『出来ない』ことを『出来る』ようにするために、最初から難しいステップを用意していませんか？それでは挫折するリスクが高くなるだけです。
まずは『簡単に出来ること』から始めるのがコツです。
目次
『出来ない』からこそ挫折する！
誰もが『挑戦』と聞くと、今現在の自分には達成不可能なことや不足している部分を伸ばすというイメージを持っていませんか？
それは、『出来ない』を『出来る』に変えようとする行動ですが、今までずっと出来なかったことが、挑戦したからと言ってすぐに出来るようになるでしょうか？
今まで踏み込んでいない領域、または以前に挑戦したけれど失敗した領域に再び足を踏み入れるからこそ、達成するのは困難に思えますよね。
しかし、人は環境をきちんと整えてあげると、案外簡単に目標を叶えていきます。
では、何が目標達成を難しくさせているのかというと、大半は計画の立て方で失敗していると考えられます。
例えば、ダイエットをしようと計画し、目標はマイナス10kgを掲げます。目標達成までの期間は1ヶ月としてしまうと、結果は早くに出ますが1日の負荷は相当なものです。
今までダイエットらしいダイエットや運動をしていなかった人が、急にハードな運動を始めると体も心もついていくのは難しいことは、簡単に予想がつきますよね。
このように、人は思い立った瞬間はエネルギーに溢れ、物語の主人公のように不可能を可能に変える力があるかのように、凡人が天才になるかのように生まれ変われると思い込むほどの感情の高まりがありますが、現実はそうではありません。
実際に行動に移してみると、あまりの計画の無謀さにすぐに辞めたくなることがほとんどです。そして、大半は「辛いから」や「面倒だから」と自然消滅する形で挫折していきます。
では、どうしたら挫折せずに『出来ない』を『出来る』に変えていく行動を継続することができるのか。
それは、今の自分にも出来そうな簡単なことからステップアップさせていくことです。
１．スタートは『達成可能なこと』から
出来ないことを出来るようにするためには、まずは『成功体験』をたくさん経験し、自分のやっている行動にワクワク感を味わうことです。
自分のやっていることを「面白い」と感じるには、『出来る』という成功体験は必要不可欠です。
例えば、外国語を勉強している時に聞き取りがうまくできたり、覚えた単語を使って話すことができたりすると、途端に勉強することが楽しくなっていきますね。
このように、まずは『達成可能なこと』から始めて、『やったら出来る』と『やると面白い』を両立させていくことが大切です。
人は誰しも、退屈なことや興味のないことを続けられません。特に自身の内面的な成長に繋がる部分では、報酬と呼べるものが直接的に発生しないため、意欲的に継続することが困難なのです。
その困難を打破するには、自分の行動していることが「面白い」と興味を持ち、「やるのが待ち遠しい」と思えるようになることで行動を継続しやすくすることができます。
２．ステップアップは細かく分けよう
早急な計画を立てると、どうしても1日にやるべき行動が詰め込まれ、一度のステップアップするハードルが高くなります。そうなると、挫折もしやすくなるのでステップアップは細かく分けて、一段を小さくしましょう。
どこまで細かく分けるかは、自分がやりやすいように決めて大丈夫です。一般的なステップアップの流れはあっても、それは平均値でしかないので参考にする程度にして、それよりも小さく分けても全く問題はありません。
問題なのは、「一般的な人はこういう流れでやっているから、自分もこれで達成できないといけない」と思い込んでしまうことです。
このようなステップの分け方をしてしまうと、一つ失敗するだけですぐに挫折してしまいます。それだけでなく、「人には出来るのに自分には出来なかった」と自分を卑下してしまう材料を作ることにもなってしまうので注意しましょう。
あくまでも『自分がステップアップしやすい段階に分ける』ことが大切です。人の成功例や失敗例を参考にして、自分ならどの程度が楽しくステップアップできるかを考えてみてください。
３．ゲーム感覚で楽しめる要素を取り入れよう
物事を継続するには、「楽しい」と感じられる要素がないと難しいものです。
例えば、仕事を頑張って成果が出たら給与が増えたり、ダイエットを頑張ったら思った通りに服を着こなせたりは、最終的な目標達成後の楽しみです。
まだ目標を達成する前の段階、ステップアップの途中途中でも楽しめる要素を取り入れ、ゲーム感覚で取り組めるように、行動することへのハードルを下げましょう。
ダイエットなら5kg痩せたら、お祝いのデザートを購入する、単語を覚えている最中ならタイムアタックでどれだけ早く問題が解けるかに挑戦してみるなど、自分が楽しめる要素を取り入れると、行動することそのものに楽しみを見出すことができます。
ただし、ご褒美は際限がなくなってしまうこともあるので、気持ちが緩んでしまわない適度なものを選ぶようにしましょう。
自分の変化を楽しんでみて
どのような対策を練って行動を継続させていても、一番気持ちを高めるのは『変化を実感した』瞬間です。
急激な変化が起きることはほとんどありません。変化は、ゆっくりとじわじわと訪れて「ここまで変わったのか」と改めて気がつくものです。毎日の変化は小さくても、その小さな変化の積み重ねが大きな変化に至ります。
継続は力。
あなたの「変わりたい」「成長したい」という気持ちを継続させることで、自分をどんどん変えていってみてください。そうして起きた変化を、楽しんでください。
最後には、望んだ自分に成れていますように。
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