過去を言い訳に使うのは止めよう。言い訳していると前に進めない

トラウマになるような出来事は、ありますか?
人によっては、話すことさえもできない経験があるかもしれません。

けれど、そのトラウマの全てが、自分で自分を苦しめているだけだとしたら、どうしますか?

目次

 

過去を言い訳に使うと

詰みあがったジェンガの写真

人には実に様々な過去の経験がありますよね。良い思い出と呼べるものから、思い出したくない経験まで。そんな中で今回注目するのは、思い出したくない過去の経験です。

思い出したくない過去には、どんなものがありますか?ひどいことを言われて傷ついたこと、裏切られて人を信用できなくなったことなど。そういった経験のことを、トラウマと呼びます。
トラウマは、同じような出来事を前にすると、上手く立ち回ることができなかったり、動悸がしたりなどの症状を訴える場合もあります。それだけ心に深い傷を負っているという状態なんですよね。

けれど、そのトラウマがあるからこそ、こんな事を言っていませんか?
「このトラウマがあるから、~ができない」

過去の経験の中で、特にトラウマと呼ばれる経験を人は『できない』言い訳に使うようになってしまいます。確かに、トラウマによって苦しさや辛さを感じます。けれど、それを理由に行動できないのは、おかしなことなんです。

例えば、強い恐怖を感じた経験があった時、その経験を回避しようとする時間が長いほど、もう一度同じ経験をすることが困難になります。
逆に、すぐに同じ経験をやってみると、恐怖こそ感じますが、それを乗り越えることは長い時間が経過した場合よりも簡単な場合が多いんです。

トラウマをできない言い訳に使うと、楽なんですよね。行動しなくてもいいという大義名分がつくれたのですから。人はどんな状況にあっても、楽を欲する生き物です。楽ができるなら、成長はそこそこでいいと考えてしまうほど、楽な方へと流されていきます。だからトラウマは、絶好の言い訳材料になってしまうんです。

そして、そのままでは幸せな人生は遠ざかってしまいます。トラウマに自ら縛られ、そこから動かないことを選んでしまいます。「私は~だから仕方ない」と言い訳し、行動しない理由にしているにすぎません。
そんな状態が長く続けば、自信なんて持てず、周りを羨ましく思うだけで何の行動もできない人になってしまいますよね。

では、過去の経験を言い訳にしない為にはどうしたらいいと思いますか?
その為の2つの方法をご紹介します。ぜひ試してみてください。

 

1.別の解釈をしてみる

思い出したくない過去の経験とは、失敗や傷付いた経験ですよね。できれば過去に戻って変えたい経験です。けれど、起きた出来事は決して変えられません。変えられるのは、自分の解釈です。

例えば、丁寧に寝ぐせを直し、髪をセットした日のに、見えない部分の寝ぐせが直せていなかったとします。
会社や学校で周りの人から笑われて、普段は話さない人達にまで笑われてしまいました。

通常ならば、嫌な経験をしたことによって、髪を異様に気にするようになったり、人と上手く話せなくなったり、内向的になっていく原因として解釈してしまいます。
そこで、解釈を変えてみましょう。
普段は話さない人達とまで話すキッカケが生まれました。交友関係を広げるキッカケになったのかもしれませんよね。

解釈を変えてみるというのは、ほとんど単なるこじつけです。けれど、それでいいんです。
そうやって『自分の為になる解釈』をする癖をつけていくことで、物事をマイナス方向に見る癖が減っていきます。そうすれば、自分をより良い変化に導いていくことができるようになります。

自分を行動させない言い訳とするか、自分を成長させる理由として活用するか。それを決めるのは、自分の解釈ひとつで変えられます。

 

2.人に聞いてみる

自分ではどうやっても悪い方向にしか考えられないという人は、人に聞いてみてもいいですよ。人には人の価値観やものの考え方があり、自分では気が付けないことを教えてもらえます。

自分とは全く価値観の違う人に聞いてみると、自分では考えつかなかった解釈を聞くことができます。
普段から仲が良い人は、自分と近い考えを持っている人です。自分と似た価値観を持っている人であれば、すでに自分の出した解釈と似通うことがほとんどですが、普段は避けている人ほど、大きく価値観が異なります。そういう人に聞いた方が、思いもしない解釈を示してくれる可能性が非常に高いです。

 

解釈次第で過去は味方になる

紅葉の写真

もし、過去の経験が未来の自分に大きな影響を及ぼすどころではなく、過去の経験によって未来が決定されてしまうのなら、私達はひとつの間違いも失敗もできない人生に生きているということになります。
たったひとつの間違いで、未来は全てダメになってしまうなんて、そんなことはありませんよね。

過去の経験は、ただ過去に起きた出来事というだけ。それをどう解釈し、未来の為にどう活用していくか、それを選択する権利が人には与えられています。

起きてしまった出来事を恥と思い、自分を卑下する材料にしてしまうくらいなら、それを自分を成長させる材料に変換してみませんか?その違いは、未来に大きな違いを生み出します。
あなたが楽しめる人生、豊かでやりがいを感じられる人生を歩んでいく為に、自分を繋ぎとめる鎖は減らしていきましょう。

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