人に優しくしすぎて、自分のことが蔑ろになっていませんか?
もし、心が『しんどい』と感じることが多かったら、自分にも優しくしているか、日頃の行動を振り返ってみてください。
そして、もし自分に優しくできていなかったら、人への優しさを自分にも向けられるようにしてみませんか?
目次
その『しんどさ』はあなたが人に優しいから
心がしんどくなってしまう人は、それは自分を犠牲にして周りの人のためにと動いてきたから。
つまり、それはあなたが優しい人だという証拠でもあります。
けれど、しんどくなってしまうのは辛いですよね。どこかで楽をしたいけれど、頼まれると嫌とは言えず、つい無理をして頑張ってしまいがちになります。
例えば、「断ったら、この人が辛い思いをするんだろうな」と想像したら、断ることが選択肢から自然と外れてしまうのですよね。同じように「自分が頑張らなかったら、周りに迷惑をかけてしまう」とも思ってしまいやすいから、ついつい自分の力以上に頑張ってしまうのですよね。
あなたが優しい人だから、周りの人も困った時はあなたに頼めば何とかしてくれると、縋ってくるのでしょう。
けれど、そのまま頑張りすぎてしまっていたら、あなたはどうなると思いますか?
無理をすれば、体に不調が現れます。
無理をし続ければ、心にも不調が現れます。
体と心の不調を無視してまで頑張ってしまったら、限界を超えた心身は壊れてしまうだけです。
壊れてしまった心身は、回復するのが容易ではありません。数年や十数年もかけても、元の状態には戻せないし、そこで費やした時間も取り戻せません。
生きることは、人と関わり、支え合っていくものです。
常に一方的に頼られるばかりでは、最初は嬉しくても、徐々に辛さの方が増していきます。
あなたが優しい人であればあるほど、辛さを感じても心身が壊れる直前まで頑張り続けてしまうのでしょう。
その優しさを、『自分』にも与えてあげることはできませんか?
1.無理に自分を変えなくていい
人に優しく接することのできるあなたは、きっと周りの人から頼られる存在なのでしょう。そういう自分自身が好きで、頑張ることも嫌いではないのであれば、無理にそんな自分自身を変える必要はありません。
一つだけ実践してほしいのは、数を減らしましょう。
例えば、日に10個のお願いを聞いていたなら、それを7個や8個に抑えてみてください。もしくは、「ちょっと無理すればできるだろう」と思ったお願いを断ってみてください。
いきなり人からのお願いを全て断ることなんて、できませんよね。今までそうやって生きてきたのだし、人を助けることは良いことでもあるので、良いことをやめるというのは心がついてきにくいでしょう。
けれど、そのままではいつか『あなた』が壊れてしまうことを忘れないでください。
そして、あなたが壊れてしまうことを周りの人は決して望んでいないことも、覚えておいてください。
今の優しいあなたのままで、少しだけ自分にも楽ができるように調整してみるだけ。
いざという時のために、余裕のある状態を常に作っておくよう心がけてみてください。
2.『自分』を『人』と同じレベルで優しくしよう
人に優しいあなたはそのままで、無理に変えることはありません。
ただ、あなたの中の『自分自身』の優先度を、他の人と同じレベルに上げてあげましょう。
いつも泥をかぶる人が決まっているなんて、悲しいと思いませんか?もしそれが、あなたではなく他の誰かだったら、あなたは考える間もなく、その人を助けに走っているでしょう。
その優しさを、自分自身にも分けてあげてください。
意識するのは、いつも周りの人にしているような優しさを『自分自身』にも向けてあげることです。
例えば、周りの人が疲れていると思ったら、一粒のチョコを差し出してみたり、悩んでいるなと思ったら、声をかけてみたりしますよね。それを自分自身にもしてあげてください。
疲れているなと感じたら、お茶を飲んで休んでみたり、悩み事があったら信頼できる人に話してみたり、人に向ける優しさを自分自身にも向けるように心がけてみれば、きっと少しずつ自分にも優しくするやり方を覚えていけます。
そうしたら、自分だけがしんどくなるのではなく、周りと適度に支え合える関係になっていけるでしょう。
きっと弱音を吐かないで頑張るあなただから、周りの人はあなたに頼られることがありませんでした。けれど、あなたが弱音を吐いてくれたら、周りの人は喜んであなたを助けるために動いてくれます。
まずは、自分の声(本音)を聞くことから始めてみてください。
疲れた、休みたい、〜がしたい、〜はやりたくない。そんな本音を引き上げることに慣れていきましょう。
あなたの優しさを『自分』にも与えてあげよう
どんな優しさであれ、自分を犠牲にしてまで人に優しくする必要はありません。絶対的に揺るがない優先順位の一位は『自分自身』です。
それは、自分がまず幸せで心に余裕がなければ、周りの人を助けることも幸せにすることもできないから。
幸せは神様が与えてくれるものではないから、人との関わり合いの中で見つけていくものだから、自分ばかりを犠牲にしてしまっていたら、相手の人も幸せを見つけることができなくなってしまいます。
お互いに、頼られる喜びと頼れる人がいる安心感を分け合いましょう。
あなたを頼る人がいるように、あなたに頼られたいと思う人もいることに気付いてあげてくださいね。
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