心にある不安。もしかしたら、その不安の原因は『姿勢』にあるのかもしれません。
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不安な気持ちは姿勢から?
楽に生きるために、生き辛さを和らげるために、様々な心のケアを試している人は多いですね。方法それぞれに特徴があり、自分の状態に適していればしっかり効果を得られます。
しかし、間違った方法は逆に心を傷つけてしまうことにもなりかねません。
では、何が良い方法か。その正解はありません。
その人その人の状態によって違うし、どうなりたいかによっても方法は違うからです。
ただ一つだけ、共通することがあります。それは『姿勢』です。
人の心の状態は、姿勢に現れます。不安なときには膝を抱え、イライラしている時には乱暴になるなど。けれど、心の状態だけが姿勢に現れるかというと、そうではありませんよね。
普段の生活習慣から姿勢は作られています。首や肩のコリ、頭痛などを引き起こすストレートネックに代表されるように、座っているとき立っているとき歩いているときに、どんな姿勢でいるかが重要です。
俯き、猫背のように体を丸めた姿勢を長く続けていると、記憶の中から嫌だったことや悪い出来事を思い出しやすいと言われています。そのため、不安な気持ちに拍車がかかり、ますます姿勢が悪くなるといった悪循環を生み出すのです。
背中が丸まる=呼吸が不十分
姿勢が悪くなると、背中は丸まった状態を維持することになります。その状態では何が起きているのか、考えたことはありますか?
実は、心にも影響を与える『呼吸』がしにくくなってしまうのです。
人の体には大小様々な筋肉があり、筋トレなどで意識しない小さな筋肉も、体を適切に動かすために必要です。それらの筋肉は独立しているようでお互いが伸縮することでバランスが取れています。
しかし、姿勢が悪くなるとその筋肉のバランスが崩れやすくなってしまうのです。
特に現代人はスマホ病とも言われるストレートネックの影響で、頭が体より前に出て、背中が丸まりやすい姿勢を続けるような生活習慣が身についてしまっています。
他にも、長時間のデスクワークや座りっぱなし、立ちっぱなしなどの同じ姿勢を続けることで、呼吸が不十分な状態に陥りやすいのです。
呼吸の回数や深さは、心理状態から影響を受けています。不安な時には呼吸が浅くなり、回数が増えます。しかし、何も不安を感じるはずのない状況でも、呼吸の方が浅くなってしまえば、『何もないのに不安と似た状態』になってしまいます。
ストレス社会と呼ばれる現代ですが、もしかしたら、そのストレスの原因は漠然とした未来への不安ではなく、姿勢の悪さに起因するものかもしれません。
正しい姿勢を意識!深い呼吸を練習しよう
普段の姿勢で呼吸が浅くなっている人は、正しい姿勢でいることを意識しましょう。そして、リフレッシュする際には深い呼吸の練習をしてみてください。きっと心に良い影響がもたらされます。
正しい姿勢とは、背骨や骨盤の歪みがあっては正しく立つことも座ることも難しいです。まずは次の三つだけを意識して、普段の姿勢を正してみましょう。
- 頭が天井に引っ張られるように背筋を伸ばす
- 腹筋に軽く力を入れて引っ込める
- (座る時)足を組まない
正しい姿勢を続けるには、その姿勢を維持できる筋肉がなければ持続は困難です。作業に集中するほど、背中を丸めた姿勢に逆戻りしているでしょう。その度に正しい姿勢を意識して、少しずつ改善していきましょう。
そして、リフレッシュタイムには、深い呼吸の練習がおすすめです。
不安によって呼吸が浅くなるのであれば、逆に呼吸を深くすることで心を落ち着ける効果を得やすくなります。ぜひ休憩時間の3分間だけ、試してみましょう。
姿勢を直せば心が軽い!
人の心身は奇跡のようなバランスで維持されています。ほんの少し外部からの刺激が強かったら、ほんの少し物事の受け止め方が歪んでいたら、それだけで心にかかる負担には違いが出ます。
まずは自分に出来ることから、生きやすくなる方法を探してみませんか?
呼吸ひとつでも、心が軽くなるなら試してみましょう。
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