結果にこだわるあまり、『自分らしい生き方』を犠牲にしていませんか?
自分を抑圧して生きるのは、本当に辛くて苦しいです。そんな人生よりも、世間とは違っていても良いから、『自分らしく』『生きやすい』そんな生き方をして、楽になりませんか?
目次
結果ばかりこだわると不幸な思考が植え付けられる
一念発起して、自分を成長させようとしたり、思考を変えようとしたり、人は様々な変化を求めて行動します。
その先に見つめる目標は、『成功』ですよね。
しかし、『成功』という結果ばかりにこだわると不幸な思考が植え付けられやすいので、そんな思考の歪みに注意してみませんか?
自分に変化を求める時、それは今の自分に不満がある時です。「このままじゃ思い描いた人生にはならない」や「将来が不安」など、現状のままでは未来を切り拓けないと思うからこそ、人はその不安を原動力に変えて動き出そうとします。
その際に、もちろん目指す到達点は『トップに立つレベルの成功』ではありませんか?
ある分野でトップに立ち、周りからの賞賛を浴び、経済的に豊かになり、今持つ不安から解放された未来の自分を夢見て、そうなるようにどう行動するかを考えるでしょう。
しかし、そこで結果ばかりにこだわって執着すると、どうなると思いますか?
『成功』という結果でなければ自分の努力は全てが無駄だと思ってしまうでしょう。思い描いた通りに結果が導き出されなければ、そこまでにやってきた事の全てが無意味となり、奮起した自分の気持ちさえも無駄だったと決めつけてしまいます。
目標にもよりますが、叶えるには長い時間を要するものもあります。大きな目標ほど、何年も何十年もかけてステップアップしていく必要があるものです。
結果だけにこだわれば、その間にも成功していく周りの人達を見て焦り、自分の努力では足りないのか、自分にはセンスや運がないのかと考え始めてしまうでしょう。そうした迷いも、『成功』へのこだわりを強める要因です。
自分を変える系の自己啓発には、『人よりも秀でる』ことが最終目標であるかのように語られるものがあります。
よく考えてみてください。本当に『人よりも秀でる』ことが、あなたには重要ですか?
それはただの自己満足の為ではありませんか?
一時的な優越感の為に自分を変えようとしたのでしょうか?
あなたの行動は、本当はどこに向かいたかったかを考えてみませんか?
1.『自分らしい生き方』を考えてみよう
ここで『自分らしい生き方』を考えてみてほしいと思います。
自分らしい生き方と聞いて、どんな生き方を想像しますか?
誰もが同じ答えに行き着くのは、言葉の上での話です。具体的にどんな思考をし、どんな行動をとり、どんな人生であれば『自分らしく』気負わずにいられるのかは、実は人によって千差万別です。
家の中で一人じっくり映画を見ながらお茶を飲むのが好きな人もいれば、大自然の中を体力の限界まで挑むようなアウトドアが好きな人もいます。どちらも『自分らしい』自然な気持ちに従った先の行動です。
『自分らしさ』は、誰かと似せるものではありません。
誰とも似ていなくて良いのです。
大切にするのは『あなたの気持ち』です。
どういう暮らしがしたいですか?
何を周りに置きたいですか?
どんな人達と繋がりたいですか?
その為には、何が必要ですか?
少しずつ自分を変えて、『自分らしい生き方』ができる環境を整えてみてください。
不要なものは自然と手放せます。
必要なものは自然と欲するようになります。
まずは、あなたの素直な気持ちと向き合ってみましょう。
2.今を良くしていく思考への変化
『自分らしい生き方』には、今持っている不要なものを手放す勇気が必要です。つまり、『今を良くしていく』という思考への変化です。
思考には、生まれ育った環境や今いる環境の影響を強く受けています。周りに人の悪口を毎日口にしている人がいたり、ネガティブな発言ばかりしている人がいたりすれば、その影響を受けずにはいられません。
その中で、いつの間にか手にしてしまった思い込みや固定観念はありませんか?
「〜でないといけない」
「〜をするのが普通(当たり前・当然)」
このような考えが思い込みです。
自分の中の一般常識と照らし合わせて、外れているものをとことん嫌悪し、暴力に訴えてでも矯正させたい気持ちにさせますが、その思い込みこそ手放すべきものです。
『今を良く』する為に、思い込みや固定観念は邪魔にしかなりません。なぜなら、変化の前には必ず思い込みや固定観念が立ちはだかるからです。
思い込みや固定観念を、紙に書き出してください。
そこから別の視点でどう思うか、どう感じるか、捉え方を変えることはできるかを考えてみましょう。考えていく内に、思い込みや固定観念が偏った思考だということに気が付きます。
例えば、「夫婦仲を良くする為には、いつも一緒じゃないといけない」と思い込んでいたら、次のような疑問をぶつけてみましょう。
「どうしてそうしたいと思うのか?」
「夫婦が仲良くいる為に、他の方法はないのか?」
「自分達らしい夫婦像では、どんな良い方法があるのか?」
「相手はどんな夫婦でいることを望んでいるだろうか?」
『今』を変えれば、『未来』が変わります。
けれど、変化は少しずつ起きて、少しずつ受け入れられていくものです。
ゆっくりと変わっていくように意識してみてください。
3.『完璧』『人より優秀』じゃなくていい
今の自分を否定してから変化を起こそうとする人の特徴には、完璧な結果や人より秀でた結果を出すことに執着します。
それは、今の自分に強い劣等感を持っていて、自分を崇拝してくれる人が欲しい本音が隠れているからです。
『人から良くみられたい』や『人に認められたい』という欲求は、逃れるのが難しい快楽です。
自分で認められないダメな部分は、誰もが抱えています。自分ではどうにもならない不満があるからこそ、受け入れてくれる人の存在は大きくなります。
「人に認められるような結果じゃないとダメだ」、「人よりも秀でた結果を出さないと認めてもらえない」などの考えがあるからこそ、誰も届かない完璧な結果を求める思いは強くなります。
しかし、完璧な結果を目標にするのは到達不可能な頂に登ろうとする行為です。困難を極めている内に、自信も自己肯定感もすり減らしていってしまうのは明白でしょう。
今の自分を変えたいのは、人に認められたいから。その思考は手放しませんか?
人に認められるのではなく、自分が自分を認めてあげられるようになりませんか?
自分に認められるのは、人に認められるよりも難しいですが、『到達不可能』ではありません。
『完璧』よりも『自分らしさ』や『生きやすい人生』を目指しましょう。
あなたの生き方を考えてみよう
本当の『成功』はなんでしょうか?
気負わず、生きやすく、素の自分のままでいられる人生。そんな人生を送ることが、『成功』ではありませんか?
あなたが思う『自分らしさ』や『生きやすさ』を考えてみてください。
何が欲しいかを考える前に、不要なものを手放すところから考えてみましょう。
スペースが空くと、自然とそこに欲するものが見えてきます。不要なもので一時的に満たされる偽りの欲求から脱し、本当に求めるものを見出せる環境を整えてください。
あなたらしい生き方が見つかりますように。
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