人は怒りたくて怒っていますが、それでも怒らないで済むなら、怒らないで穏やかな自分でいたいとも考えています。
コントロールできない怒りに振り回され、怒ってばっかりの自分を嫌いになってしまう前に、怒りやすい環境にいないかをチェクしてみませんか?
目次
怒りやすさは環境も影響している
ふと自分を振り返ると、「こんなに怒りっぽくなかったのに」と思うことはありませんか?昔は穏やかな性格をしていたのに、なんだか最近は様々なことに怒ってばかりいると感じたら、環境を疑ってみてください。
怒りは、自分自身が作り出した感情のひとつです。その感情が意志を持って人を支配することはありえません。
自分が望んだからこそ、怒りという表現をしているのです。
けれど、怒りやすい環境にいてしまうことで、より怒りっぽくなってしまっていることが考えられます。
あなたは怒りやすい環境に身を置いていませんか?
次の四つに当てはまるなら、あなたは怒りやすい環境にいます。思い当たるものはあるでしょうか?
1.睡眠不足
睡眠不足は病気のリスクを上げるだけではなく、感情の起伏も激しくなります。特に理性を働かせなければいけないような場面では、普段ならかけられるブレーキが全くかからないという場合も。
ほんの一日の睡眠時間では、それほど影響を感じたことはないかもしれない人でも、数日や数週間の単位で睡眠不足が続けば、その状態にまずはイライラしてしまいますよね。そんな時に激しい怒りを感じたら、抑えられる気持ちも抑えづらくなってしまいますね。
2.ルール・規則に厳格
ルールや規則に厳しい人は、自分にも人にも厳しい傾向があります。真面目で正義感が強いと評価される人達です。そういう人たちは、曲がったことが大嫌いで、完璧でありたいという欲求があります。
定められたルールがあれば、守るのは当たり前で、それに違反するなんて異常だとしか考えられません。けれど、現実的にはルールに忠実であるのが難しい場合もありますよね。
そんな時に、他の方法を考える余裕がないと、すぐにイライラしてしまいます。
3.ストレスが多い
日常の小さなストレスは、怒りを溜め込むにはうってつけの材料です。小さすぎるストレスだからこそ、改善のために行動するという気にはなれず、毎日のようにそのストレスを被ってしまいます。
一回に受けるストレスは小さいものの、それが積み重なれば怒りを爆発させるには十分な燃料となるのです。
自分の中に溜め込んだストレスの発散対象として、無関係の誰かに八つ当たりしてしまうことがあります。怒りを吐き出すキッカケになってしまっただけなのに、そこまで怒らなくてもと周りが思うほどの怒りをぶつけてしまうのです。
4.ネガティブ思考
過去に起きた事を、いつまでも引きずってしまうネガティブ思考は、ストレスを溜めやすい性格をしています。物事への考え方が、自己否定や他責思考なので、それによる不安や不満が人よりも強いのです。
人への恨みを抱えていると、怒りの理由を探すようになってしまいます。どこかに怒りをぶつけるポイントはないか、という視点で物事を見ていれば、いつでも簡単に怒りをぶつけることができますね。
自分が楽になれる環境へ
上記にあげた環境は、自分の意志で変えることができるものばかりです。あえて怒りやすい環境に身を置いておく必要はありません。自分が楽に生きられる環境へと、変えていきませんか?
睡眠時間やストレスは、職場や居住環境を変えることで、ルールに厳格であることやネガティブ思考は、思考を変えていくことで叶いそうです。
全ては、自分の意志ひとつ。「やってみよう」「変えてみよう」という気持ちが、全てのスタートです。
怒り皺ではなく、笑い皺を増やしていける人生を送りましょう。
あなたの人生が、楽で楽しいものになりますように。
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