悪口陰口が止まらない!悪口を言う人の心理状態は?悪口から逃げる方法は?

どうして人の悪口や陰口を言い合って、楽し気に笑っていられるのでしょうか?とある部屋の一角で、そんな風景を目にしては考えさせられます。
人が悪口を言う時、どういう心理状態なのか知っていますか?

目次

 

悪口を言う人の心理

スマホを持つ女性の写真

どうして人は誰かの悪口を言うのでしょうか?わざわざ言わなくてもいいような小さな出来事を取り上げて、声を大にして言うのは、どうしてなのでしょうか?
それには、次のような目的があると考えられます。

注目を集めたい
自分を見てほしい
自分を認めてほしい
その気持ちが歪み、悪口を言うという行動に走らせています。悪口を言う人とは、心に寂しさや傷を抱えている人が多いんです。それを隠す為に、これ以上傷つかない為に、悪口という武装で先制攻撃しているようです。

心に傷があるならば、攻撃的になんてならなければいいのでは?と思うかもしれませんが、悪口を言う人には『注目を集めたい』という心理も働いています。それはなぜだと思いますか?
人の強い本能として、人から認められ、受け入れられ、大切にされたいという欲求が基本にあります。それが人から注目されるということ。
そして、一度、誰かの悪口を言ったことによる充足感や快感を得たことで、再び同じように悪口を言って、満足しようとしてしまいます。

なぜ悪口なのでしょうか?話して注目を集めるならば、何も人の悪口を言わなくてもいいと思いますよね。確かにその通りなんですが、悪口はもっとも知恵を使わずに注目を集められる話題なんです。
不良と呼ばれる人達が、なぜ暴力行為をしたり、騒音を出したりするかわかりますか?暴力、騒音などの迷惑行為は、すぐさま人の気を引き、注目を集められます。負の感情に問いかけることは、簡単に人の関心を引けるからなんです。

けれど、迷惑行為では自分が悪者になってしまいます。そこで、誰かを悪者に仕立て上げて悪口を言うという行動を選びます。悪口を言う行為は悪い行為とされていますが、『グチを吐いているだけ』であれば、一概に悪いとは言い切れませんよね。そういう言い訳を用意して、自分自身に周りの人達に「悪口を言うことは正しい」と言い聞かせます。

悪口を言って逆襲されては困りますから、対象はよく吟味されます。
自分よりも立場の弱い人、自分には逆らわなさそうな人、自分の立場を負い落しかねない危険な人、そういった人達を対象に悪口を言い始めるんです。
自分の立場に対して、どうこうする権力を持っている人や、自分よりも明らかに強い人には決して表立っての悪口を言いません。なぜなら、それは自分自身を危険に晒してしまうから。それでは本来の目的である注目を集めたり、充足感や満足感を得ることができなくなってしまいます。

 

悪口には際限がない

先程も書いたように、最初は小さな輪の中でぽつりぽつりと言うだけだったのが、徐々に人の輪は大きくなっていきます。すると簡単に注目は集まり、話して共感を得るという快感ももたらされます。
こうして、『悪口を言う=一時的な充足感』ができあがりました。

別の記事で【3つの幸福】についてお話しました。その時にあった『ドーパミンで感じられる幸福』には、実はこの悪口を言うという行為も含まれるんです。
だから悪口には終わりがなく、根も葉もない内容が出たり、重箱の隅をつつくような内容が出たりするんですね。そうやって話を大きくして、周りから得られるリアクションを高めようとします。それが無意識に行っているのですから、人というものは凄いなと思いますよね。

 

本当は誰だって悪口を言いたくない

Mac-Airとスマホの写真

悪口を言っている人達を見ると、実に楽しそうに笑っているので、心の底から性格が歪んでるんだろうなと思われるかもしれませんが、誰一人として心の底から悪口が楽しいと思っているわけではないんです。

悪口を言う人の心理状態は、傷ついていたり、孤独感に悩まされていたりしている状態にあります。自分自身の現状が認められず、どうにかしたいという強い気持ちが安易な行動に出させた結果、それが悪口だっただけのことなんです。誰も好きで悪口を言っているわけではないということを、まずは知っておいてほしい。

自尊心を守る為、自分の立場を守る為、自分の心を守る為。自分が壊れてしまわない為に、悪口を言うことで安定を保とうとしています。その行為こそ悪いものではあったけれど、行為の理由は誰にでも思い当たるものではないでしょうか。

 

