素直になれない!それは、心に溜まった毒のせいかもしれません。
日常のちょっとしたストレスや習慣化された言動が、あなたの心に毒を溜めています。
目次
意地っ張りになる人の特徴!
素直な気持ちを表現できなかったり、自分の意見を曲げなかったり、意地っ張りな人はどうして意地を張ってしまうのだと思いますか?
意地を張るのには、自分の弱さを隠す意味があります。
傷つくことを恐れるあまり、自分が安全だと思えるもの以外は全て排除したいと思い、自分の弱さを自分でも認められず、周りにも知られたくないあまり、意見の違いを受け入れられません。
攻撃的に見えても、心の中はとても臆病な人なのです。
ただ、そうやって自分を守っていると、だんだんと自分の素直な気持ちがどれなのか、わからなくなってしまいます。
恐怖や猜疑心、劣等感や承認欲求などが絡み合い、自分の素直な気持ちの上に降り積もっていって、やがては隠してしまうのです。
そうして降り積もったものは、自分を守るための盾になるどころか、対人関係を悪化させたり自分を見失ったりと、良くない影響の方が大きくなるので、最終的には生き辛さへと繋がっていきます。
せっせと隠してきてしまった気持ちを掘り起こすには、少しだけ時間をかけて『自分』と向き合っていくのが一番です。
一度目は辛いと感じることが多いです。二度目になると、辛さを覚悟して挑むことになります。何度目かのころには落ち着いて自分と向き合えるようになっていきます。そうなるように、少しずつステップを踏んでいきましょう。
1.思ったままを紙に書き出す
まずは、気持ちの掘り起こし作業です。
日頃から分厚い盾で自分を守ろうとするあまり、盾が重なりすぎた状態になっています。その盾を一つ一つ退けていくと、その先に本当の気持ちが待っています。
一度に全ての盾を退かすことは、しない方が良いでしょう。どのような形でも、その盾は長い間自分を守るために作り上げてきたものだからです。一気に退かそうとせず、少しずつ下ろしていきましょう。
それには、思ったままを紙に書き出すのが一番の方法です。
心の中で感じていることは、言語化しないと自分でもよくわからないことが多いです。だから、紙に書き出すことで外に吐き出し、表現をして、自分がどのように感じていたのかを具体的に知っていきます。
コピー用紙でもノートでも、好きなものに書いてください。小さいものより、A4サイズくらいのものが適当です。
最初は、自分を守る盾となっていた気持ちが吐き出されるでしょう。それを改めて見るのは、嫌な気持ちや悲しい気持ちになることが多いです。
もし、あまりにも辛かったら中断してください。無理はしなくても大丈夫です。できる範囲で少しずつ進んでいけば大丈夫です。
感じた気持ちを書き続けていってください。
自分はどうしてそう思ったのか?
本当に言いたかったことは言えたのか?
我慢して飲み込んだ言葉はあったのか?それは何?
そうして書き続けていくと、少しずつ自分の素直な気持ちへと近づいていきます。全ての盾が取り払われた瞬間、心の奥に隠していた本音が見つかるでしょう。
2.書いた内容を読む
書いた内容を改めて読んでみてください。書くことに集中していると、意外と気が付かなかった気持ちが書いてあることも多いですよ。
紙に書かれていることは、忖度ない本当の気持ちです。そこには何と書いてありますか?
普段なら言わないことや、人には言えないことも書いてあるでしょう。
改めて書き出すことで、日常的に我慢が多いと気付くかもしれません。
それは、周りの顔色を窺いすぎているのか?それとも自分を守るためなのか?
改めてどう感じるかを考えて読んでみましょう。
ここでも、読んでいて辛くなったら中断してください。少し休んで再開できるようなら、もう一度読んでみましょう。休んでも気持ちが落ち着かない場合、その日はもう辞めましょう。続きは、心を休ませてからで大丈夫です。
3.気持ちを受け入れる
書いた内容を読んで、「こんなの自分じゃない」と腹立たしく思いましたか?衝撃を受けましたか?改めて振り返ると、我儘だったり頑固だったり、自分で思ってもみない自分がいることに気が付きます。それで良いのです。
今まで気が付くことがなかっただけで、そう思う自分は確かに心にいたのです。その気持ちに気が付いたら、次はその気持ちを受け入れてください。受け入れることで、次から同じ場面で素直な気持ちを表現しやすくなります。
今まで気が付かれなかったから、「どうして気が付いてくれないの!」と気持ちは暴走状態でした。けれど、今は気が付きましたね。
気が付いて、受け入れてあげると気持ちは落ち着きます。
気持ちを人に置き換えてみると、わかりやすいでしょう。
誰からも受け入れてもらえないと、悲しくて辛いですよね。けれど、誰かに受け入れてもらえたら、嬉しいですよね。気持ちも同じです。
そして、気持ちを受け入れてあげられるのは『自分自身』しかいません。
頑固な気持ちも我儘な気持ちも、それ丸ごとで『素直な自分』だから、丸ごと受け入れてあげてください。
聖人君子みたいな一つの欠点もない自分でなければならないなんてことはありません。欠点もある、我儘もある、そんな自分を受け入れましょう。
気持ちにはいつも素直でいよう
デトックスをすると心はスッキリと軽くなりますが、人は生きているだけで我慢もするし意固地にもなります。時々はこうして紙に書き出して気持ちをデトックスさせ、心を軽くしましょう。
今回、紙に書き出して気が付いた部分がありますか?「この部分どうにかしたい」と思ったら、それを行動に移してみてください。気が付くことができたあなたなら、きっと変われます。
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