『自分を大切にする』って何?具体的な行動に置き換えてみよう

自分を大切にする。
言葉では理解しているようでも漠然としていて、具体的な行動は何をすればいいのか、わからないのではありませんか?

『大切にする』を具体的な行動に置き換えた時、あなたの生き辛さが軽くなるかもしれません。

目次

 

『大切にする』とはどういう状態?

一緒に寝る猫の親子の写真

自分を大切にしてあげて。
よく聞く言葉ですが、ほとんどの人はこの言葉に対して何の疑問も持っていないのではないでしょうか。

『大切にする』その言葉は漠然としていても、イメージがつきやすく、「丁寧に扱えばいいんだな」や「粗末に扱わなければいいんだな」と答えを見つけられます。言葉そのものの意味も、丁寧に扱う様とありますね。
しかし、行き着いた答えもまた、漠然としていることに気が付きましたか?

丁寧に扱う。大切にする。それは一体、具体的にはどんな行動で表されるのかを考えてみると、すぐに答えが見つけられない人もいるでしょう。
具体的な行動が示されなければ、どう大切にすればいいのか、何をしたら大切にすることになるのか、わからないまま「自分を大切にできていない」という挫折を味わう羽目になってしまいます。

あなたは、自分を大切にしていますか?
どんな行動をとっていますか?

大切にする行動、それは自分を愛する行動です。
愛は感情を示す言葉ではなく、行動や状態を示した動詞に分類されていると知っていますか?

自分に愛情を注ぐ、丁寧に扱う、慈しむ。その言葉が示す具体的な行動をご紹介します。
自分への扱い方を、見直すキッカケにしてみてください。

 

1.気持ちを受け入れる・認める

自分に対して、どう行動を示せばいいかわからない人は、自分と対峙するもう一人の自分になりきって想像してみてください。

大切にしてもらえている、愛情を感じられる。そういった感覚を得る代表的な行動は、気持ちを認め、受け入れる行動です。

気持ちには、自分自身の本音が含まれています。心を拒絶されると悲しいですよね。
好きや喜び、楽しさ。悲しい、寂しい、辛い。苦しい、不快など、どの気持ちも認めてもらい、受け入れてもらえたら、そこに『愛』を感じます。

自分自身に示すならば、感じた気持ちを「そういう気持ちを感じたんだね」と受け入れる言葉や抱きしめる姿勢で表現してみてください。
自分に対してだから、頭の中で思うだけに留めている人もいますが、誰かにするように行動で示してみると、思うだけよりも効果があります。

特に辛い気持ちには、落ち着くまで寄り添ってあげましょう。
手を握ったり、胸を撫でたり、あなたがされたら嬉しい行動を自分にしてあげてください。

 

2.否定しない

否定や拒絶からは、愛を感じられません。ひどい場合には自分が生きていることさえも否定してしまいかねないほどの傷を負ってしまいます。

自分を否定なんてしていないという人も、よくよく思い返してみると、何気ない場面で自分の言葉や思考に否定や批判をしている場合があります。
例えば、夕食に肉料理が食べたいなと思ったけれど、健康の為に野菜中心の生活にしなければならないと思い至りました。
その時、頭の中で「ダメダメ!肉なんて食べたらいけない!」と自分の考えや食べたい気持ちを否定しませんでしたか?

小さな否定ですが、気持ちを否定していることに変わりはありません。
そして、小さな否定も回数が重なれば、いつの間にか傷となっていることも。

気持ちを否定する癖がつくと、何にでも否定から入ってしまうようになります。
人との会話で、「でも」や「だって」と言われてばかりいたら、その人との会話が嫌になってしまいますよね。同じことを自分自身にしていると考えたら、どうでしょうか?

 

3.条件なしで味方でいる

自分を大切にする、愛する行動の最後は、自分自身の絶対の味方でいる行動を示しましょう。
『味方』とは、裏切らない、信頼がある、支持・応援してくれる人を指します。『自分自身の味方』でいるには、どういう行動で示せると思いますか?

自分自身の味方でいる行動は、気持ちを認めて受け入れ、否定せずにいること。つまり上記の1、2を実践した結果に辿り着きます。

人から「あなたの味方だよ」と言われても、その言葉が真実かどうかは、実際の行動が伴わないとわかりませんよね。自分自身に対しても同じです。
気持ちを否定しない、裏切らない、拒絶しない、受け入れてくれる、一貫した行動で示してくれる。その経験があって初めて『味方』と感じられます。

誰かの味方でいるには「意見が同じ」などの条件が付けられて初めて味方になりますが、自分自身の味方でいるには、そういった条件は一切取り払います。
「〜じゃないといけない」という風に自分自身を縛り付けた思考を持てば、それは条件付けの味方です。条件に会わなくなれば、敵になってしまう恐怖を抱えてしまいます。

どんな状態の自分でも味方でいるように、まずは気持ちを受け入れ、自分自身の存在を否定しない行動を積み重ねてみてください。

 

あなたはどんな『愛』が欲しい?

花束を持つ女性の写真

愛を表現する行動は、人それぞれ違い、どんな『愛』を欲するかも人によって違います。
たくさんの時間をかけて向き合ってもらえたら『愛』を感じる人もいれば、気持ちに寄り添ってもらえたら『愛』を感じる人もいます。

あなたは、どんな行動に『愛』を感じますか?
人からしてもらいたい愛情表現、それがあなたが自分自身に『愛』を示す行動です。

その愛情が積み重なっていけば、『自分を大切にする』状態へとなっています。

『大切にする』行動は些細なものです。本当に小さな、日常の一瞬の出来事がほとんどです。
そんな小さな行動の積み重ねで、自分を慈しみ、愛情を注ぐことができます。

好きな人に愛を示すように、自分自身にも愛を示してみてください。

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