人と自分の違いを知ろう。違いがわかればイライラしにくい

対人関係で一番悩ましいのは、自分と人との違いを受け入れられないことです。
違いはあるものと理解し、納得できれば、人が自分とは違うんだということを受け入れることは、それほど難しいことではなくなります。

では、どうやって受け入れていけばいいのでしょうか?

目次

 

イライラするのは『違い』にあり

猫の写真

対人関係で悩みを持つのは、自分が気にしている部分を相手が同じように気にしてくれなかったり、自分が「当たり前」と思っていることを、相手はそうだと思っていなかったりなど、考え方や受け捉え方の違いが発端となる場合が多くはありませんか?

近しい人。自分を理解してくれる人。そう思っていた相手から、まさか自分と同じではない部分を見つけてしまうと、心は反射的にイラっとします。そのイラっとした気持ちは、疑問となり、相手を試すような行動をとらせ、自分と同じかそうではないのかを判断しようとするのです。
そんな試し行動をとられると、相手もまたイライラしてしまいますよね。

自分が絶対の正しい基準ではないと、言葉では理解していても、心では理解し、納得しきれてはいません。
だからこそ、人に自分の価値観を押し付けてしまい、お互いに意地を張って引くに引けないケンカへと発展してしまうことがあります。

あなたにも、そんな経験はありませんか?
発端となった違いは、本当に些細な出来事なのに、なぜかそれを許す心の余裕を失ってしまうこと。
相手との仲が親しいほど、違いによるイライラは発生しやすくなるのです。

自分と人との違いを見つけた時、どうしたら感情を波立たせることなく受け入れることができるようになるのか、今回はその手順をご紹介します。ぜひ試してみてください。

 

1.違いを拒絶するのは本能だと知る

自分と人との違いを見つけた時、それを反射的に嫌悪する気持ちが湧いてきます。
これは、本能によるものです。まずはそれを知っておきましょう。

人は、自分と似ている人を好きになる傾向があります。食べ物の好みや趣味、考え方や価値観などが同じもしくは似ていると、自分の考えや嗜好は正しいのだという証明を得られ、そしてその相手は自分を肯定してくれるだろうという安心感を得ます。
だから、自分と似ている人を好きになるのです。

その逆に、自分と違う人は、自分を否定する可能性があり、そしてその違いによって自分の身が危険に晒されるかもしれないと無意識に判別してしまいます。
これにより、相手の言動の中に自分と違う部分を見つけると、嫌悪感が湧いてくるのです。

この最初の感情、これは本能が引き起こしています。けれど、まだモヤっとした感情で、はっきりと「あの人が嫌い」と決定させているわけではありません。

心にモヤっとした感情が湧いたら、「これは違いを見つけて本能が報せる反射的な信号なんだ」と理解しましょう。そうすることで、無意識の内に相手を試すような行動をとったり、より違う部分を見つけようとする行動を抑制することができます。

 

2.違いの良い面を観察する

自分と人と違う部分、それは個性と呼ぶものです。
個性は誰にでもありますよね。無いということはありえません。誰にだって独特の個性があり、それに良し悪しなんてありません。
ということは、一見すれば悪い面に見えていても、良い面は必ずあるものではないでしょうか?

物事を一方向からだけ見て判断するのは、悪い癖です。色々な方向から観察して、良い面も悪い面もあるものだと知り、良い面に意識を向けられたらどうでしょうか。
イライラすることは減り、「そういう見方や考え方もあるのか」と自分に新しい考えが芽生えるキッカケになってくれますね。
違いを知った瞬間は、新しい発見の瞬間でもあります。

 

3.時間をかけて受け入れる

人は自分とは違う部分が必ずある。そう思っていても、なかなか受け入れられないということもあるものです。長い間、親しい仲であった相手ならば、突然知ってしまった小さな違いに、大きなショックを受けてしまう場合もあります。

そんな時でも、違いの良い面を見て、まずは心を落ち着けましょう。
そして、すぐに受け入れられない自分自身を許してあげてください。

人は変化に弱いものです。すぐに順応できる方が凄いのです。
自分にはなかった部分を受け入れることは、時間をかけることを心がけてください。
何日も何週間も、何か月でも時間をかけて、ゆっくりと自分の中にその違いを受け入れるスペースを作っていきましょう。時間をかければ、心に受け入れる余裕がつくり出されていきます。

 

違いは個性。個性は魅力

青空と木の写真

自分と人の違う部分。それはその人の個性であると同時に、自分自身の個性でもあります。自分と違うからといって、全てを拒絶してしまうのは、個性を拒絶するのと同じこと。

受け入れられない個性もあるでしょう。けれど、一度はその個性を受け入れてみようと試してみてください。もしかしたら、新しい発見へと繋がるものかもしれません。

そして、拒絶される心の痛みは、辛いもの。無意識であったとしても、誰かを傷つけてしまわないように気を付けたいですね。

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