日常生活を送るだけで心が疲弊しきってしまう『思考の癖』

特別な出来事があったわけでもないのに、なんだか毎日疲れてしまう。そんな時、自分の思考の癖を振り返ってみましょう。
思考の癖によって、ストレスを強めているかもしれませんよ?

目次

日常生活で心が疲弊する理由とは?

ナイフとフォークとまな板の写真

日常のあらゆることから人はストレスを受けます。それこそ、毎日やっていることでも、心はしっかり疲れを溜め込んでいるのです。
そんなストレス過多と言われる現代社会では、ストレスケアが重要視されていますが、ストレスの受け方にも注目してみませんか?

ストレスは、人によって程度に差があります。同じ出来事に遭遇しても、同じレベルのストレスを受けるとは限らないのは、思考に違いがあるからです。

特別な出来事がなくても、日常生活を送るだけで「ストレスが多い」と感じていたら、思考の癖を疑ってみましょう。
あなたの思考が、ストレスをより強く感じてしまう原因の一つとなっているかもしれないからです。

例えば、何かをやる時は理想から1mmもズレない完璧な仕上がりにならないといけない、みんなで決めたルールや規則は絶対守らなければならないという思考を持っていると、日常生活を送るだけでもストレスが溜まりやすいです。

ほんの少しのミスも許されない環境では、気が休まるはずはありませんよね。ルールや規則は大事ですが、それが絶対だと思い込むのは柔軟性に欠けてしまい、守れない人を侮辱してしまいかねません。
ストレスは、こうした思考の癖からも大きく変動するのです。

今回は、ストレスを軽減する思考を三つご紹介します。「これが当たり前」と思い込んでいた常識やルール、当たり前の枠から抜け出して、自由に生きても道があることを知ってください。

1.『思い込み』を手放そう

「〜すべき」という思い込みは、多くの人が陥っている思考の罠です。常識、当たり前、暗黙のルールなど、言わずとも知っていて、その通りに行動できないなんておかしいと言われるものばかりが揃っています。

女の子はお淑やかに、男の子は活発に。
会社には最低三年は勤めないといけない。
血液型B型の人は自由奔放。

上記のような思い込みは、生きている間に何度も遭遇し、一度は自分も思い込んでいたという人がほとんどでしょう。それほど思い込みは一般常識と同じように自然に刷り込まれ、不自然ではないような形で思考に入り込んできます。
しかし、その思い込みに従って生きていると、不自由でなりません。

やりたいことができない、新しいことにチャレンジできないなど、意欲の低下を招き、ストレスはどんどん溜め込まれていってしまいます。それも無意識のうちに。

「〜すべき」や「〜して当然」というルールや規則、常識があったら、一度その内容を分解してみましょう。それを獲得したのはいつだった?から始まり、どうしてそれに従っていたのか?今は従う必要があるのか?を考えてみると、自分に不要な思い込みを手放すことができます。

2.完璧を目指さない

完璧は気持ちが良いですよね。自分が思い描いた通りに物事が進み、思い描いた通りの結果を手に入れることができたら、人生は薔薇色と言っても過言ではないでしょう。
しかし、そんな完璧な結果はそうそう得られるものではないことに、気が付いていますか?

完璧主義は聞こえはいいですが、苦痛を伴います。完璧な結果なんて得られるのは、長い人生の中でも一度や二度くらいでしょう。そうそう『完璧な結果』なんて得られないことがほとんどです。良くて理想や目標値の7割、多くは3〜6割程度です。

完璧を目指し始めると、途端に行動の全てが苦痛に変わるでしょう。完璧を目指すなら、一切の妥協を捨てなければならず、どれだけ疲れ果てていても完璧な結果を出すために頑張らなければならなくなります。
さらに、思い描いた通りの完璧な結果にならないと、「どうしてちゃんと出来ないんだ!」と自分を強く否定してしまうでしょう。

また、「一つダメだったら全部がダメ」という思考も、完璧主義の一つと言えます。0か100かでしか評価できない思考では、完璧な結果以外は全てがダメとなってしまうからです。

完璧な結果よりも行動したことを、結果よりも過程を認めましょう。

3.『普通』じゃなくて良い

『普通』であることに必死に執着するのも、ストレスを増やす要因になります。

『普通』なんて、当たり前のことで意識しなくても行動できていると誰もが思っていますが、育った環境や思考の癖によって、人によって『普通』にはバラつきがあります。それを無理に周りに合わせようとすれば、無意識にストレスが溜まっていくのも当然ですよね。

『普通』は言い換えると『ロールモデル』のことです。
例えば、昭和の時代にはこんなロールモデルが流行していました。
良い高校に入って良い大学に入って、社会人になったら有名な大企業に就職して、20代の中盤までには結婚をして子供を作り、一軒家のマイホームを建てて、親と同居して暮らすというものです。

これを実行して、果たして幸せになれるでしょうか?人によっては幸せな人生だと感じる人もいるのは確かですが、全ての人が幸せと感じることはありません。
『普通』でいようとすることで、かえって自分を苦しめている可能性を考えてみましょう。

思考の癖を見直そう

ネオンの光線写真

思考は癖になります。最初は新しい考え方の一つであったものが、周りに同調する人が多くなり、「これが良い」とする声を多く聞き、テレビやSNSでよく取り上げられるようになると、いつの間にか自分の中にも染み込んでいます。

自分の思考を、振り返ってみましょう。
ストレスが多くなる原因は、そこにあるかもしれません。

自分に不要な思考を手放し、今の自分に必要な思考とは何か?を考えてみましょう。
けれど、焦る必要はありませんよ。スイッチを切るように思考は切り替われません。無意識の中で選んでいるからです。

けれど、変えられないものでもないのです。
時間をかけてゆっくりと変えていきましょう。

WEBお問い合わせはこちら WEBお問い合わせはこちら
\この記事がよかったらシェアをお願いします!/

SNSやってます!

ほぼ毎日更新のSNSアカウントです。心を軽くする情報などをお届けしていますので、よろしければフォローをお願いします!