批判されても心まで傷付けさせない方法

2021/08/27

どんな名画であっても名曲であっても、偉業を成し遂げた成功者に対しても、必ず批判の声はあがります。批判されない人は世界中のどこにもいません。

あなたは、自分の意見を批判された時、どんな対応をしていますか？
反論していては、あなたの心までも傷ついてしまいます。反論以外の対応を考えてみませんか？

批判されるのは普通のこと

考えに考えた意見や、いつもしている行動を批判されるのは、とても辛いですよね。まるで自分のすべてが否定されたかのような強い言葉が心に刺さります。
けれど、どんな人であっても必ず批判はされるものなんです。

それがわかりやすいのは、ニュースサイトやYouTubeです。コメントや評価の高低を匿名で残せるので、たくさんの人が自分の意見を示しています。
自分が気に入った音楽や動画、自分と同じ意見を述べている記事をのコメントを見てみると、そこには必ず低評価や反対意見が書き込まれています。

どんな良い物であっても、良い人であっても、それを良しとしない人は必ず存在するんです。
ならば、批判は空気が存在するのと同じくらい当たり前にやってくるものではないでしょうか。

批判されるのは、自分のどこかが悪いから。と思っているなら、その考えは当てはまっていません。何をしても批判はされるのですから、批判されない方が異常なんです。
あなたがいくら批判されないように細心の注意を払っても、あなたの意見や行動を目にした誰かは、必ず批判をしてくるでしょう。匿名の世界ならなおさらです。

では、批判されることが当たり前なら、批判された時の対応は重要ですよね。対応を間違えれば、面倒なことになるのは目に見えています。

人は批判されると、つい相手を言い負かそうと反論します。
けれど、批判に反論するのはよくありません。

まずは、批判された時のことをよく考えてみてください。
批判された場合、あなたは何かを失いましたか？心は確かに傷ついたかもしれません。けれど、物質的な何かを失ってはいません。そして、批判の言葉を投げつけられただけで、現状は何も変わっていないんです。

ここから反論すれば、心の傷はもっと深く広くなっていきます。相手を言い負かそうとする口論では、お互いの人格否定に行きつくことが多いからです。

では、反論しなければ？
あなたの対応を変えることで、あなたの心が傷つかないように批判に対応する方法を考えてみましょう。

批判されたどうする？

批判された時に、どう対応するかによって、精神的ダメージが変わります。
まず、批判には二つのタイプがあることを知っておいてください。

ひとつは、自分の糧になる批判です。
自分では気が付かなかった視点からの声です。これは厳しい言葉であることもありますが、自分には見えていなかっただけに、とても貴重な意見ともいえます。
「貴重な意見をありがとう」と返してもいいし、「そういう意見もあるんだね」と返してもいいですね。相手の意見を一度は受け入れる姿勢があることを見せると、それ以上の口論に発展することを防げます。

ただし、あまり相手に反応を返しすぎてもいけません。最初は指摘程度だった批判が、調子に乗ってひどい言葉を投げつけてくる人もいるので、返事は短く一回で十分です。

もうひとつは、僻みや妬みからの批判です。
あなたの成功が妬ましく、羨ましく思うからこそ、ひどい言葉をぶつけてきます。その言葉には何の意味もないし、何のメリットもありません。聞く価値もないといっても過言ではありませんね。
この批判に対しては、何も返してはいけません。

僻みや妬みの批判の言葉は、一切聞かなくて大丈夫です。「羨ましいんだろうな」と思って、相手の言葉を受け取らない姿勢を示しましょう。相槌やひと言でさえも返さないでください。
僻みや妬みは、言い換えれば悪口です。悪口は受け取らないのが一番の対処法であることは、別の記事にも書いたとおりです。
（詳しくはこちらを読んでみてください：【言葉で攻撃してくる人への対処法は『何も返さない』ことだけ】）

大切なことは、あなたを傷つけようとする言葉を一切聞かないということです。
あなたの糧になる部分だけ取り出して、あとは全て聞かなかったことにしてしまいます。時には、こんな子供っぽい対応が一番心を守りやすいこともあるんです。