怒りは厄介な感情だと思っていませんか?
けれど、その感情を抑圧するのは危険な考えです。
怒りに振り回されない人になる為には、その偏った思考こそ変えていきましょう
目次
怒りとは?
あなたは、どのような時に怒りを感じますか?
人は、自分の思い描いた通りにいかないと、すぐに怒りという感情でそれを表現しようとしてしまいます。その根本は、『自分を守りたい』という欲求からくるものです。
例えば、人に何かを頼んだ時、その結果が望んだものではなかった場合、怒りを感じることがあるでしょう。「頼んだ通りにしてくれればいいだけなのに」と思い、時にはそのまま相手に注意すらする場合もあるのではないでしょうか。
それは、自分にマイナスの状況が降りかかりそうだから、それらから身を守る為に怒りの感情を湧き上がらせ、行動に移しているのです。
怒りは、不安や心配、悲しいなどの感情を元にして燃え上がっています。主張したい気持ち、相手に伝わってほしい気持ちの表現方法として、『怒る』という行動を選択しているだけなのです。
伝えたい気持ちを伝える手段は、実は他にもあることに気がついている人は少ないでしょう。それほど『怒る』という行動は簡単で、相手にぶつけやすいものだからです。
けれど、怒りの感情はぶつけやすくても、相手にとっては難解そのものです。なぜ怒っているのかがわかりづらいこともあれば、怒りの原因を誤解されやすく、正しく気持ちを伝える手段としては最悪と言ってもいいくらいです。
まずは、その怒りを抑える方法を身につけてみませんか?
怒りに振り回されていた人ほど、怒りをコントロールする自分なんて想像できませんよね。そんなことは不可能だとさえ考えるかもしれません。
けれど、人は成そうと思えば成せる生き物です。
瞬間的に頂点に達する怒りを鎮める三つの方法をご紹介します。ぜひ試してみてください。
1.黙って待つ
怒りは一瞬で頂点に達するほど、素早く高ぶる感情です。実際には、自分がそうなるように選択した行動の結果ではあるのですが、ここではその説明は省きます。詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。【その怒り。本当に怒るべき事?『怒り』には別の目的がある】
瞬間的に頂点には達しますが、怒りの感情そのものはすぐに収まる感情なのです。
そこで、まずは黙って待つ時間を作りましょう。
相手の行動や言葉に反応せず、怒りが頂点から降りてくるイメージを想像してみてください。怒りのメーターが徐々に下がり、感情が落ち着くのを待ちましょう。
2.自分を客観視
怒りに振り回されない為には、自分を客観視する視点を持つことです。
自分自身を客観視するのは、難しいですよね。そこでこんなイメージをして、客観視してみてください。
今いる状況をそのままイメージし、その少し上、上空からその状況を観察している自分自身をイメージします。
まるで霊体になったかのように上空から現場を観察する自分自身は、その場では第三者です。誰の立場にも立てる自分から、自分自身を客観視してみましょう。
3.深呼吸する
深呼吸は、余計な力みを抜き、気持ちを落ち着ける効果があります。怒りが湧いた時だけでなく、悲しみや辛さを感じた時にも試してみてください。
ゆっくりと空気を吸い込み、ゆっくりと吐き出します。
吸い込む時は、清浄な空気が体に入っていくイメージで、吐き出す空気は体にある悪いものを出すイメージで行ってみてください。
最初は3〜5秒の間隔で吸って吐いてを繰り返し、徐々にゆっくりと長く深呼吸していきます。ゆっくりと長い深呼吸ができるようになる頃には、怒りはだいぶ落ち着いているはずです。
まずは気持ちを落ち着けられるように
怒りという感情は自分ではコントロールできないものかのようで、とても厄介に感じられますよね。けれど、その感情の根底には、あなたが抱えている不安や不満など別の気持ちが隠されていたり、『〜するべきなのに』という固定観念が隠されていたりします。
自分で自分を押さえつけていて、苦しくないはずがありませんよね。
怒りは、あなたの中にある感情が外に現れただけのこと。ですが、怒りという感情ではなくても、気持ちを伝える方法はたくさんあります。それこそ、怒るよりも正しく伝えられる方法が。
怒りに振り回されていた自分を変えましょう。
正しく気持ちを伝えられるように。不安や不満を解消できるように。
その為に、まずは気持ちを落ち着ける方法を身につけ、怒りに振り回されない自分になってください。
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