「虐めをやめたい」加害者のあなたへ。もう誰も攻撃しないために出来ること

人を虐めてしまう心理とは?誰の心にも潜む思い…】では、虐める側の心理をご紹介しました。もし自分に当てはまり、虐めをやめたいと思ったなら、次のステップに進んでみませんか?

目次

誰かを攻撃しても幸せにはなれない

人と窓の写真

虐めをする側の心理では、自分の立場を守りたい・自分の価値を上げたいなど、自分の存在を証明したがる心理と、溜まったストレスを解消したいとの心理があることがわかりました。
もし、自分が無意識に誰かを虐めていたことに気が付いたら、その行動を止められますか?

実際には簡単ではないかもしれません。なぜなら、虐めをすることで自分を守ってきたからです。虐めていた相手がいなくなってしまえば、解消されないストレスや不安が丸ごと自分の背にのし掛かります。
新たなストレス解消法や不安への対処法を知らないままでは、再び虐めをしてしまうかもしれません。

注意する、意識する。ただそれだけでは少々難しいでしょう。
では、虐めをやめるためには、どうすれば良いのか?その答えは、『自分を知る』ことです。

1.自分の心にある不安・不満と向き合う

日本では、虐める側よりも虐められている側にこそ問題があるという風に見られることが多いですね。けれど、実際に問題を抱えているのは虐める側の方です。自分では解決できない問題のとりあえずの捌け口に、虐めを行っているのですから。

誰かを虐めなければ自分を守れないほどの問題とは何か?それを見つけ出すことが、重要なポイントとなります。

自分の心と向き合ってみてください。
どんなことに不満がありますか?
どんなことを不安に思っていますか?
どんな出来事で怒りや不安を感じますか?

これらの質問に、自分が感じたままの気持ちを書き出していってみましょう。
頭の中で考えていると、つい別のことに意識が向いてしまうので、紙に書きます。紙に書くことで、後から見返せるし、自分がどんな風に感じていたのかを正確に把握することができますよ。

まずはとことん自分と向き合って、不安や不満の根元にある気持ちが見つけましょう。何が原因かわからないままでは、いつまでも不安は消えません。

2.自分のいる環境を整える

虐める側は、自分が虐められるわけがないと思っています。誰かを虐める力を持っている側だと思っています。しかし、実際にはどこかから強いストレスを受けているのです。
それは『虐め』ではありませんか?

ストレスの原因は身近にあります。
例えば、安らげるはずの自宅が落ち着けない環境では、不安や不満が溜まりやすいです。音が響いてうるさい、怒鳴り声が聞こえるなど。
会社で大きなプレッシャーを与え続けられていたり、達成できない量の仕事を与えられていたりも強いストレスの原因となります。

まずは、一箇所でも心から落ち着ける環境を整えてみましょう。
複数のコミュニティがあることは、心穏やかに過ごすために必要です。しかし、そのどれもが落ち着かない環境では、逆に不安が溜まりやすくなってしまいます。

必ずどこか一つは、警戒せず緊張せず、心からのんびりと休められる環境を整えておけば、そこが安全地帯です。何かあれば、そこに戻ってくれば攻撃されません。そんな場所を整えましょう。

3.心の専門家に相談する

虐めの問題は、加害者側も被害者側も心に大きな傷を負います。他者の複雑な問題がまた別の他者に及ぶため、円満な解決が難しい問題です。

もし、一人でどうしたら良いかわからなくなった時には、心の専門家に頼ってください。

心の専門家は、虐めの被害者のためだけでなく、加害者が認知を正すためにも活用できます。
自分の行いを見直すには、自分一人だけでは逃げ出したくなることは多々あります。人は、自分の言動にはつい甘くなってしまいますものね。
だからと言って、虐めをやり続けられなどしない場合、どうしたら良いかわからなくなるでしょう。

その気持ちを、心の専門家に話してください。まずは、心の中に溜め込み続けてきた気持ちを吐き出さなければ、次には進めません。
心の専門家は、虐める側だからといって嫌悪しません。どのような人でも話を聴く準備を整えています。だから、安心して話して大丈夫ですよ。

問題の根元が複雑なため、早期の解決は不可能です。少しずつゆっくりと絡まった気持ちをほどき、ストレスや不安との向き合い方を学んでいきましょう。

虐めをやめて新しい自分に生まれ変わろう

新芽の写真

虐める側は、何も「楽しいから」という理由だけで誰かを虐めているわけではありません。中には快楽のためだけに虐めをしているケースもありますが、その快楽に逃げようとする原因は他にあります。

誰かを虐めなければ自分を保てない。だからこそ、虐めをやめられない。
この悪循環を断ち切りましょう。

簡単ではありませんが、不可能ではありません。
まずは心の中にある気持ちを吐き出すところから、始めましょう。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
心のケアや不調の整え方、楽に生きる方法などをご紹介しています。ぜひそちらも読んで、辛さや苦しさを手放せますように。

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