「出来ない」と思い込んでしまう原因は『自分を守りたいから』

2022/11/18

可能性の芽を摘んでしまう「出来ない」という思い込みを持っていると、楽に考えることができずに生き辛さを感じてしまいます。
どうしてそんな思い込みをしてしまうのか、どうしたら思い込みを手放せるのか。
生き方を楽にする方法を学んでみませんか？

「出来ない」と思い込んでしまう原因とは？

あなたが「出来ない」と考える時、それは「今の自分・環境・状況では出来ない」と考えていませんか？
それはお金だったり時間だったり技術だったりするかもしれませんが、出来るか出来ないかを挑戦する前から予測するのは、本来は非常に難しいことです。

人の想像は印象や感情などに強く影響を受け、事実のみで正確にシミュレーションすることはできません。どうしてもそこには『自分勝手な想像』が入り込みます。
とすると、「出来ない」はある意味では、ただの思い込みかもしれませんよ？

例えば、17歳の人には車の運転は出来ないと思いますか？
その理由は、免許を取得できる年齢に達していないから、車を買う資金がないから、初心者でも運転できそうな広い道がないからなど、さまざまな理由を一斉に思い浮かべて、「出来ない」と結論づけているのではないでしょうか。

しかし、17歳でも車を運転することはできますよ。
免許の取得が必要のない国に行ったり、私有地であれば車の運転は何歳からでも出来ますね。購入資金が足りなくても、シェアカーやレンタカーを借りれば、いつでも運転は可能です。初心者だから広い道でなければならないとは、まさに思い込みです。道が広かろうと狭かろうと、車が通る幅があれば運転はできます。もしくは、広いスペースに出れば問題解決ですね。
このように、幾つもの方法で車を運転することは可能です。それなのに「出来ない」と思い込んでしまうのはどうしてなのでしょうか？

それは、未知の領域に挑戦する際に『今とは寸分変わらない自分のまま』を前提としているからです。こんな前提を抱えていれば、ほとんどのことが「出来ない」と思い込んでしまいますね。
こんな思い込みをしてしまうのは、今の自分から変わってしまうことが怖かったり、人の目を気にしたり、失敗を恐れたりなどが挙げられます。

思い込みは、視野と選択肢を狭め、可能性を減らしてしまいます。
そのままでは、人との関係にも思い込みを持ち込み、穏やかな関係を築くのも困難になってしまうでしょう。
思い込みを手放して、生きやすい自分に変わりませんか？

１．思い込みをしている自分に気付く

自分自身を変える時、間違った行動をとっている自分に気が付くことが大切です。
自分の思い込みで人の気持ちを決めつけた、思い込みで行動する前から結果を決めつけたなど、普段から無意識に行っている思い込みに気が付いたら、「（自分の名前）は、思い込みで〜をしたな」と自分の行動を客観的に振り返ってみてください。

重要なのは、主観ではなく客観視することです。よく言われる例えでは、自分を斜め上から見ているもう一人の冷静な自分がいるような感覚です。

間違いを指摘したり批判したりするための客観視ではありません。自分が抱える問題がどこにあったのか、観察・分析するために冷静に考えるための客観視です。
客観視をうまく行うために、自分自身を名前で呼び、「（自分の名前）は、思い込みで〜をした状態だな」と認識します。