生きるのが辛くなったら、「生きているだけで十分だ」と口に出してみませんか?
ただ、辛い時に無理やり前向きな言葉を口に出すのも辛いですよね。そんな時は段階を踏んで気持ちをスッキリ軽くさせていきましょう。
目次
どうして生きているだけで辛くなるのか?
今日も何も出来なかった。
今日も昨日と同じ一日だった。
そう思って、自分を卑下したり否定したり無力感を強めたりしていませんか?
生きているのが辛いと思う人の多くは、自分の無力感に悩まされています。周りを見れば、何でも出来る人達ばかり。同世代では成功し、経済的に豊かになって羨望の眼差しで見られ、思うように人生を楽しんでいる人達ばかりが目に写るでしょう。
自分には、あれがないこれがないと足りないものばかり、欠点ばかりが目について、それが余計に周りとの差を広げて見せていることに、気付きながらも比較をやめられなくなっていませんか?
それでは、生きているだけで辛くなるのも当然ですよね。
では、こう考えてみてください。
あなたは、今日も『生きた』。
高い目標や叶えたい理想には届かなかったのかもしれない。だけど、あなたは今日もちゃんと『生き抜いた』。それは、凄いことです。
順風満帆な時、調子が良い時。そういう時に頑張るのは難しくありません。体も心もコンディションは整えられ、行動する端からうまくいくでしょう。
本当に難しいのは、辛い時、苦しい時、踏ん張れるかどうかです。
あなたは今、生きるのも辛いと感じています。
そんな辛い時を、踏ん張って『生きて』います。
それは、何かを成し遂げるよりも時に困難です。
けれど、いきなり辛い気持ちを抱えた状態から、前向きな気持ちに切り替えられはしませんよね。
段階を踏んで、辛い気持ちを受け入れられるように三つのステップを実践してみましょう。
1.気持ちを書き出す
まずは、心に溜め込んだ気持ちを外に吐き出して、心を軽くしましょう。
ノートや紙に書き出すと、視覚的にも気持ちをスッキリさせるのに効果的です。
ノートやA4のコピー用紙など、なんでも構いません。自分の思いの丈を遠慮なく書き込んで、心に溜まった辛さを吐き出してください。
こうして紙に書き出すと、頭や心で感じていた時よりも具体的に自分の気持ちを知ることができます。
人は、意外にも頭や心で感じたり考えたりしても、心の深いところまでは感じ取れていません。特に幾層にも積み重なった気持ちは、頭で考えただけでは到達できないほど奥深いところに眠っている状態に近いのです。
そんな気持ちを紙に書き出していくと、書いていく内に改めて『自分がどんな気持ちを抱いていたか』をより深いところまで知ることができます。多くの人が、「自分がこんな風に感じていたとは思っていなかった」と言うほどです。
時に、生き辛さの原因を知るキッカケともなるので、ぜひ試してみてください。
2.十分に頑張っている自分を認める
紙に書き出した気持ちには、一緒に何があったのかという事実も書き連ねているでしょう。その事実は、失敗やミスした良くない出来事として記憶していませんか?
確かに、失敗やミスをした出来事は思い出したくない良くない出来事かもしれませんが、それは『あなたが頑張った出来事』でもあることを忘れていますよ。
「結果が全て」と言う人もいますし、実際に結果によって他者から評価されることは多いです。
しかし、過程があってこその結果ですよね。
良い結果を出すために努力してきた過程は、失われません。誰かに評価されなくても、自分自身は頑張ったことを知っていますし、それを次に活かすことができます。
結果は周りがいくらでも評価するでしょう。だから、過程は自分自身で頑張った事実を認めてあげましょう。
3.「生きているだけで偉い」と言う
では、今の心の状態に意識を向けてみてください。
紙に辛い気持ちを書き出して、頑張ってきた過程を認めて。そうしていくと、なんだか心から刺々しさが減っていることに気が付きませんか?
心に溜まっていた気持ちを吐き出すと、現状は何も変わっていなくても、それだけで心は軽くなれます。この心の軽さが余裕となり、様々なことを冷静に客観的に考える力を与えてくれるのです。
さぁ、最後はこの言葉を口に出して言ってみましょう。
「生きているだけで偉い」
良い時もあれば悪い時もあるのが人生
人生には良い時もあれば悪い時もあるものです。成功だけを選び続けられたら良いのですが、そんな人生は選べません。
良い時には成功した自分を讃え、悪い時には頑張った自分を認め、様々な出来事にあふれた人生を楽しんでいきましょう。
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