ただ生きているだけでは、人は大きな不安に包まれてしまうことを知っていますか?
その不安はどこから来るのか、どうしたら消せるのか。まずはその理由を知ってみませんか?
目次
- 何となく生きている不安…解消するには?
- 1.目的(ゴール)を決める
- 2.いつ達成させる?期限ごとのポイントを作る
- 3.肯定することを習慣にする
- 4.目的が変わるのも良し!
- 漠然とした不安は生きるエネルギーになる
何となく生きている不安…解消するには?
ただ何となく生きているだけ。
夢や目標は特になく、周りの流れに乗って生きているだけ。
そんな人生を歩んでいると、何だか漠然と不安に陥りませんか?それもそのはずです。
人の本能から見れば、生きること自体が目的と言えます。生命を安全に維持することが、本能です。しかし、それだけでは現代人には不安が生まれます。
なぜなら、『生きる』ことは現代では難しいことではなくなったからです。
最低限の生活が国から保障され、災害には備えがあり、治安はある程度安定して、単純に生きるだけなら簡単になりました。それゆえに、生きることに必死になれなくなっています。それが、漠然とした不安を生み出すのです。
どこを目指して生きればいいのか、何を目標に歩めばいいのか、それらがわからないままでは、ゴールの見えないマラソンをしているようなものだから、苦しいと感じてしまうのです。
頑張りたいから頑張るのではなく、頑張らなくてはいけないと思って頑張ろとしていると、ただただ辛いですよね。
今、何かに不自由しているわけでもなく、緊急で困る問題があるわけでもなく、ただ何となくな不安が心に渦巻いている人は、もしかしたら目指すべきゴールが定まっていないことが、不安の元凶となっているのかもしれません。
それであれば、目指すべきゴール(目的)を定めれば、その不安を消せるのではないでしょうか?
目指すべきゴールがはっきりしている。だから、他のものに惑わされない。
自分が行きたい先が見えているから、漠然とした不安は生まれることはない。
理由のない不安の解消と心の安定を同時に手に入れるには、自分なりのゴール(目的)を見つけることです。
何歳からでも、夢を追いかけることはできます。夢を追う人生か、追わない人生かを選ぶだけです。
一度しかないあなたの人生を、今から明確な道筋を立てて歩き出しましょう。
1.目的(ゴール)を決める
大切なことは、明確なゴール(目的)を決めることです。はっきりと言語化でき、具体的にどこがゴールかわかる状態まで鮮明にすることが重要です。
言語化しているのにぼんやりしているゴールを持っている人はたくさんいます。例えば、「幸せになりたい」「お金持ちになりたい」というゴールです。これでは、ゴールが無いのと変わりありません。
まずは、自分がどうなりたいか、どうしたいかから考えてみましょう。
自分の心を紐解いて、いつもは心の奥に隠している本音を引っ張り出すことができたら、自分の本当の願望を見つけることができるでしょう。
あとは、それを具体的なゴールにします。
例えば、お金持ちになりたいが叶えたい夢ならば、それはどのような仕事で叶えることができるか、年収いくらを稼げば自分が「お金持ちになった」と納得できるかなど、はっきりした数値や具体例をあげてゴール地点の自分の姿を鮮明にしていきましょう。
もし、自分が何が好きなのか、何がやりたいのか、目指したいものや理想像がどうしても見つからないときは、無意識に自分の心に蓋をしている可能性が考えられます。
自分よりも人を優先する癖がある人ほど、自分の本音をうまく隠してしまい、自分自身にもわからなくしています。
そんな時は、まず自分の心から蓋を外すために、じっくりと自分の気持ちと向き合うことから始めてみてください。
こちらの記事で、詳しくご紹介しています。
【自分の『好き』がわからない人へ。自分の気持ちを知る3つの方法を試してみませんか?】
2.いつ達成させる?期限ごとのポイントを作る
最終的なゴール(目的)が決まったからといって、ここで安心はまだ早いですよ。大きすぎる夢や理想を掲げると、人はすぐに諦めてしまいます。それは、理想と現在の自分との差があまりにもかけ離れていることで、「これは実現不可能だ」と思いやすいからです。
人生は、とても長い長距離マラソンです。一気に駆け抜けようとしたらバテてしまうし、ゴールを決めないと力を発揮できません。
そこで、最終ゴールに向かう途中に複数の期限を区切り、ショートゴールを設定することで、成功体験を積み上げ、モチベーションを維持しましょう。
区切る期限は、5年・3年・1年・半年です。
5年は最終ゴールに到達する期限です。5年後までには月にして60ヶ月、日にして1825日あります。しかし、最終的なゴールに向けてまだ時間が足りないと思う場合は、もう少し長くしても構いません。
