心と体に無理をさせる言葉「頑張ります」何をどこまで頑張るか決めていないと危険

よく「頑張ります」という言葉を耳にします。誰でも一度は言ったことがあるし、よく言うという人もいますよね。
この言葉、言い続けていると心を壊してしまうかもしれません。

あなたは、何にでも「頑張ります」と言っていませんか?

目次

 

「頑張ります」の呪い

テーブルに広げられた資料の写真

「頑張ります」
人から何かを任せてもらったり、仕事を一人で請け負ったりした時に、この言葉を口にしますよね。期待に応えたいという思いや、自分を成長させたい、結果を出したいなど、様々なポジティブな思いを抱いているでしょう。
けれど、この言葉を繰り返すほど、不調に陥っていく場合があります。

頑張ると言った直後は、やる気に満ち溢れ、必ず成功できるような万能感に満ちています。しかし、徐々に困難が出始めると、頑張ると言った手前、誰かに頼ったり、やり方を変えたりという柔軟性に欠けてしまい、思い描いた成功への道を頑なに守ろうとしてしまいます。

周りから大丈夫かと心配されると、自分が失敗に向かっているかのように感じられたり、周りからの期待に応えたいとプレッシャーを感じたりして、ますます「頑張ります」と言ってしまい、気が付けば「頑張らないといけない」と考えるようになってしまいます。

「頑張ります」と言い続けて無理をすれば、どんどん自分を追い詰めていくだけ。質が悪いのは、自分で頑張ろうと決めたからこそ頑張りたいという思いがあるので、頑張ることから手を抜けないという点です。
あなたはこんな呪いにかかっていませんか?

無理をして頑張っても、あなたの心と体が壊れてしまうだけです。周りの期待に応えたいという思いがあるならば、余計に無理をしても意味はありませんよね。

頑張って無理をしすぎてしまう人には、次の三つを決めてから行動するようにしてみてください。この三つが、無茶な頑張りをしようとするあなたを止めてくれます。

 

1.限界ラインを決めておく

自分の力を把握できていてもいなくても、ここを限界とするというラインを決めておきましょう。限界を先に決めておけば、無理をしている時に手を止めると考えることができます。

例えば、早朝から深夜まで休みなく頑張らなければならなくなったり、ケアレスミスが一日に何回も起きたり、人との約束を忘れがちになってしまったりなど。
客観的に見てわかる状況を限界ラインとして決めておけば、無理をして頑張っている自分に気が付き、足を止めることができます。

 

2.イライラ・くよくよは無理のサイン

感情面からも限界だとわかるサインが出されます。それは、イライラやくよくよといった感情です。
何でもない小さなことにイライラしたり、くよくよしたりしていれば、それは心が限界を迎えているサインです。頑張ることを止めて、心を休めましょう。

ちょっと疲れているだけなんて思わずに、思い切って休んで頭の中を空っぽにしてください。そうすることで、脳が整理され、心は安定を取り戻せます。
どうしても時間がとれない時は、寝る前の時間だけでもリラックスできるように、環境を整えてみてください。

 

3.必ず休む

「頑張ります」と言ってしまうと、つい「達成するまで頑張らなきゃいけない」と、いつの間にか思い込んでしまいませんか?
周りの人達だって、休みなく頑張れなんて言いません。そんなことを言う人は、人でなしなので耳を貸す必要もありません。

頑張った分だけ、必ず休みが必要です。脳も体も心も、しっかりと休養をとることで長く活動することができるんです。休みなしに頑張っても、短い期間で動けなくなってしまいます。

週に一度は必ず丸一日の休みを入れて、疲れた心と体と脳のすべてを癒してあげてください。

 

無理な頑張りはするものじゃない

海から見る日の出の写真

自分の限界を超えてまで、頑張り続けても心や体を壊し、周りの人達にイライラをぶつけてしまうだけで、良い事はありません。それよりも、周りを頼りながら自分ができることをやっていく方が良いと思いませんか?
頑張りすぎは、もうやめましょう。

あなたが頑張りすぎを止めようとしても、周りから「頑張って」と言われることもありますよね。
すでに十分に頑張っている人が、周りの人から「頑張って」と言われて感じることは、「自分の頑張りでは認めてもらえない」という自己否定の考えです。
けれど、周りの人達はあなたの十分すぎる頑張りを知っていません。あなたがどれだけ頑張って踏ん張っているかは、あなたにしか感じられないからです。

だから、周りの人達の「頑張って」は、その言葉とおりには受け取らなくてもいいんです。「いっぱい頑張っているみたいだけど、無理しないようにね」という意味も含んでいると考えてみれば、素直に受け入れることができませんか?

「頑張って」と声をかける人は、頑張っている人にかける言葉をそれ以外知らないという場合もあります。頑張っている人を見て、「その努力が叶うといいね。あと少しだよ」という思いを伝えたい、それを伝える言葉が「頑張って」以外に見つからなければ、その人は限界を超えて頑張っている人に対して、「頑張れ」としか言えません。
だから、人の言葉を深読みする必要はないんですよ。

あなたが頑張ってきたことを、一番知っているのはあなた自身です。
自分の頑張りを認めて、力や手間を抜いてみてください。
きっとその方が、伸び伸びと力を発揮できるはずです。

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