心の不調は、体の不調が原因で引き起こされているケースがあります。
主な三つのケースから、適切な対処法を講じませんか?
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気分が落ち込んで辛いのは体も原因?
疲れやすく感じたり、調子が上がらなかったり、やる気が起きなかったり…なんだかよくわからない不調のサイクルに乗ってしまうと、何をしてもミスや失敗にぶつかりますよね。
自分が不調と自覚があるからこそ、心のケアを行ってみるものの、思ったほど効果が得られなかったら、もしかしたら『体』の方に原因があるのかもしれません。
心の不調の中には、体の不調から引き起こされているものがあると知っていますか?
心と体は密接な関係にあります。例えば、不安が強いとお腹が痛くなったり、手が震えたりしますよね。それは、心の状態が体に反映したのです。
自分の状態を把握する際には、心と体を切り離して考えるよりも、心と体を同一のものとして考えてみてください。
体の無理が心に、心の無理が体に、お互いに良くない影響を及ぼしていないだろうか?と考えてみれば、自然と原因と対処法が見つかるはずです。
今回は、心い影響を及ぼす体の不調三つをご紹介します。どの体の不調も、よくあるケースです。健康な状態であれば回復は早いのですが、ちょっと調子を崩しているだけで、どんどん不調の波に飲み込まれてしまう可能性があります。
自分の状態を客観的に把握してみてくださいね。
1.睡眠不足?
睡眠は、心と体の両方を回復させる最高の方法です。しかし、睡眠時間が極端に少なかったり、疲れを癒せるほどの長さではなかったり、睡眠の質が良くなかったりすると、眠っていても疲れを癒せません。
適切な睡眠が取れているか、客観的に把握してみましょう。
まずは、時間を調べましょう。就寝時間と起床時間を書き出して、極端に短い日が続いていないかを確認してみてください。
もし短時間睡眠が続いていたら、睡眠不足が原因の可能性が高いでしょう。
睡眠時間が十分だった場合、目覚めた時の状態を書き出してみましょう。
スッキリと目覚められていますか?
疲れが取れた感覚はありますか?
体は軽いですか?
睡眠の質が良くないと、目覚めた時の状態が心地よくありません。睡眠の質を高めて、心と体を癒しましょう。
睡眠の質を高めるコツは、こちらの記事でご紹介しています↓ぜひ参考に。
【心の安定は体の健康から!季節の変わり目に体調を崩さないために!】
2.運動不足?
デスクワークは、体を動かさないからエネルギーの消耗も少ないと思っていませんか?体を動かさないことが逆に、疲労やストレスを溜め込む原因となっています。
体内には様々な栄養素や酸素、二酸化炭素など、体を動かすために必要なものが血液と一緒に巡っています。それらの中には老廃物やストレス物質なども含まれているのです。
体を動かさないでいると、老廃物やストレス物質が体外に排出される働きが鈍くなり、眠っているのに疲れが取れにくい・休んでいるのに疲労感が減らないなど、良くない影響が現れるでしょう。
運動をすると、体内のホルモン分泌が盛んになり、それにより多幸感やリラックス、安心感を得られます。その作用があるのは、エンドルフィンや幸せホルモンと呼ばれるセロトニンです。
適度に体を動かせば、気分転換にもなります。休憩時間に少し、休日には思い切り体を動かしてリフレッシュしましょう。
3.季節特有の不調?
体の不調には季節特有のものもあります。自覚しにくいものでは、夏季うつなどの季節限定のうつ症状でしょう。
気分の落ち込み、不安感の増大、食欲不振など、夏バテに似た症状を引き起こす夏季うつは、夏特有の気候に心身が順応できずに起きるのです。
これを知らずに単なる夏バテと思い込んで対処すると、間違った対処でさらに症状を悪化させてしまう可能性もあります。
特に今の時期は、夏が終わりに近づき、徐々に空気が涼しいと感じられるようになってきましたね。それにより暑苦しくて眠れなかった日が減ったように感じられますが、体内では蓄積された疲労やストレスがまだ溜まったままです。疲労やストレスを癒さなければ、心への悪影響は止められません。
心だけじゃなくて体も労わろう
心のケアには、心だけに対して行っても効果は薄いです。心と体はひとつですから、心をケアするのと同様に体もケアしましょう。
ケアは難しいことではありませんよ。疲れたら休めば良いだけです。
眠かったら眠って、お腹が空いたら滋養あるものを食べて、のんびりしたかったらゆっくりできる場所でぼーっとする、それだけで大丈夫です。
自分の心と体が今、どんな状態にあるかに気付けば、自然と対処する方法は見えてきます。
自分を良くするために、自分を知ってください。
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