます。

1.世間の常識に巻き込まれていない?

他人と自分との比較が止められない理由の一つには、『思い込み』が関係しています。
思い込みとは、「〜でなければならない」というように、ただ一つの正解がある世間の常識として根付いています。

例えば、「20〜30代で結婚しないといけない」、「就職したら最低3年は勤めないといけない」、「誰にでも親切にしないといけない」などがよくある思い込みです。

こうした思い込みを持っていると、自分の人生がその常識やルールから逸れてしまった時に、「人生を間違えた!」と決めつけ、自分の人生がどこから間違っていたのかを見つけるため、他人の人生と照らし合わせて答えを見つけようとします。そして、間違いを見つけるとそれを責めます。

人生は選択の連続です。日常の何気ない選択もあれば、人生を左右するような選択もあります。他人との比較では、自分が選ばなかった選択肢を他人が選んでいるように錯覚します。
間違った選択なんて、本当はありません。しかし、他人との比較では他人が選んだ選択肢が正解で、自分が選んだ選択肢が不正解だったと決めつけてしまうのです。

何を選んでも不正解と決めつけてしまうなんて、見返す意味なんてありません。ただ自分を傷つけようとしているだけです。

2.憧れの人の人生が自分にとっての正解?

「あの人のようになりたい」と、心から憧れる人がいると、その人の人生を丸ごと模倣しようとしてしまうことがあります。

よく成功者が自叙伝を出版しますが、そこに載っている人生の分岐点や困難への立ち向かい方など、人生の先輩が歩んだ道のりは、読んでいるだけで心が躍るでしょう。
しかし、問題なのは、憧れの人の人生が自分のこれからの人生の正解となってしまうことです。

人生や物事の選択に、正解はありません。けれど、強く憧れる気持ちを持つほど、「その人と同じになりたい」気持ちが膨れ上がります。
同じ道を辿り、同じ選択をしていけば、いつかは憧れの人と同じようになれるはずだと努力しても、決して同じにはなりません。

もし、自分の気持ちと反する選択肢が選ばれていたら、どうなるでしょうか?
憧れの人が選んできた人生が自分にも出来ると思っていたのに、実際には同じ人生を歩めはしません。どこが違うのか間違い探しばかりをしてしまい、自分らしく生きることも難しくなってしまうでしょう。

3.『変わりたくない本当の理由』を正当化するため?

他人と自分との比較は、何も自己否定へと繋がるものばかりではありません。自分の選択の正当性をより明らかにし、安心感を得るためにも比較するケースがあります。
それを行う理由は、『変わりたくない本当の理由』を隠したい、または正当化したいからです。

誰もが先の見えない不安と戦いながら人生を歩んでいます。
「今この選択で良かったのだろうか?」と思う瞬間は何度でも訪れるでしょう。その不安を解消するには、自分が正解であるという答えを見つけなくてはなりません。

自分よりも失敗している(ように見える人)を探しては、自分の人生の方が優れていると感じる行為で、一時的な安心感が得られます。「これで良かったんだ」と。
しかし、こうした不安は次々生み出されるため、他人との比較に終わりがありません。

自分を追い詰める思考を見直そう

池と山と空の写真

他人と自分をいくら比較しても、その結果は二つに分かれます。他人の方が良いか、自分の方が良いかです。
その時の自分が求めている答えになりそうなものでしか、人は比較をしません。自分を卑下したり否定したりしてしまうのは、自分自身の何かに憤りを感じているからではないでしょうか?

優越感を感じたい場合は、安心感を得たいからでしょう。となると、他人と自分を比較する行為は、ただ自分を満足させたいだけということになりますね。

その比較に、意味はありますか?

どれだけ条件を並べて正確に比較しようとしても、他人と自分は別の生き物です。存在が違うもの同士を比べても、自分の人生に活かせる答えが見つけられないでしょう。

それよりも、過去の自分と今の自分をこそ比較してみてください。
一年前とどう変わりましたか?
三年前と今では、考え方や行動に変化はありましたか?
十年前は何をして、どのような夢を抱いていたでしょうか?

自分自身のことを、振り返ってみましょう。

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