対向する?逃げる?悪口に同調しない為に

山頂から見る日の出の写真

だからといって、悪口を言っている人を擁護してばかりはいられません。火の粉が降りかかるのは御免です。
悪口を言い合っている現場で、もしも同意を求められたら。あなたは自分の意見を言うことができるでしょうか?多くの場合は、その場しのぎで同意しても、心の中では違うと思っているでしょう。けれど、一度でも同意してしまえば、相手にとっては悪口仲間です。次から次に悪口の道へと引きずり込まれてしまいます。

悪口を言い合う為に時間を費やしたくない、人の悪口に同意したくないという場合には、どうすればいいのでしょうか?できれば穏便に済ませたいですよね。
ここでは、悪口に同調せずに済む3つの方法をご紹介します。『自分だったら』という状況を想像して読んでみてください。

 

1.物理的に距離をとる

悪口を言うのは、至近距離の近さがないと言えません。そこで、物理的に距離をとることが一番効果的な回避法になります。

悪口を言い合う場は、日常の中にあります。お店の前や街角、職場であればトイレや給湯室、更衣室など。その場所に絶対近付かないということはできませんよね。そこまでしなくても、大丈夫です。
悪口を言い始めた人がいたら、すばやく用事を済ませるか一時的でもいいので、その場からすぐに離れます。そうすると、悪口の同意を求めてこられることから回避できますね。どんな人でも、さすがに追いかけてきてまで悪口を言うというのは異常です。そこまでしてきたら、それはまた別の対策が必要でしょう。

 

2.質問で返す

悪口を言っている人は、必ず相手からの同意を求めます。その時にどちらとも言えない返事で濁したいのに、相手は明確なYES/NOを聞くまでは止めません。
そんな時の方法のひとつとして、質問で返してみましょう。

例えば、こんな会話パターンがあるとします。
「あの人、性格悪すぎ!本当に嫌!もう最悪だよね?」
「性格最悪なの?」
「そうだよ!だって~~~~」
こんな風に、相手に喋らせるだけ喋らせてしまえば、あなたが明確にYES/NOを言うタイミングは消えていきます。けれど、この方法は会話をしているという点で「同調しているはず」と受け取られてしまう可能性があります。特に周囲からは悪口を言っている人の傍で話を聞いているだけで、同じものだという認識で捉えられてしまいます。あまり長居せず、タイミングを見計らって距離をとるのが一番ですね。

 

3.嫌な気持ちを伝える

最後の方法は勇気がいりますが、非常に高い効果があります。一度言ってしまえば、二度と悪口を言い合う場に誘われることはありません。それは、悪口を言うのは嫌だと伝えることです。かなり勇気のいる方法ではありますが、確実な方法です。

言うならば、悪口が始まった直後がいいでしょう。十分に話を聞いてから「実は嫌なんだ」と言ってしまうと、相手の怒りの矛先がこちらに向いてしまいます。
悪口が始まったらすぐに「そういう話はしたくない」と、はっきりと伝えます。できるだけ感情的にならず、短く言い切りましょう。

 

悪口は不幸の証

夜の街の写真

人がなぜ悪口を言うのか?傷ついていたり、寂しがっていたりする気持ちの表れだと書きました。それは相手が自分は不幸だと感じているということにほかなりません。自分が一番不幸だと感じているから、悪口を言って気を晴らして、自尊心を守って、自分の立場を守っています。

不幸でいる自分が悲しいのに、周りの人達は幸せに見える。それが許せなくて、悔しくて、恥ずかしくて。だから、誰かを同じ不幸の穴の中に引きずり込みたくてしかたないから、悪口を言って貶めようとしています。
自分より不幸な人を増やせば、自分が一番不幸ではなくなる。幸せそうに笑っている人を見れば、八つ当たりをして顔色を曇らせたくなる。そう考えているから悪口を止めることができません。

こうして改めて悪口を言う人の心理を考えてみると、ただただ不幸なんだなとわかります。本当に幸せな人は、誰かの不幸を笑いません。人の不幸を数えることをしません。
自分を不幸だと思うなら、悪口を言うよりも幸せになるように行動する方が、何倍も良い未来になります。私達の幸せは誰かの不幸の上に成り立つのではありません。私たち自身の努力という行動の上に成り立っていることを忘れないでくださいね。

WEBお問い合わせはこちら WEBお問い合わせはこちら
\この記事がよかったらシェアをお願いします!/

SNSやってます!

ほぼ毎日更新のSNSアカウントです。心を軽くする情報などをお届けしていますので、よろしければフォローをお願いします!