自分を変える簡単な方法は『環境』を変えること

2021/10/20

自分を変えたい、成長させたいのに、何度やっても気がつけば振り出しに戻ってしまう経験ありませんか？
それは、あなたの努力のやり方ではなく、今いる環境のせいかもしれません。

環境を変えて、自分を変えやすい場所へ行ってみませんか？

人は環境で変わる

「自分は～な人になりたい」や「こういう理想の自分になる」といった風に、自分が成長していく方向を目指しています。
けれど、自分の内側だけで考えているその思いは、外側からくる刺激にとても影響を受けやすいものです。

誰かの何気ないひと言。
親や友達の価値観。
職場や地域での古い風習。
これらは、外部刺激のほんの一部です。けれど、目や耳にすれば、気にならないということはありませんよね。その度に、理想像は揺らぎ、時には理想に近付こうとする努力を諦めてしまうこともあります。

人は、環境から与えられる影響で、簡単に自分を変えられてしまう生き物なのです。

例えば、こんな経験はありませんか？夢見た仕事に必要な資格を取得する為に、時間を惜しんで勉強していると、そんな姿を見た友達が食事に誘ってくれました。一度は断りましたが、友達の方は納得しない様子です。
友達は、勉強を理由に食事の誘いを断るあなたにこう言います。
「たまには休んだ方が絶対いいよ」
そう言われると、たまには休んで友達と過ごす時間を持とうかと考えたのではないでしょうか？

誘いを断って勉強する、時には休んで友達と遊ぶ。どちらが正解ということはありません。ここで重要なのは、勉強しようと決めていたはずなのに、友達の何気ないひと言でその予定を簡単に変えた行動です。

難しい内容を勉強しているなら、根を詰めて勉強するというよりも、自分が決めたペースを守りながら理解を深めるようなスケジュールを進めていく方が、勉強の効率はいいでしょう。
そのスケジュールを一度でも崩そうものなら、「今日は休みでいいか」という甘えが生じやすくなってしまいますね。

同じような誘いがあった時、その誘いを断れるかどうかを想像してみてください。一度折れてしまうと、同じことが起きる度に心は揺らぎやすくなります。
人はこういった外からの影響を受けて、簡単に自分の意志を曲げてしまうのです。

理想を抱き、目標を掲げても、その度に折れていたら、理想には辿り着くことはできません。
自分を変える為には、自分の外にある環境を変えることが何よりも重要なのです。

住む場所、仕事環境、関わる人

変えることで自分自身を影響を与える環境は、主に三つあります。
住む場所、仕事環境、関わる人です。

自分がどれだけ強固な意思を持っていたとしても、周りからの影響を完全に避けることはできません。意識無意識に関わらず、自分の外側にあるものからの影響は絶えず受け続けています。
その中でも、先程の三つは特に大きな影響を与えているものです。

住む場所を変えれば、地域特有の考え方や文化の違いを知ることになるでしょう。
仕事を変えれば、上下関係の在り方や、全く違う組織を体験することになるでしょう。
そうして上記の二つを変えていくと、自然と関わる人達が変わっていることに気がつきます。交友関係が変われば、あなたの考え方は自然と変化し、周りの人に染められていきます。

自分を変えたければ、自分が「なりたい」と思う人達の中にいることが最善の方法です。
たとえ交友関係を変えたとしても、住む場所や仕事環境が変わらなければ、自分を変えるのは非常に難しくなります。

その為には、引っ越しや転職がおすすめとされます。
住む家や仕事を変えるのは、簡単ではないという人もいますが、自分自身の人生に影響を与えている環境が、今の環境で良いかどうかを考えてみてください。

今の環境に満足し、そのままで理想や目標に到達することができるならば、無理に変える必要はないかもしれません。
けれど、今の環境に不満があり、変わろうとする自分に「変わらなくてもいい」という甘えを押し付けてくる環境であれば、そこに居続ける意味はあるでしょうか？