成功者のやり方を真似してみた時、つい考えていませんか?「あの人と同じようにやらないといけない」と。
その思考は、自分を追い詰める危険な思考です。
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人と同じに出来なくても良い
目標を達成させる為、自分なりに方法や道のりを考えてみても、どうにもうまくいかないことはよくあります。そんな時、人はすでに同じ道で成功している人を見て、やり方を真似てみようと試みます。それは間違ってはいない方法です。
ただし、その人と全く同じでなければいけないと、思い込んでいませんか?
誰かのやり方を真似てみるのは、問題や課題を解決・達成するのに良い方法の一つであることは間違いありません。自分では考え付かなかっただけで、自分に出来ない方法でなければ、やってみる価値は十分にあると言えるでしょう。
しかし、その時に気を付けていてほしいことが一つだけあります。
それは、その方法で取り組んだ過程や結果までも、参考にした人と全く同じにならなければいけないという思い込みです。
真似したのだから、その人と同じにならなければいけない。
同じ過程を通らないと同じ結果に行き着けない。
同じように出来ないなんて、自分の方が劣っている。
こんな風に思い込んでしまうのは、とても危険です。
せっかく道を模索しながらも前に進もうとしている最中なのに、人と同じに出来ない自分の力のなさを嘆き、目標達成ではなく、『人と同じ結果を出さなきゃ』という別の目的にすり替わってしまいます。
本来の問題解決や課題クリアではないことで、自分を足止めしてしまうのは勿体無いです。
つい陥ってしまうこの思考の罠を回避する三つの思考を、覚えておいてください。
1.過程・結果が人と同じにならなくても落ち込む必要はない
まず最初に「人と同じ」を意識するのは、やめましょう。
どんなに同じ説明を受け、同じ道具を用意されていても、全く同じ結果になることはありません。どこかズレていたり、違っていたり、人のやることの結果には差があって当然だと認識を改めましょう。
人と同じように出来なくてもいいのです。
自分なりに出来ていれば、それで十分です。
過程や結果で『人と同じ』であることを求めすぎると、本来の目的を見失っていきやすく、気がつくこともなく「人と同じようにやらなきゃ」思考に陥って、本来求めていた目標から遠ざかってしまいます。
「人と自分は違う存在。だから同じにならなくても当たり前」
「本来の目標は〜だから、過程や結果が人と同じになる必要はない」
そう認識して行動していきましょう。
2.自分ができる範囲を見直そう
どれだけ似通った人同士でも、どこかに違いがあるものです。
重要なのは、『自分自身』をきちんと認識できているかです。
人のやり方を真似していると、つい「その人がやったように」と思ってしまうのですが、その人と自分自身とでは、『できる範囲』が異なっているはずですね。その違いに良し悪しはありません。その違いを知って、「自分はどうするか」を考えて、行動や計画を見直しましょう。
- 自分がどうなりたいのか。
- 自分はどうしたいのか。
- 自分には、何が出来るのか。
あくまでも、考えの基準は『あなた自身』です。人のやり方を真似ていても、『あなたがどうするか』を考慮しなければ、思考の罠にはまってしまいますよ。
『自分らしく』生きよう
誰かと同じである必要は、人生にはありません。
『あなた』が考えた人生の地図に沿って歩んでいけば良いのです。
世間という枠から見れば、間違っていると指摘されることもあるでしょう。
けれど、本当に大事にすべきなのは『あなたがどうしたいか』『あなたがどう生きたいか』です。
世間が決めたモデルロールに沿う必要はありません。あなたの生きたい道を、生きたいように進んでみてください。本当の自由や楽しさは、自分で決断した人生の中にこそ見つかるものです。
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