つい嫌味を言ってしまう。嫌味を言う心理を知って嫌味を止めよう

嫌味を言ってしまった時、あなたは何を思っていますか?

つい嫌味を言ってしまう人の心理から、嫌味を言わないようにする方法をご紹介します。
嫌味を言っても、誰も幸せにはなれないことを知ってください。

目次

 

どうして嫌味を言ってしまうのか?

胸に差した赤い花の写真

嫌味って、言う方はその場ではすっきりするかもしれませんが、後になってから「どうしてあんな事を言ってしまったんだろう」と頭を抱えてしまいますよね。言われた方も、嫌な気持ちになって、後々まで長引くほどに両者の関係が悪くなってしまいます。

嫌味は言葉にした分だけ、誰かが必ず嫌な思いをしてしまう、なんのメリットもない行為です。それなのに、つい嫌味を口にしてしまう人はどうして黙っておけないんだと思いますか?

嫌味の言葉の中には、隠された気持ちがあります。それは、相手への嫉妬だったり、妬みだったり、自分の状態に気が付いてほしいというサインだったりと様々です。

自分にはできないと諦めていた事に自分と同じ立場の人が成功したら、「自分にだってできる」と言いたくなり、その対抗心や嫉妬心が嫌味となって現れます。
または、何気ない日常会話の中で、自分だけが辛い状態にいると感じた時、周りの人達にそれとなく気が付いてほしくて、つい嫌味を口にしてしまいます。

けれど、嫌味を言えば、「ひどいことを言ってしまった」と落ち込み、自己嫌悪に陥ってしまいますよね。「言ってわからせなきゃならなかったし」と嫌味を正当化したとしても、自分の性格が悪い方に歪んでしまうだけ。嫌味は何の利益も生みません。

ひと言に嫌味と言っても、嫌味を言う人には三つのタイプがあります。
ひとつ目は、思ったことを言わないと気が済まないタイプです。
このタイプの人は、自分が何よりも優先される存在として認識していて、人のことを見下していたり、自分以外に興味が薄かったりします。
人に興味がないので、嫌味を言って相手が気分を害しても、何も感じません。嫌味を言ってしまうことに悩まないので、解決しようがないともいえます。

ふたつ目は、マウンティングしたいと考えているタイプです。
意識的にか無意識にかは分かれますが、どちらにしても周りの人達よりも自分が上だと思っていて、周りにもそれを周知させたくて仕方がありません。
けれど、相手の気持ちも理解できるので、「言ってしまった」と後悔する気持ちもあります。それでも言わずにはいられず、言ってしまった自分の嫌味を正当化してしまい、より対人関係を悪化させてしまいます。

最後は、考えるより先に口に出てしまうタイプです。
その言葉が嫌味になることに、言ってしまってから相手の表情を見て理解します。思わず、ついというタイプですね。
相手をバカにしているわけでも、マウンティングしようとしているわけでもありません。ただ考えるより先に口に出てしまうだけなんです。自分でも反省や後悔を繰り返しつつも、反射的に口にしているので、どうしたら止められるのか悩んでいます。

あなたはどのタイプでしたか?
もし嫌味を言ってしまう自分を変えたいと思うなら、次の三つのステップを試してみてください。
誰にとっても良い事のない嫌味、やめる為の一歩を踏み出してみましょう。

 

1.唇を噛む

考えなしというわけではないのに、思いついたら口に出してしまう人は、唇を噛む癖をつけてみてください。唇を噛んでいると、声を発する時には噛んでいる唇を開かなければなりませんよね。そのひとつの動作が、思わず嫌味を言ってしまう瞬間を防いでくれます。

自分が喋る前にワンクッションあるだけで、考えてから声に出そうとする意識が働きます。つい嫌味を口に出してしまう人には、効果的な方法です。

あまり強く噛みしめすぎると、血が出ることもあるので、噛む力は加減してくださいね。

 

2.言われた人の立場になって考えてみる

嫌味を言いたくなる気持ちの裏には、劣等感や嫉妬心、不満などの気持ちが隠れています。言えば、自分の気持ちを相手にぶつけることには成功しますが、言われた方はどんな気持ちになるでしょうか?声を出す前に、それを考えてみてください。

もし、「嫌な気持ちになるだろうな」とわかれば、その場だけでも言わないでおこうという気持ちになれます。モヤモヤした気持ちをそこで消化はできませんが、不意に出たひと言で人との関係性を悪化させない方が、お互いにメリットが大きいですよね。

 

3.どうして言いたいのか考えてみる

嫌味の裏には隠された気持ちがありました。嫌味の言葉しか頭に浮かんでいない時は、その気持ちが全く見えないこともあります。だから無遠慮に嫌味を言ってしまうんです。
そこで、自分の気持ちを深く意識してみてください。

どうしてその嫌味の言葉を言いたいと思ったのか。
その嫌味を生み出した気持ちはどういう気持ちなのか。
本当はその人になんて言ってほしかったのか。
本当は自分はその人になんて言いたいのか。

嫌味の言葉そのままが、あなたの気持ちの真実ではないはずです。自分自身にも隠している気持ちに気が付くことで、本当はどうしたいのかを知ることができます。

 

嫌味は言われた方も言った方も辛い

蔦の写真

嫌味は、言われた方も言った方も、どちらにも心に傷をつくります。

気持ちが抑えきれなくて、自分でもいけないと理解できるのに、つい口にしてしまう嫌味。思いがけずに口から出てしまい、相手も自分も深く傷ついてしまいますよね。
誰にとっても良い事がない嫌味は、言わない方がいいけれど、嫌味を言わないようにするだけではなく、どうしてその嫌味な言葉が思い浮かんだのか、心の中にある本当の気持ちに気が付かないと、嫌味はいつでも口から飛び出してしまいかねません。

嫌味を言おうとしている時、あなたの心は平常ではありません。何かに不満があり、不安があって、それをどうにか発散させたくてモヤモヤした気持ちを抱えています。
その気持ちが何なのかを知れば、嫌味を言うのではない対応に辿り着けるはずです。

嫌味を言っても、何も解決はされません。
あなたの心に隠れている気持ちを見つけましょう。それが、モヤモヤした気持ちの解決に一番近い道になります。

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