意志だけでは変われない!自分を変えるには『環境』が重要!

変わりたいのに行動が続けられない。その原因は、意志の力の弱さではなく、『行動しやすい環境』が整っていなかったからです。
自分を変える行動を継続し、実現させるために必要な『環境』とは、なんだと思いますか?

目次

 

意志だけで自分を変えるのは難しい理由

赤い紅葉の写真

人が自分を変えようと思う意志は、とても強いものです。
自分の生き方やその後の人生に大きな影響を与える意志の力がなければ、自分を変えることはできませんよね。
しかし、意志の力だけでは行動に繋がりにくく、せっかく始めた行動も継続させるのが困難なため、途中で挫折してしまう人が後を絶ちません。
あなたにも、そんな経験がありませんか?

意志の力、気持ちは行動を起こす最初のキッカケとなるものです。その閃きのような気持ちがなければ、これまでの平穏から抜け出して、変革を求める行動を選びはしないでしょう。
今ある平穏よりも、自分を成長させるために、人生を良くするために、自分を情けないと卑下しないために、自分に自信を持つために、「自分を変えたい」と立ち上がるのです。

そんな強い思いが挫折してしまうのは、自分を変えようとするほどの行動を継続させるのが困難だからです。

心理的ホメオスタシスと呼ばれる『現状を維持しようとする働き』は、生まれた時から心身に備わっています。その本能に打ち勝つのは、気合や根性だけでは勝ち目はありません。
その働きを理解し、うまく利用することで、人は自分を変えることができます。

自分を変えたいと願った気持ち、その気持ちから起きた行動を、ぜひ実現へと導きましょう。

 

1.キリの良い日に行動を開始しよう

年末や新年、月の変わり目や誕生日など、『真っ新なスタート』を切れる日にこそ、行動を開始しましょう。

行動する日付なんて関係ない人もいますが、人は時間を意識しないわけにはいきません。全てのスケジュールは日付に沿って組まれているからです。
だから、キリの良い日に行動を開始すると、気持ちが保ちやすくなります。

継続の難しさこそが、自分を変える最大の障壁と言っても過言ではありませんよね。少しでも継続させやすい環境を整えるために、スタートする日付を意識してみてください。

一つ注意点は、うまく習慣化できそうな時に限って、「今日くらいは…」とつい自分に甘くしてしまう時がありますよね。そういう瞬間も年末年始や誕生日など特別な日であることが多いのです。
せっかく行動を始めることができたので、習慣を乱しすぎないよう、予定変更は一度までと決めておくと良いですよ。

 

2.誘惑を上手に回避しよう

今の自分を変えるには、想像を絶するほどの苦労や厳しいルールを課さなければならないと考えていませんか?
実際には、『自分が良くなる・成長できる行動』を続け、『自分に悪いこと』を避けるだけで、簡単に自分を変えることはできるのです。

例えば、ダイエットで言えば、ジャンクフードを避けて高タンパクな食事をしていれば、自然と体は痩せていきますよね。そこに運動も加えれば、目標到達までの時間をより短縮できるでしょう。
しかし、そのために「甘いものは絶対にダメだ!」や「何があっても一日20kmマラソンをする!」など、厳しい鞭ばかりを自分に与えてしまうと、挫折しやすくなります。

厳しさばかりを増しても、それについていけない確率を高めてしまっては意味がありません。自分を変えようと努力できるように、誘惑は我慢するのではなく、上手に回避しましょう。

毎日2km歩くことを目標にしたダイエットを、半月頑張り続けることができました。しかし、そろそろ頑張ることにも疲れが出始めます。
そんな時には、「次の休みに一個1,000円の高級ケーキを食べる」のような、満足度の高いご褒美を与えてあげましょう。

ジャンクフードをドカ食いしてしまうよりも、高級なケーキを食べる方がダメージは少なく、その高級感からの満足度も高いので心も満たされます。
自分のこれまでの努力を無に帰さないご褒美である方が良いのですが、ご褒美としての効果がなければ意味はありません。適度なご褒美を与えられるよう、冷静な時に考えてみてください。

 

3.目標は小さく設定しよう

到達まで時間のかかる高い目標は、掲げた瞬間は気持ちが高揚しますが、続ける気力を失いやすい特徴も併せ持っています。
高すぎる目標に気力を失ってしまっては、せっかくの決意も無駄になってしまいますよね。

高すぎる目標は、小さく小分けにした目標に変え、細かくステップアップしく計画に練り直しましょう。

目の前の目標は小さければ小さいほど、かける労力も小さくなります。
例えば、腹筋100回は大変そうに思いやすいですが、腹筋10回なら毎日頑張れそうな気がしませんか?
このように目標を小さくして、最終的な目標が達成しやすい環境に調整してあげると、行動の継続しやすさに繋がります。

 

4.目標と行動すべき内容は常に視界に入る場所に貼り出そう

どれだけ決意した瞬間の気持ちが強くても、人はひと時も忘れることなく思い続けてはいられません。どこかで決意を忘れ、ついやってはいけない行動を選んでしまうことがあります。
そうならないよう、目標と行動すべき内容は常に見えるところに貼り出しておきましょう。

ドイツの心理学者エビングハウスの実験で、人は覚えたことも20分後には42%を忘れ、一日後には66%も忘れ、1ヶ月後には79%も忘れてしまいます。
どれほどの思いで決意したことでも、人は簡単に忘れてしまうのです。

そこで、何度もその瞬間の熱量と決意を思い出せるよう、目標と行動内容を紙に書き出して、目につきやすい場所に貼り出しておくと効果的です。
文字量が少ないのであれば、スマホの待ち受け画面にするのもおすすめですよ。

 

意志を行動する力に変えよう!

山頂に到達した登山者の写真

人は環境が整うと、驚くほどスムーズに前進できます。気合や根性だけでは乗り越えるのが困難だった障壁も、乗り越えやすいように環境を整えてあげれば、以前ほどのハードルの高さを感じずに乗り越えられるでしょう。

工夫してみましょう。
課題にそのままぶつかるのではなく、どうしたらうまく乗り越えていけるのか。
どう乗り越えるかは、ただの手段です。乗り越えた先に得るものこそ、本当の目標です。

自分を変えたいという意志の力を、行動する力に変えましょう。

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