対人関係を『楽』にする思考・『辛い』にする思考の違い

思い込みは対人関係の構築を困難にさせ、人付き合いが苦手という意識を刷り込ませます。
あなたはやっていませんか?対人関係を『辛い』と感じさせる思考。
その思考を『楽』に変えてみませんか?

目次

 

対人関係の偏った思考

重ね合わせた手の写真

出会う全ての人と、深く親密な関係になれないといけない。そんな風に思い込んでいませんか?
相手の気持ちを思いやれない、助ける行動をとろうと思えない、そんな自分がダメなんだと思っていませんか?
その思考が、対人関係を『辛く』させています。

「〜でないとダメ」や「〜しなければ」の思考は、自分を追い詰める思考であることは、ご存知の通り。そうと理解していても、いつの間にか自分を追い詰める偏った思考に陥っています。
どうしてそうなってしまうのだと思いますか?

元を辿れば、「友達はたくさんいないと恥ずかしい」や「誰とでも仲良くしなきゃいけない」という教育が刷り込まれているからだと考えられます。
小さな頃に教えられたことは、大人になっても簡単に手放せません。無意識の深い部分に根付き、本人ですら自覚がないので、変えようにも『変える』と思い付かないのです。

だから、もし「生き辛い」や「人付き合いが難しい」など感じているなら、少しだけ自分の中の無意識に向き合ってみましょう。心の奥底にある「〜でないといけない」思考が隠れているはずです。
そうしたら、次は新しい思考に入れ替え、自分を追い詰めない楽な対人関係を築いていきませんか?

次の二つは、楽な対人関係を築くための一つの考え方です。
こういう考えもあるんだなと、頭の片隅に覚えておいてください。

 

1.『どちらでもない関係』で良い

偏った思考により、対人関係を「好きか嫌い」の両極端にまとめようとすると、好きでも嫌いでもない人への対応に苦慮することになり、ストレス増大です。
では、どのような関係が『楽』なのか?

嫌いではない。けれど、大好きでもない関係です。

例えば、顔見知り程度の関係をイメージしてみてください。あなたも相手もお互いのことは挨拶する程度には知っています。けれど、深くプライベートの話をしたことはないし、長々話をする間柄でもないような関係です。
会えば挨拶するし、嫌悪を抱くこともありません。特別気を遣うわけでもなく、気負うこともありません。

こんな関係が周りにいくつかあると、いつでも身を寄せるコミュニティがある安心感を得られますし、深い関係ではないので気を遣いすぎることがなく、お互いに気楽でいられます。しかし、一度気が合うとわかれば、そこから関係を深めていくこともできますね。

 

2.『好き・嫌い』に固執しない

好きか嫌いかの両極端に振り分けると、人を見る目が「敵か味方か」になっていきます。けれど、そこに更なる落とし穴があることに気が付いていますか?

好き=味方に分類したはずの人から、もし敵対行動と感じる言動があったら、どうなってしまうでしょうか?
その人に対しての気持ちは一気に逆転し、「もしかしたら他の味方(好き)の人達も?」と疑心暗鬼になってしまうでしょう。

人の態度はいつでも変わるものです。自分自身ですら、たくさんの出来事に触れて変化しています。
また、「好き」であっても「その人の全て」ではありませんよね。好きな部分もあれば、ちょっと苦手と思う部分もあります。
つまり、「好き」だから、絶対に自分を傷つけない相手というわけではないということです。

「好きだから〜」や「嫌いだから〜」だと思い込めば、相手のちょっとした言動に敏感になり、気を抜くことはできなくなります。
精神をすり減らすような関係を築いては、それこそストレスですね。

 

大切なのは『繋がり方』

凍った木の枝と青空の写真

人との繋がりを無理に増やそうとすると、ストレスが増えます。気を遣う相手が増えるのですから。だからといって、「この人数までに抑える」といった制限を設けてもルールから少しでも外れないようにと考えること自体がストレスになります。
縁があれば繋がるし、縁がなければ離れていく。人と接すること、人と繋がることをもっと気楽に捉えてみてください。

大切なのは、ほどほどに繋がっていることです。

好きだから大切にしたい気持ちが湧くでしょう。けれどそれは、「好きだから大切にしなければ」という思考にすり替わった瞬間に、その関係はストレスになります。

自分が気を遣いすぎるのではなく、相手からも気を遣われすぎるのでもない関係は、側から見ればとても緩い関係に見えるでしょう。まさに『付かず離れず』といった言葉のように。

そんな関係が増えると、気楽に接することができる人が増えるということです。
それは、人との関係に「〜でなければ」と思い込んでいないということ。

対人関係の中心は、いつでも自分自身です。
無理をすれば、自分の無理の上に人との関係を築くしかありません。
自分がどうしたいか、自分が楽でいられるかを考えてみましょう。

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