『正解』に執着すると生き辛さが増す。あなたを苦しめる『正解』とは?

物事に、その場の状況に唯一絶対の『正解』を求めていませんか?
『正解』と違う行動をとる人を非難し、怒りを覚えていませんか?

視野を狭めるその思考は、手放せば楽になれるものです。
『正解』を手放して、楽になりましょう。

目次

 

物事に『正解』はあるのか?

虫眼鏡越しの向日葵の写真

科学の発展により、解明されてきた法則はいくつもありますが、人の心は科学でも証明できないことでいっぱいです。特に、『唯一絶対の正解』なんてものは、この世の中に存在しませんね。

けれど、人はその『正解』を求めてやみません。それどころか、自分の中で勝手に『正解』を作り出し、強引に押し付けようとしてしまうのです。
どうして頑なに『正解』を求めてしまうのだと思いますか?

それは、いい子でいようとする心理や、規則・ルール・マナー・常識などと混同してしまうことによって、『正解』を求め、それに従わなければという思い込みが起きているからです。

誰かにとっていい子でいようとして、自分の人生は楽しいものになるでしょうか?
規則やルール、常識などが全てでは、それに合わせられなかった場合は、世界から弾かれてしまうのでしょうか?

唯一絶対の『正解』は、存在しません。
その場での「こうした方が無難」や「こう振る舞えば、怒られない」などの自分の予測があるだけです。

「ただ一つ、これだけが正解」という答えを求めてしまうと、周りが見えなくなり、自分を客観視することもできなくなり、どんどん視野を狭めていってしまいます。
それは、自分で自分の首を絞めてしまっているような状態です。

息苦しさは、いつか隠しきれなくなり、『正解』に従えない自分を抑えなければならなくなります。
それは自分を抑圧する行為、辛く苦しいと感じてしまう行為です。

 

1.色んな考えがあることを受け入れよう

世の中には、たくさんの人がいます。自分が住んでいる地域の中と外でも、考え方には地域性が現れます。それが国まで違うとなれば、もはや文化が違い、考えがまるで違うことがいくつも出てきます。
そして、どれだけ似ている部分を数えようとも、決定的に人は人、自分は自分なのです。決して同じにはなれませんね。

色んな考えがあります。
その結論に至る考えの道筋も、いくつもあります。
それを否定したら、世界中からあなたが否定されているのと同じです。

違うものを排除するのでも、無理やり合わせるのでもなく、ただ受け入れましょう。
「そういう考えもあるんだね」と、受け入れるだけで十分です。
ただ隣にいる人が、その人であることを認めて受け入れたら、あなたの世界から刺々しい苦しさが減っていきます。

 

2.規則や常識に縛られすぎない

規則やルールは守られるべきと考えていますか?
その考え、気付かない内に「守らなきゃいけない」と頑なになっていませんか?

安全や清潔、心地よい隣人との距離感を守るために、規則やルールは作り込まれていきました。いくつもある規則やルール、全てを守りきれている人は、誰一人としていないのではないでしょうか。

だって、誰かが作った枠組みが、世界中全員に合うわけがありません。

本当に守るべきなのは、規則やルール、常識ではなく、それを守ることで得られる安全や清潔や人との接し方です。
規則や常識に縛られすぎて、本当に守ろうとするものを見失っていないか、自分の行動を見直してみましょう。

 

3.潔癖に完璧に考え込んでいないか

何でもきっちりしている状態は気持ちが良いですね。整えられた部屋や、清潔が保たれた街などは、見ているだけで心がすっきりとします。
けれど、それを自分や人に押し付けて、「〜でなきゃいけない」と思い込むのは、人生を生き辛くさせる重石になってしまいます。

誰でも、最初からそこまで思い詰めるように潔癖でいようとはしませんが、その思考はどんどん加速し、気が付かない内に「よりきちんと」「より完璧に」という風にレベルアップさせてしまうのです。

答えが一つしかないなんてものは、あまり多くありません。
もし、何かの出来事に対して「〜じゃないなんて、おかしい」という考えが浮かんだら、潔癖になりすぎていないか、完璧を求めていないかを見直してみましょう。

 

広く物事を見れる自分になろう

草原の写真

物事には、人それぞれの視点でのストーリーがあります。
ある人にとっては正義でも、ある人にとっては悪というストーリーは、街中でよくある光景です。それは、わずかなルールやマナーの違反であったり、常識が異なることで起きた思い違いであったり様々です。

大切なのは、自分の視点だけからで物事を判断してしまわないこと。

広く多方向から物事を観察してみてください。
自分からでは見えなかった何かが見えたら、それはストーリーを大きく変えるものではないでしょうか。
そうしたら、自分の中に芽生えた嫌な気持ちは、そもそも自分勝手な思い込みだったと気づけるはずです。

視野を狭めないで。
それは、あなたの可能性や未来を奪ってしまいます。

色んなものを色んな方向から、見れるようになりましょう。
視点の変換は、立場を置き換えて想像してみるところから始まります。
自分ではない誰かの視点から見てみれば、違う何かが見えてきます。

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