疲れた。しんどい。もう無理。などよく口に出していませんか？
その口癖を続けていると、自分自身を貶めるだけでなく、人が離れていってしまいます。
口癖を変えて、生きることを楽にしていきましょう。
目次
言い訳っぽい口癖はネガティブな意識を植え付ける
人には様々な口癖がありますよね。「最高」や「楽しい」が口癖だと、自分が幸せの中にいることに感謝し、運が良い人間なんだと認識となります。
逆に、「運がない」や「無理」などネガティブな言葉を口癖に持っていると、途端に人生はハードモードとなってしまいます。
口癖がどうして人生にそこまで影響するかというと、脳が言葉をそのまま受け取ってしまうからです。
脳は単純で、自分が発した言葉や人が発した言葉を素直に受け取り、そこに隠された真意を汲みとってはくれません。
例えば、「バカだ」と言われた場合、それが誰に言っているかは関係なく、自分自身のことと認識します。それくらい脳は素直に言葉を受け取ります。
そして、口癖になるほど毎日「バカだ」と言い続けると、本当にそうなのだと自己暗示をかけられ、どんなに高い能力を持っていても、「バカだから」と思い込んでしまい、思考も行動もそれに沿うようにしか生きられなくなっていきます。
ネガティブな愚痴は、その場限りで気持ちを発散する目的やカウンセリングの一環として発するならば問題はありませんが、日常的に耳にする口癖となってしまうと、悪影響が強くなります。
その影響は、自分自身だけに留まらず、周りの人にも簡単に伝染していきます。
職場や学校など、身近な人にこうした口癖を持っている人がいると、その人が関わる人の間でネガティブな話題や言葉が蔓延していませんか？それは、その人の口癖が周りの人にも伝染し、周りの人もネガティブな思考で物事を見るように変化してしまったからなのです。
ネガティブが伝染したコミュニティに属していると、どんどん自分を蝕みます。自力でどうにか這いあがろうにも、周りからかけられるネガティブの圧力は、一人ではどうしようもないほどに重く、そう簡単には跳ね除けられません。
そこで、ネガティブな口癖をポジティブな口癖へと変換して、自分を成長させる糧にし、その良い影響を周りの人にも伝染させてみませんか？
１．口癖を変換
「これもネガティブになるの？」と驚かれる口癖があります。深い意味があるわけでもなく、ただ気持ちを口にしただけの口癖ですが、その一言がネガティブを伝染させる源になるので、次のような言葉が口癖になっていたら要注意です。
- 疲れた
- しんどい
- もう無理
- やりたくない
- ありえない
- 最悪
- 最低
- ヤダヤダ
当てはまる口癖はありましたか？
その口癖、あなたの周りの人もよく口にしていませんか？
ネガティブな口癖が蔓延すると、そのコミュニティが健全ではなくなり、所属する人達の思考や行動に悪い影響を及ぼします。物事の良い面を見れず、悪い面ばかりを気にするようになったり、人の悪口を言い合うようになったりなどはよく見られます。
こんなネガティブな口癖は、ポジティブな言葉に変換して、与える影響を悪いものから良いものへと変えてしまいましょう。
「疲れた」、「しんどい」→「頑張った」
「もう無理」→「全力を尽くした」
こんな風に言葉を変えるだけで、受け取る印象は真逆になります。ポジティブな言葉の方が、自分を鼓舞し、成長へと繋げるキッカケにもなるので、おすすめです。
２．周りの人の口癖も止めよう
脳は、誰に向けられた言葉かまで正しく認識はしてくれません。認知した言葉をそのまま受け取ることに長けている為、本来ならば受け取りたくない言葉まで受け取ってしまいます。
だから、周りの人がネガティブな口癖をしていたら、ぜひ止めてあげましょう。
誰かの口癖が伝染しない限り、コミュニティ内で同じ口癖が蔓延することはほぼありません。自分が所属するコミュニティや身近な人の輪の中で、特定のネガティブな言葉をよく聞くようになったら、その言葉を発している人に言うのを止めてもらい、ポジティブな口癖に変換するよう教えてあげましょう。
どこが発端かは関係ありません。
原因を探しているわけではありません。
ただ、自分や周りに悪影響を与えるものが止まればいいだけです。犯人探しをする必要はないので、「誰が言い始めた？」と追求してはいけません。
ポジティブな口癖も、ネガティブほどではないにしろ、伝染します。良い影響をみんなで受け取れるように、発する言葉には気をつけてみてください。
意識・思考・行動を変えて成長しよう
自分を変えるのは、いつだって自分自身の気持ちです。
「〜したい」と強く願えば、その願いを叶えるための行動を考え、願いが叶うように行動するようになります。
その邪魔をするのが、ネガティブな口癖です。
何かに影響を受けて「自分も変わりたい」と思っていても、事あるごとに「もう無理」や「最悪」なんて口癖を繰り返していると、自分が夢を叶えようとしている行動と思考との間で矛盾が生じ、行動を起こすことができなくなっていきます。
「最高の自分になる為に、頑張っている」と思い、言葉にすれば、行動と思考に矛盾は生じず、また頑張ろうと自然と力が湧いてきます。
言葉には力がある。
言葉は脳や心に簡単に浸透する。
だからこそ、発する言葉は選んでください。あなたが苦しまない言葉を、あなたが人生を楽しめる言葉を。
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