ストレスと関係の深い『睡眠』。しっかり眠って、心身を回復させることができていますか?
寝ても疲れが残っていたり、寝溜めしたりしていたら、いつしか心も体も壊れてしまうかもしれませんよ。
目次
『睡眠』は心と体の健康維持に欠かせない
慌ただしい日々を過ごしていると、時間を捻出するために寝る時間を遅くする人が多いでしょう。食事も入浴も削ることはできませんが、睡眠時間は簡単に削ることができて、大きな時間枠を作り出すことができます。
しかし、十分な睡眠が確保できないと、体はもちろん、心がストレスに弱くなることを知っていますか・
睡眠は、常に働き続けている脳の休息時間であり、記憶の定着や疲労の回復を促してくれるので、人が生きていく上では欠かせない行為です。
ただ体の疲れを回復させるだけでなく、心にとっても良い影響をもたらします。
集中力が研ぎ澄まされ、作業効率がグッと高まります。仕事をテキパキと終わらせられると、心がスッキリしますね。
十分な睡眠は、体内の免疫力の低下を防ぐので、あらゆる病気にかかりにくい体にしてくれます。その健康な体は心の安定には欠かせません。
さらに、睡眠不足はストレスを増幅させるスイッチです。疲労の溜まった体では、何をしていても辛いと感じるばかりか、ミスを連発してしまい、自己嫌悪に陥りやすい状況が作り出されてしまいます。その悪循環が数日でも続けば、心へのダメージは考えるのも恐ろしいほどです。
睡眠は、心と体の健康維持に欠かせませんが、ただ寝るだけでは十分ではないことに気が付いている人も多いでしょう。しっかり寝たはずなのに、目覚めた時にはまだ体が重いと感じたり、心がどんよりと重かったり。それは睡眠の質が良くないから起きています。
睡眠の質は、ひと工夫するだけで簡単に良くすることができます。ほんのちょっとした工夫なので、今日から始めてみませんか?
スッキリ眠れたあとの目覚めは、快晴の元旦の朝を迎えたような爽快感を味わえますよ。
1.昼寝をする
昼寝をするのは、怠けているように見えると感じる人が未だに多いのは、日本人の昔ながらの粉骨砕身の精神が根付いているせいでしょうか。
けれど、昼寝は科学的にも作業効率をアップさせ、心身の疲労回復にも良いとのわかっています。昼寝できる時間があれば、ぜひ昼寝を取り入れてみることをおすすめします。
どれだけ夜にきちんと眠れていても、日中に眠気を感じることは誰にでもあります。単純に疲れていたり、お昼ご飯に糖質の多い食事をしていたり、理由は様々でしょう。
昼寝をすると、日中の眠気をスッキリと解消し、午後からもエネルギッシュに活動できます。
本格的に眠ってしまうと、良くありません。コツは、寝る姿勢・部屋の暗さ・時間です。
完全に横になってしまうと本格的に眠り込んでしまうため、リクライニングチェアや椅子に座った姿勢で、体を休めましょう。
部屋の暗さは、周りが見える程度の薄暗さだとちょうど良いのですが、部屋の明るさを調整できない場合はアイマスクの着用がおすすめです。
昼寝をする時間は15〜20分を目安にして、長くても30分までに留めましょう。あまり長すぎると深い眠りから引き戻される影響で、気怠さを感じてしまいます。タイマーをセットして、眠りすぎないように気を付けてください。
2.休日前こそ早寝
学校や仕事を終えた休日前は、どれだけ夜遅くまで起きていても翌日は休みです。つい夜更かししたくなりますが、休日前こそ早めに眠って心身を回復させることをおすすめします。
休日前に夜更かしすると体内時計が狂ってしまい、せっかくの休日を楽しめずに一日が終わってしまいます。そのグダグダ感は休日明けまで続くことが多く、休んでいるはずなのに体も心も疲れ切っているなんてことが起きます。
平日の疲れを癒し、休日を満喫するためにも、休日前こそ早めに眠って心身を回復させましょう。もちろん、朝はいつも通りに起きると、体の調子も整いやすくなりますよ。
3.寝る前のリラックスタイム
「早く眠らなきゃいけないなら、それまでの時間で遊んでおかないと!」なんて考えていませんか?その考えは危険です。
睡眠時間を厳守しようとするあまり、それまでの時間を遊び倒そうと、寝る直前までスマホやテレビを見続けていては、心身は緊張状態のままベッドに入ることになります。緊張状態からの入眠では、ぐっすり眠って心身を回復させるのは難しいでしょう。
映画のように刺激的なストーリーで興奮していなくても、SNSを流し見しているだけで脳は興奮状態になります。情報の内容によっては、心が不安になるものもあるでしょう。そういうものを見ているだけで、心身は緊張状態に入ります。
寝る1時間前には、心身をリラックスさせる時間を設けて、スマホやテレビなど刺激の強いものを遠ざけて過ごすのがコツです。
カフェインの入っていないハーブティや白湯などで体を内側から温め、ヒーリングミュージックや環境音楽などで緊張状態をほぐします。ゆっくりストレッチするのも効果的です。
こうすると、寝る前から心身がリラックスした状態になるため、ベッドに入るとすぐに眠りにつけるでしょう。
ひと工夫で睡眠の質を上げられる
忙しくて最近寝る時間が短くなった、寝ているのに疲れが残っている、休日に寝溜めしておけば大丈夫など、乱れた睡眠リズムを放置していると、体にも心にも悪影響を及ぼします。
体が健康でないと物理的に活動できなくなりますし、心が健康でないと動きたいのに動けなくなって、その矛盾に苦痛を感じるでしょう。
心身を回復させられる睡眠を意識することで、日々の健康は保たれていることを忘れないでください。
ちなみに、人は寝溜めはできません。ただその時ばかり長時間眠っただけで、他の日に短時間睡眠で回復できるなんて凄い技は身につけられませんから、気を付けてくださいね。
良質な睡眠で心身を健康にしましょう。ちょっとした工夫をすれば、いつもの睡眠の質を底上げするのも簡単です。ぜひ試してみてください。
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