砂糖が引き起こす心の不調。食べたくなるけど、食べると悪化する4つの症状

砂糖は昔から人を魅了する力に満ちていました。甘い物は一時の安らぎを与え、イライラやストレスから解放してくれる、そう信じられてきました。

けれど、実は砂糖を摂りすぎると、体と心の不調を引き起こすんです。

目次

 

砂糖は疲労に良い?悪い?

カラフルなマカロンの写真

砂糖は体を動かす大切なエネルギー源です。お菓子やジュースに入っているのはもちろん、日々の食事の中にも多く取り入れられています。今や砂糖ナシの生活は現代人にはありえませんよね。特に激しい運動をする人にとって、糖分はすぐにエネルギーとして変換させる大切な補給食。摂取しないなんて、考えられません。

けれど、摂りすぎは体重増加やお肌の老化に留まらず、心にまで不調をきたしてしまいます。
日常に溢れている砂糖は、「疲れた時に良いもの」として食べていませんか?そのひと口が、体や心に悪影響を与えているとしたら、どうしますか?

砂糖の摂りすぎによって引き起こされる心の不調、主な4つをご紹介します。どれも思い当たる節があるんじゃないでしょうか?

 

1.空腹感が増す

実際にはお腹は空いていない状態でも、砂糖は脳に勘違いを引き起こさせます。その原因となるのが、インスリンです。インスリンという名前は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

インスリンは血糖値を下げる働きをするホルモンです。このインスリンは、血糖値が急上昇した時に一気に分泌され、血糖値を急激に低下させます。それにより、脳はエネルギー不足を感じて「空腹なんだ」と誤った判断をしてしまうんです。

空腹時の甘い物で血糖値が急上昇し、インスリンによって低下させられる。そしたら脳が「糖分を摂取せよ」と命令を下し、さらなる空腹感を出してくる。こうなると、延々と続く糖分摂取サイクルに飲み込まれているような気がしませんか?

 

2.集中力の低下

「疲れた時こそ甘い物を食べて、集中しよう!」と、少し前まで思われてきましたが、実は砂糖の含まれる甘い物を摂取することで、真逆の効果を発揮してしまいます。つまり、集中力の低下です。

甘い物を食べた直後は集中できるかのような気分の高まりを感じますが、30分~1時間もすれば集中力は低下し、再び甘い物を食べたいという執着が生まれます。

 

3.疲労を感じる

集中力の低下と同時に、体には疲労さえも感じてしまうのが砂糖の怖いところです。
どうして砂糖を摂取すると疲労を感じるのかというと、血糖値を下げるという体内の働きが、疲れを感じる原因だとされています。

空腹時に甘い物をひと口食べたくなりますが、そのひと口によって、体内では疲労を感じさせるほどの動きが生まれてしまうということなんです。

 

4.気分を落ち込ませる

甘い物は夢のある食べ物のようで、見た目にも溢れる魅力がありますよね。だから、つい手に取ってしまいたくなるし、食べたくなってしまう物です。
そんな魅力が溢れているのに、摂りすぎると気分を落ち込ませてしまうんです。

気分を落ち込ませる原因は、砂糖をエネルギーとして代謝する為に、ビタミンB1を消費します。このビタミンB1が体内で不足すると、気分が落ち込んでいってしまいます。

 

適量を体で知ろう

お菓子とコーヒーと本の写真

休憩時間に、ほんの少しの甘い物がほしくなりますよね。頑張ったご褒美だったり、楽しみにしていた新作のお菓子だったり。そのひと口が、本当に自分の体が欲しているものなのかを知らないでいると、砂糖はどんどん摂りすぎになっていきやすい食べ物です。

適量を知るには、WHOや厚生労働省が出している基準値を確認するのもいいんですが、できれば自分の体をよく観察して、その上で決めていけるようになるといいですね。

心も体も、客観的によく観察してみると、何が不足しているのか、何が過剰なのか感覚でわかってきます。その感覚は、生きていく上でとても大切な感覚です。他の何か、誰かに頼らなくても、自分のことがわかるようになると、生きるのが楽になっていきます。

自分の体の適量、心の適量がどこにあるのか。まずはそれに目を向けてみてください。数値化された基準は、あくまでも平均値です。自分自身の体は、唯一無二のもの。平均と必ず合致するわけではないことも、覚えておいてください。

WEBお問い合わせはこちら WEBお問い合わせはこちら
\この記事がよかったらシェアをお願いします!/

SNSやってます!

ほぼ毎日更新のSNSアカウントです。心を軽くする情報などをお届けしていますので、よろしければフォローをお願いします!