何をしても上手くいかない。それは停滞期だからではありませんか?
心理カウンセラーがおすすめする『停滞期の過ごし方』をご紹介します。
目次
今は成長する時期?停滞する時期?
人には成長する時期と停滞する時期があります。停滞する時期に成長しようとしても上手くは伸びません。それどころか、ミスや失敗、意欲の低下が頻発するので、自分をダメだと感じてしまいやすくなります。
そんな時に高い目標を達成しようと頑張りすぎていたら、どうなると思いますか?
何をしても上手くいかない、成長しようと努力しても結果が出ない。停滞する時期に起きている現象のことを、プラトー現象と呼びます。
成長曲線が横ばいになる時期のことで、どれくらいで突き抜けるか全くわかりません。また、停滞する時期は人によって様々なので、どこまで頑張ればいいかも検討がつかないのが特徴です。
そんな時期に頑張ろうとしても成果を上げられず、挑戦することの多くが失敗に終わることの方が多くなるでしょう。挑戦するほとんどのことに失敗するため、それらの失敗を何度も思い返しては、自分のダメっぷりに頭を抱えて不安を増幅させていってしまうのも無理はありません。
停滞する時期は、頑張るほどに底なし沼に落ちていくかのような悪循環に陥る可能性は高いのです。
人生に幾度も訪れ、そしていつ明けるのかわからない停滞期。そんな時期には、停滞することを前提にした過ごし方をおすすめします。
1.『いつもと同じこと』が出来ているだけで良し
まずは無理をしないことです。いつもと同じことが出来ているだけでも、十分に頑張っている時期ですから、無理をして先に進めようとするのはやめておきましょう。
自分が停滞期にいることに気が付いたら、『いつもと同じように』を意識して、できるだけ高い目標を立てることを避けます。日々の過ごし方もルールを緩めて、リラックスやリフレッシュを多く取るようにして、心を穏やかでいられる状態を維持することも大切です。
「出来ないから仕方がない」ではなく、「いつもと同じで良し!」と自分でしっかり定めることで、心は安定します。
2.現状を維持することに努める
続いては、現状を維持することに努めましょう。
「現状維持は停滞だ」なんて強気な格言もありますが、停滞期は何をしても上手くいく確率が下がっています。そんな時期に無理を通す方が、後々に良くない結果を引き寄せてしまいますよ。
現状維持をするのは、壁を乗り越えて成長するよりも比較的楽ができます。この時期を利用して、目標や計画の見直しをしたり、自分の内面とじっくり向き合ったりして、『今』だからできることに手を出してみると良いですよ。
3.不安に飲み込まれない
常に前へと進みたがるのは、人の本能です。特に成長しようとしている時に停滞すると、途端に強い不安に襲われることが多いです。
不安に飲み込まれたら、前に進むどころではありませんよね。
不安があるのは当然と受け止め、不安に飲み込まれないように心のケアをいつもより入念にすることが大切です。
疲れている時には何もしない休日が良いケースもありますが、不安がある時は何かに没頭して、不安であることを忘れる方が、心が穏やかでいられます。
何もしないでいると、人はつい悩み事や心配事を頭の奥から引っ張り出してくるので、悩み事を考える余裕を作らない工夫をしてみましょう。
飛び立つタイミングは必ずやってくる
停滞期は、飛び立つ前の踏み込みだという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
体を深く沈めるほど、足の裏から膝へ、膝から太ももへ、それが全身のバネを利用したジャンプへと繋がるように、停滞期はまさに高くジャンプするための『力を溜める期間』とも言えます。
無理をせず、停滞期を自覚して歩みを進めましょう。
溜めの時期は必ずやってきます。そして、飛び立つタイミングも必ずやってきます。
あなたが飛び立つその時まで、力を溜めて前を見据えておけば、飛びたい場所へと辿り着けるでしょう。
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