最終的なゴールをいつにするかを決めたら、次の期限までにどこまで何ができるようになっていれば良いか、ステップアップしていく内容が自然とわかります。
これは登山のようなものです。登ると決めた山の道を調べ、向かうべき適切な時期を計画し、必要な装備を整え、それに向けて体力づくりをしていく。この一連の作業を、自分の人生で行うのです。
一見面倒そうに見えますが、行動してみるとそうではないことを気が付くでしょう。
自分がなりたい姿になるために、自分がやりたいことをするための行動なので、行動前に想像していたよりも、楽しさや充実感でいっぱいです。新たな発見に喜び、自分の成長を楽しみ、幾度の挑戦と失敗を重ねていくこともまた、楽しめるようになっていくでしょう。
達成不可能なことを決めてはいけません。頑張れば出来る範囲、自分が成長すれば可能となる範囲でなければ、行動する意欲を失ってしまいます。
ショートゴールは、いつか必ず辿り着く最終的なゴールのためのステップです。一つずつ登って、最後のゴールへと辿り着けるよう、自分を導いてください。
3.肯定することを習慣にする
夢を持った瞬間は、一番エネルギーが満ちている状態です。心にはやる気が満ち、今すぐにでも動き出したい気持ちに駆られます。その瞬間を逃さず、『自分を肯定する』ことを習慣化させましょう。
人生のゴールに辿り着こうとするには、心に十分なエネルギーがないと途中で倒れてしまいます。しかし、エネルギーは使えば減るので、都度補充していかなくてはなりません。
そのエネルギーの補充となる行為が、『自分を肯定する』ことです。
ここまでで、最終的なゴールとそこへ辿り着くためのステップアップのショートゴールを決めてきました。しかし、ふとこんなことを考えませんでしたか?
「これ…本当に出来る?」
現状の自分で達成することは困難でしょう。だから時間をかけてステップアップしていくと決めました。けれど、自分の力や行動を疑うような気持ちが膨らめば、心のエネルギーを不安で消耗してしまいます。
そうなると、頑張りたいのに頑張れない状態、まるでやりたくないことをやらされているような状態に陥ってしまうでしょう。
自分には出来ないと心が思い込んでしまったら、そのゴールに対しての行動全てが矛盾になります。やっても出来ないことをやっているのですから。
その矛盾が心を蝕み、漠然とした不安が再び訪れるでしょう。
自分を肯定するためにやることは、二つだけです。
一つは、鏡の前で自分に向かって「私は〜だ」と、最終的なゴールに辿り着いた自分だと宣言します。
この強い肯定の言葉は、最初は矛盾となりますが、ステップアップを続けることで徐々に近づき、現実味を帯びていくでしょう。
もう一つは、最終的なゴールを日常に埋もれさせないために、紙に書いて視界に入るところに置くことです。これは文字で書いても、画像でも良いです。
どれだけ強い思いを持っていても、日常生活の忙しさでゴールへ辿り着くための行動や思考が中断させられてしまう可能性は非常に高いです。それを防止するために、最初の思いを忘れないためにも、ゴールを視覚化しましょう。
4.目的が変わるのも良し!
ゴールを目指していて、途中で「何か違うかも知れない…」と思う時があるかもしれません。そんな時は、立ち止まって考えてみましょう。
そのゴールを、今も本当に目指したいと思っているか?
目指すゴール以外に、引っ掛かっているもの(こと)はあるか?
人生は一度きりですが、たくさんの出来事に溢れた世界にいるのです。必ずしも物語の主人公のように、たった一つのことにひたむきに熱中して生きなければならないということはありません。自分の好きなことや得意なことがわからなくて、それを探し続ける人もいます。
きっと、心が最初に気付くでしょう。本当にこのゴールを目指し続けていいのか、どうかを。
その時は、自分とじっくり向き合って、自分の本音を見つけます。ゴールの変更が必要なら、その瞬間から新たなゴールを設定すれば良いだけです。
そうしたからといって、これまでの人生の否定とはならないし、これまでやってきたことが無駄になるわけでもありません。その経験はこの先にも必ず役に立ちます。不要な経験なんて、きっと一つもありません。
漠然とした不安は生きるエネルギーになる
もし、何のために生きているのかわからない、生きているだけで漠然と不安が湧き上がるという人は、ぜひ目的を持ってみてください。自分が向かう先、どこへ行き、どうなりたいのかが明確になるだけで、その不安は消せるかもしれません。
生きることが楽しくなるように、辛いことばかりに目が向かないように。
生きるを『楽』にする術を知って、実践してみてください。
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