普段、どんな休日を過ごしていますか?
体力回復に努めて、どこにも出かけずに家にいたり、考え事をしないように全力で体を動かしたり。人によって過ごし方は様々ですね。
今回は、私が実践して一番リラックス、自分リセット、そしてやる気回復に効果のあった休日の過ごし方をご紹介します。
目次
休日の過ごし方で翌週のモチベーションが変わる
休みの日はどのように過ごしていますか?
平日に限界まで働いている人は、休日には昼過ぎまで寝て、起きてからも部屋から一歩も出る元気もないと感じているのではないでしょうか。
けれど、一日中部屋の中にいると、やる気や食欲、意欲が低下して休日が終わっていきませんか?
夕方近くなると、「もうこんな時間か」と溜息をついているのではないでしょうか。
その休み方では、心をリラックスさせることも、自分をリセットすることも、やる気を回復させることもできません。
私が実践して1番効果のあった休日の過ごし方をご紹介します。ぜひ一度試してみてください。何もしなかった休日との違いを実感できますよ。
1.自然の中をひたすら歩く
健康のために一日一万歩は歩くといった健康法がありますが、そこまで歩く距離や歩数を気にしなくて大丈夫です。好きな場所を歩いていると、時間が経つのも忘れて、気がつけば思った以上に歩いています。
自然の中は、心を落ち着かせてくれる色や音に溢れています。色づく花々や木々の緑、季節で変わる空の高さや色、風が揺らす葉の音、それら全てがストレスの中にいたあなたを何にも縛られない世界へと解放してくれます。
耳を澄ませて聞いてみてください。風が何を揺らしているかを。
視野を広げて見てください。芽吹こうとする蕾があることを。
視線を上げて見てください。空の青さや雲の移ろいを。
感じる瞬間までそこにあるとは気が付かなかった自然が、感じようと意識を向けた瞬間に、あなたの中に存在します。
その存在は、乱れた心を落ち着かせ、張り詰めた神経をほぐす助けとなってくれるでしょう。
ゆっくりと歩いて見て回ってください。自然の中にいるだけで、あなたの心は癒されていきます。
2.好きなものを食べる
栄養は心と体を健康に維持する為に、とても重要な要素です。しかし、普段から気を遣っているならば、たまには羽目を外してみませんか?
食べたいと思ったものを、心ゆくまで堪能してください。
心と体が正常であれば、不足した栄養やエネルギーを補給しようと脳が指令を出します。不足した分が体内に満たされれば、自然と満腹を感じられます。
一つだけ注意点をあげるとすれば、一度にドカ食いをしないように食欲をコントロールしてください。
まとめて食べようとすると、満腹中枢が刺激される前にドンドン体内に食べ物を詰め込んでしまい、満腹感より先にお腹が苦しくなってしまいます。満たされたと実感する前に食べすぎるのは危険です。
朝昼夜の3食、そして数回のお茶の時間を設け、その時々で好きなものを食べてみてください。
遠慮することなく好きなものを、じっくり味わって食べられる幸せを噛み締めると、心がほぐれていくのを感じられます。思わず笑みがこぼれませんか?
一人で味わうのものいいし、大切な人と味わうのもいいですね。
3.考えるのをやめる
ミスや失敗をしないように努力を重ねても、人はミスもするし失敗もします。完全に回避し切ることは不可能です。そうは言っても、ミスすれば落ち込むし、失敗すれば周りに迷惑をかけてしまったと気が気ではありませんよね。
やっと休める瞬間になっても、自分の失敗経験を思い出し、頭を抱えてモヤモヤしていませんか?わざわざ思い出さなくてもいいのに、休みになった瞬間に思い出してしまいますよね。
思い出すたびに自分を責め、今度は責めた自分を非難してしまうの繰り返し。それでは、心も脳も休まりません。
そんな時、「自分はなんてダメな奴なんだ」と考えるのではなく、考えること自体をやめましょう。
反省や改善を考える時間は別に作り、休む時はとことん自分を休ませることに専念してみてください。後悔にばかり時間を費やしては、休日なのに全く休めなくなってしまいます。
けれど、何度も思い出してしまうほど気にしているのだから、何かしらの答えを自分に与えなくてはなりません。
そんな時は、「人はミスするし、迷惑だってかけるもの。そんな事もあるよ」と、心の中で唱え、それ以降は思い出しかけても、考えることをやめます。
考えたり反省したりするのをやめると、休みに集中し、自分をリセットすることで、休み明けに行動する気力が湧いてきます。
休み方ひとつで楽になれる
私は以前、休日は「絶対何もしない」と決めて、ただ部屋の中で一日を過ごしていました。そうでなければ、体力を回復しないまま出勤時間を迎えてしまうと考えていたからです。
しかし、何もしていないはずなのに、やる気はドンドン下がっていくし、椅子から立ち上がることすら面倒になってしまう始末。何もやりたくないと考えたまま夕方になり、何もしていない休日の夜にはなぜか疲れ切っていました。
休日の過ごし方を変えたキッカケは、家族と大きな公園に散歩に出かけたことです。
とても広い公園で、芝生ではピクニックをしていたり、遊具では子供も大人も一緒になって遊んでいたり、遊歩道をぐるりと一周するだけでも相当な距離を歩く公園でした。
半日かけてゆっくりと公園内を散策し、季節の花々を見て家に帰ると、適度な疲労感が心地よく感じられました。
驚いたのは、その翌日です。休日明けの月曜日は、いつもやる気も体力も低下した状態でスタートしていましたが、その日はやる気も体力も満ちているのが実感できたのです。
心理学を学んでから、この休日の過ごし方にはちゃんとした裏付けがあることを知りました。
あなたも試しに、ゆっくりと自然の中を歩いてみてください。この感動を、あなたにも体感できますように。
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