休むのが下手な自覚はありますか?頑張り続けて何度も体調を崩していたら、あなたは『休み下手』さんです。
休み上手になるために、三つのコツを意識して行動を変えていきましょう。
目次
休み下手さんが休めない理由とは?
HSP気質を持っている人や、周りの人を自分よりも優先する癖がある人などは、休むのが下手だという自覚があるのではないでしょうか?
自覚があるからといって、すぐに休み上手になれるわけではありませんよね。
まず、休み下手と言われる人がどうして『休まないのか』。それは、休む基準が明確になっていないからです。もしくは、明らかな異常が出るまで休むべきではないと思い込んでいます。
効率よく心身を回復させるならば、疲れを認識する前に細かく休んで回復させた方が回復率が良いことが科学的に証明されています。
しかし、そういった実験結果が出ていても、疲れを自覚するまで「休むと周りに悪いかもしれない…」と思い込んで、あえて休まず動き続けてしまうのが休み下手さんです。
例えば、痛み。腹痛ひとつでも、激痛で歩くことすらままならない状態までいかなければ、仕事をしたり家事をしたりしませんか?
熱では、38度以下なら市販薬を飲んで済ませようとしませんか?
これでは、体も心も限界を超える一歩手前まで頑張り続けてしまいます。
その時は重い病気にならなかったとしても、もしそれをキッカケに重い病気にかかってしまったら。早めに休まなかったことを後悔するかもしれません。
ただほんの少し、心身を休めるだけで、心も体も健康を維持しやすくなるのです。
その一時だけ、周りに迷惑をかけてしまうことやサボっていると思われたくないという思いを優先して、心身の異常を無視してしまわないように、次の三つを心がけてみてください。
1.自分の疲労状態を客観的に把握しよう
風邪や腹痛などでも、症状が軽いうちならば回復は早く、治療も簡単に終わることがほとんどです。
そこで、自分の疲労状態やその度合いを、客観的に認識して定期的に休む時間をとりましょう。
例えば、目の奥が重い感じがしたら、目に疲労が溜まり始めているサインです。無意識に背筋を伸ばそうとしたら、作業に没頭しすぎて長時間休んでいないことがわかります。
自分の活動の中で、どのような状態によくなっているかを振り返ってみると、ところどころに疲れのサインが見えてくるでしょう。
頭で考えて認識しようとすると、なかなかうまくいきません。それもそのはずです。今まで見過ごしてきたサインなのですから、客観視しやすいようにノートやメモ帳に、どのような疲労状態になっていたか、疲労度合いも数値で書き残してみましょう。
後日、ノートを読み返してみれば、自分の疲労状態やその度合いが客観的にわかります。それを読んで、日常の中でそのサインに気付いたら、ぜひ休みをとりましょう。
2.活動量や時間で休み時間を決めよう
どんな人でも、頑張り続けたら心身には疲れが溜まり、集中力も落ちていきます。それを自覚するのは難しいですが、作業した量や時間であれば客観的に認識するのが簡単です。
例えば、1時間活動したら10分休む。この仕事を終えたら、30分の休憩をとる。という風に、作業の量や時間を目安にしてみましょう。
ここで注意するのは、量の方です。1週間かかって終わらせる量の作業を前にして、「この仕事が終わったら休もう」と考えるのは、おかしいですよね。そう考えているということは、1週間は休みなく活動することを意味しているからです。
量で休みを考える時は、1〜2時間で終わる量を目安にして、決して自分に無理をさせないように気を付けてください。
3.大切な人を心配させないために意識して休む
大切な人が毎日疲れ果てた姿を見せて、休みも取らずにいたら心配ですよね。それは、あなたを大切に思う人にとっても同じです。
あなたが毎日疲れ果てているのに、休みも取らない姿勢でいたら、周りにいる人達は心配するでしょう。けれど、自分を後回しにする癖のあるあなたは、周りの心配もよそに頑張り続けてしまいます。
それでは、あなたを大切に思う人は悲しむと思いませんか?
人の調子には波があるので、いつも元気というわけにはいきませんが、いつも健康でいられるように意識して行動することはできます。
休み下手さんが休むのは、自分を大切に思ってくれる人に悲しい思いをさせないためと考えてみてください。そうしたら、休むことへの罪悪感は少しは薄れるのではないでしょうか?
休んだ方が集中力は回復して、作業ペースが向上します。作業に没頭できてミスも減れば、予定よりも早く終わらせることもできるでしょう。
今や、がむしゃらに休まず頑張ることが、良いと評価される時代ではありません。適度に休み、適度に頑張り、自分の健康を保ちながら過ごしましょう。
休むことも大事
気遣い上手なHSP気質の人や周りがよく見えている人は、つい頑張りすぎてしまう傾向にあります。しかし、適度に休んだ方が自分自身にも周りにも良いことを、体験として学んでみてください。
そうしたら、もう頑張りすぎる自分を上手に止められるはずです。
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