『泣くこと』を我慢していると、心は簡単にストレスで一杯になります。
『泣くこと』の効果を知れば、『泣くこと』は自然なことで、子供も大人も男性も女性も関係なく「泣いて良いんだ」とわかるでしょう。
目次
「泣いてはいけない」と思い込んでいない?
泣くことはいけないことだと、ひと昔前ではよく言われていましたね。「人前で泣いてはいけない」とか「泣くのは弱い証拠だ」とか。そんな酷い言葉に傷つくのも無理はありません。だって、人として『泣く』のは当然の行為なのですから。
生きるために『泣いている』のに、それを「ダメ」だと言われたら、余計辛くなりますよね。そう思うあなたが正しいです。
けれど、「泣いてはいけない」という人には、その人の中での正義や価値観から出た真実なのでしょう。それを批判することもまた、必要のないことです。
現代では、泣くことによって様々な効果が得られ、中でも心にとって良い影響を与えてくれることがわかっています。
辛さや苦しさ、悲しさを感じた時に無理に涙を我慢すれば、そのストレスはどんどん心に溜まっていってしまいます。その溜まったストレスは、どこで吐き出せるか。それは『泣くこと』です。
1.『泣くこと』で得られる心のケア効果
『泣く』という行為では、心のために良いとされる効果がいくつも得られると、はっきりと証明されています。その一つが、デトックス作用です。
デトックスというと毒素を排出するイメージがありますが、まさにその通りなのです。
人はストレスを感じると、体内でコルチゾールというストレスに対抗するためのホルモンを分泌します。ストレスに対抗するための働きがありますが、コルチゾールの濃度が高すぎると健康に悪影響を及ぼします。
涙には、このコルチゾールを体外に排出する働きがあるのです。
泣いた後に妙にスッキリするのは、ストレスホルモンが体外に流された証拠でしょう。
他にも、泣くことで得られる効果には次のようなものがあります。
- リラックス状態に入れる
- 痛みや辛さを緩和できる
- 自分を解放できる
- 眠りにつきやすくなる
2.『泣くこと』はネガティブじゃない
『泣くこと』をネガティブな行為と捉えている人は多いですが、ネガティブと聞くと敬遠してしまう人も多いですよね。けれど、泣くことの効果を知れば、それは痛みを回復させるステップだと理解できたはずです。
つまり、『泣くこと』はネガティブどころか、ポジティブになるための行為と言っても過言ではないでしょう。
常に笑顔でいたいから。ネガティブな気持ちになるのはいけないことだから。と思い込んでいると、泣くことも素直にできなくなっていきます。それでは、どんどん辛さが増すばかりです。
泣くことはネガティブなことではありません。
今ある苦しさや辛さ、悲しさや寂しさをどうにか受け止めようと、もがいている瞬間なのです。すんなりと出来ないから、だから泣いて泣いて、心を解放して、涙が流れきってスッキリすることができますよね。
涙を流しきったら、心は軽くなっているでしょう。
3.安心できる場所で『泣こう』
もし、泣こうとしている時に、それを否定するだろう人の前では泣かないでください。それは弱っている心をより傷つけてしまうことになるからです。
『泣きたい』と感じているということは、何かしらの辛さや苦しさを感じて、心が弱っている状態でしょう。そんな時に、厳しいことしか言わない人や気持ちを否定してくる人、自分の価値観を押し付けてくる人が見たら、きっとこう言うでしょう。
「泣くなんて大人気ない」
「泣いてどうにかなると思うな」
「泣くなんて甘えだ」
けれど、前項までの1と2を読んできたあなたなら、『泣くこと』がどれだけ人の心にとって重要なのか、理解しているはずです。
だから、泣きたい時は安心できる場所で泣いてください。
遠慮なく泣きたいから、独りきりでいられる場所がいいとか、一人は寂しいから信頼できる人に傍にいてほしいとか、どちらでも構いません。
あなたにとって、安心できる場所で思いっきり泣いてください。
もし、誰かに聞いてほしいのに相手が近くにいなかったら、オンラインカウンセリング話楽を活用してください。いつでも待っています。
気持ちに素直になって良い
耐えることが美学とされた日本では、今でも我慢することを選ぶ人がたくさんいます。『泣くこと』もその一つです。
しかし、なんでも我慢すれば解決するわけではありませんよね。時には自分を解放したり、素直な気持ちを表現したりすることも大切です。
そして、自分自身が自分の気持ちを否定しては、生き辛くなるだけです。
生きやすくするために、楽に生きるために。あなたの心の中にある気持ちを、素直に受け止めてあげてください。
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