自分の気持ちを、うまく言葉にできないとイライラしますよね。
そんな時ほど、相手に「察して」や「わかって」と自分勝手な思いを押し付けてしまいやすいものです。
あなたの気持ちを言葉にする練習をしてみませんか?
目次
気持ちを言葉にする練習をしてみよう
あなたは、自分の感じた気持ちを言葉にして相手に伝えることができていますか?
多くの人が、本当の気持ちを隠して、建前の当り障りない言葉で取り繕っていますが、それを続けていると、だんだんと自分の気持ちが自分自身でもわからなくなってしまいます。やがては、自分の気持ちを言葉にすることもできなくなるかもしれません。
特に、人と上手に会話することができないと感じている人は、相手の言葉や態度ばかりが気になってしまい、自分の気持ちに意識が向けられていません。
意識が向けられていないものを、上手に相手に伝えることは難しいですよね。
気持ちは目には見えないもの。だからこそ、言葉にして表現しないと、自分の外に伝えることができません。
人と接するのが苦手と感じているのは、もしかしたら、自分の気持ちを表現するのが苦手だからではありませんか?だとしたら、自分の気持ちをまずは表現してみる練習をしてみませんか?
人と会話しながら自分の気持ちを伝えてみようとするのは、いきなりでは難易度が高いですよね。気持ちを表現する練習を三段階に分けて、あなたの中にある気持ちを形にしていきましょう。
1.紙に書き出す
まずは自分の中にどんな気持ちがあるのか、どんな気持ちが湧いたのかを紙に書き出してみてください。
気持ちをうまく言葉にできない人は、何かの出来事に直面した時、気持ちが混乱していたり、癖になっている対応をしてしまったりで、自分の中にある本当の気持ちをその瞬間に表現することができません。
だから、まずは自分の中にある気持ちがどんなものだったかを、後から書き出してみます。「あの時はどう感じていたか」を紙に書き出して、自分が何を感じていたのかを言葉にして表現します。
頭で考えているだけでは足りません。言葉という形にして、目で見て、「自分はこんな気持ちになっていたんだ」ということを、改めてしっかりと認識してみてください。
2.声に出す
次は、書き出した気持ちを声に出してみてください。
書いた内容をそのまま読んでみて、じっくりと自分の気持ちと向き合います。そうしたら次は、出来事が起きた時に言葉にして言えるように、実際に起きた出来事の流れに合わせて、声に出して練習してみましょう。
まるで演劇をしているかのようですが、それでいいのです。その状況の時に、気持ちを声にして表現するという練習です。
気持ちを表現できない人は、萎縮してしまって口が動かないことがほとんどです。まずは練習で、口を動かし、気持ちを言葉に、言葉を声にできるようになっていきましょう。
3.間をおいてから言葉にする
最後は、その場で気持ちを言葉で伝えます。
何かの出来事に直面した時は、凍り付いたように動けなくなってしまう癖がついているでしょう。けれど、何度も気持ちを表現する練習をしていれば、自分の中にどんな気持ちがあるのか、声には出せなくても見つけられるようになっているはずです。
気持ちさえ見つかれば、あとはそれを言葉で相手に伝えるだけです。
反射的に感情的に、乱暴な言葉をぶつけては意味がありません。あなたの中にある気持ちを、相手に伝えたいだけなのですから。人を傷つけるような言葉はいりませんよね。
感情的になっていたら、深呼吸をゆっくり三回繰り返し、少しだけ間をおいてください。そうしたら、落ち着いて気持ちを言葉にすることができます。
繰り返せば身に付けられる
最初はできないと思い込んでいても、何度も練習することでできるようになるものもあります。人を説得するや納得させる話し方は、高い技術が必要ですが、自分の中にある気持ちを伝えるのに、高い技術は必要ありません。
ほんの少し冷静になって、自分の中にある気持ちを言葉にする時間があればいいだけ。
今、それができないというなら、自分の気持ちに蓋をしてばかりいたのではないでしょうか。「自分なんて」と卑下していませんか?
自分を蔑ろにしていると、周りからもそういう風に扱われるようになってしまいます。
自分の気持ちを表現しないと、「何を言ってもいい人」として扱われるようになってしまいます。
あなたの周りにいる人達に、あなたが何を感じて、どういう気持ちを抱いているのかを伝えましょう。
気持ちを伝えれば、相手はあなたを理解することができます。
同じように、相手の気持ちを聴けたら、あなたは相手を理解することができます。
人と上手に接するには、自分の気持ちを伝えることから始まります。
あなたの中にある気持ちを、隠すのではなく表現してください。
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