ストレスを感じると、つい甘いものが食べたくなりますよね。イライラした時、欲求に従ってしまうと後悔が襲ってくるとわかっているのに、食べたい気持ちは止めにくいです。
リラックスできる飲み物や食べ物で、まずは心を落ち着けてみませんか?
目次
ストレス解消に甘いものは良くない?
ストレスが溜まっているな〜と感じると、途端に「甘いものが食べたい!」という強い欲求を感じたことはありませんか?
それは。体がストレスに抵抗するために、糖分を必要としているからです。
どうして体が糖分を欲するかというと、甘いものを食べることで体内の血糖値が上昇し、一時的にイライラを緩和させるためなのです。
甘いものをドカ食いするなどすると、脳や心が一時的にフワ〜っと解き放たれます。先ほどまで囚われていた強いイライラも考え事も、一時的にどこかに置き去りにしたかのようなフワフワした解放感です。
その感覚を体が覚えているので、ストレスを感じると甘いものが食べたい欲求が強まります。
しかし、その欲求に任せて甘いものをたくさん食べ過ぎてしまうと、体にも心にも良い影響はありません。
一つ目は、摂取した糖分を消化するためにビタミンやカルシウムといった栄養素を必要以上に消費してしまうことです。これらはストレスを和らげるためにも必要なのですが、糖分の消化の方が優先されてしまうので、食べた直後はイライラが和らぎますが、少し経つとまたイライラし始めてしまい、また甘いものが食べたくなる悪循環に陥りやすくなります。
二つ目は、暴飲暴食による罪悪感と嫌悪感です。思った以上に食べ過ぎれば、食べた分だけ体型に現れます。普段は健康や美容に気を遣っている人ほど、思わぬ食べ過ぎに罪悪感を抱いたり、体型が崩れてしまう原因を作った自分自身に嫌悪感を抱いたりと、心にも良くない影響を与えてしまうのです。
決して、甘いものは一生食べてはいけない。ということではありません。適度な量を守れば、心にも体にも癒しを与えてくれる美味しい食べ物
であることに間違いはないのですから。
では、ストレスを感じた時、暴飲暴食をさせないために、どうしたら良いと思いますか?
それは、暴飲暴食してしまう前に、ストレスを緩和してくれる飲み物でひとまず心を落ち着けることです。
1.心を落ち着ける温かい飲み物
ストレスで強いイライラに支配されている状態では、冷静に物事を判断するのが困難な状態と言えます。だからこそ、つい食べ過ぎてしまうのですよね。
そんな時は、ひとまず心を落ち着けられる温かい飲み物で、ほっとひと息ついてみましょう。
おすすめするのは、白湯です。
白湯は熱湯ではありません。一度沸騰させて冷ました温かいお湯のことを、白湯と呼びます。
白湯には水以外の何も含まれていないことから、飲み過ぎても大きな害になることがほとんどありません。安全に体を内側から温められるので、内蔵に優しい飲み物です。
白湯の効果は、心を落ち着けることもそうですが、内蔵を温めることで便秘解消、基礎代謝の向上、消化の助けなどに効果があるとされています。
白湯の適温は約50度と言われているので、沸騰したお湯に同量の水を加えることで約50度まで下げることができます。時間があるときはゆっくり熱湯を冷まして、時間がないときは水を加えて飲んでみてください。
2.ストレスを緩和・解消させる飲み物
ストレスを和らげたり解消したりしてくれる飲み物は、トリプトファンやビタミン、カルシウムといった栄養素を含む飲み物です。
ホットココア、飲むヨーグルト(無糖が好ましい)、100%オレンジジュースなどが代表的です。
ホットココアには、カルシウムやビタミンB1、テオブロミンなどが含まれており、ストレス解消から自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
飲むヨーグルトには、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを作り出すトリプトファンやカルシウム、タンパク質が含まれています。中でもトリプトファンは体内で生成することができないので、適切な量を毎日摂取すると、心の安定を保ちやすくしてくれるでしょう。
100%オレンジジュースには、果汁なので糖質も含まれていますが、精製糖などの糖分よりも体に悪影響は少ないです。ビタミンCやビタミンB1といったビタミン類を多く含み、果実そのものの糖質は疲労回復や集中力を向上させることにも効果的です。
3.タンパク質が豊富な食べ物
「飲み物だけでは満足できない!」という人は、がっつり食べても罪悪感の少ない食べ物で、お腹と心を満たしてリラックスしましょう。
ストレスを感じると、脂っこいものや甘いものを欲しがりますが、あえてタンパク質が豊富な食べ物に狙いを絞ってみてください。
タンパク質には、ストレスを緩和させてくれるトリプトファンが含まれています。飲むヨーグルトにも含まれていた栄養素です。また、ある程度の咀嚼を必要とする食べ物を食べることで満足感も得られます。
サラダチキンや枝豆、ゆで卵などはどこでも簡単に手に入る食べ物です。ストレスからの食欲には、これらのタンパク質が豊富な食べ物で、心を落ち着けてみましょう。
食事で心をケアしよう
食事の内容や環境を変えるだけでも、心には大きな影響を与えます。不衛生な環境や食事が楽しめない環境で食べていると、心も荒んでしまいます。清潔な環境と食べ物の味をじっくり味わえる環境を整え、体に良いものを選んでみましょう。
毎食きっちり「体と心に良いものだけを」と考えてしまうと、余計に負担になってしまうことがあります。まずは一食を心がけてみることから始めてください。
朝でも昼でも夜でも、どの時間帯の食事でも構いません。自分が調整しやすい食事を、続けられる範囲で続けるところから始めてみましょう。
心をほっとさせる食事を目指してみてくださいね。
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