心のケアを意識している人がだんだんと増えてきましたね。けれど、食事で心のケアをしようと考えている人がまだまだ少ないようです。
あなたは何を食べていますか?
心をケアできる食べ物を選んでいますか?
目次
心のケアになる食べ物がある
最近、主だった原因が見つからないけれど、こんな症状が出ていませんか?
- 落ち込みやすい
- 疲れやすい
- 髪や肌のハリ艶が減った
- 傷の治りが遅い
- やる気が起きない
- 眠れない
- 眠りが浅い
こんな症状は軽度に感じやすく、ちょっとした心身の疲労や加齢のひと言で片付けられてしまいやすいんですが、実は放置しておくと症状を悪化させ、心を病んでしまうかもしれないんです。
原因らしい原因に気が付けないのは、意識していなかったところに原因があるから。それは食事です。
食事は、体をつくる栄養素を摂取するという大きな目的があります。健康や体型を気にかけている人ほど、食べる物には細心の注意を払っていますよね。特にダイエットに励む女性や筋肉をつくりたい男性は、カロリーや糖質を制限し、細く美しい体を手に入れる為に、食事には気を遣いますね。
けれど、その制限こそが心を病ませる原因となっていたら、どうしますか?
上記の症状は、食事の偏りによって発症するものです。放置していると、心を病む可能性が高まり、心身の健康を害してしまいます。
心と体に本当に必要な栄養素は広く知れ渡っていますが、以外とそれを含む食品が何なのか、即答できる人は少ないんですよね。
あなたは、心と体に必要な栄養素とそれを含む食品名を答えられますか?
特に摂取を制限してしまいがちな3つをご紹介します。
1.タンパク質=肉、魚
ダイエットの敵といえば、肉。太るから食べてはいけない。そう考えられていた時代がありましたね。今でもその名残りはあり、少しでも脂身のある肉類を片っ端から避けてしまう人は多いです。
けれど、その避けた肉が本当は心にも体にも必要な栄養素を含んでいます。
タンパク質は、体をつくる為にも必要ですが、神経伝達物質をつくる元にもなっているんです。材料がなければホルモンは分泌されず、知らない内に心身に影響を広げていきます。
感情の起伏が激しくなったり、逆に無感情になってしまったり。自分を抑えることや表現することができなくなってしまう可能性があります。
2.鉄分=乳製品、大豆製品
定期的な健康診断で貧血と診断されていなくても、詳細に検査した時にだけ体内の鉄分量がわかります。知らなかっただけで、実は鉄欠乏の状態だったという人は意外にも多いのではないでしょうか。
鉄分が低下してしまうとどうなるか、鉄分も脳の神経伝達物質をつくる元になる栄養素です。タンパク質と同じく、鉄欠乏状態が持続すれば、心身に悪影響が出るのは明白ですね。
鉄分は、サプリメントから摂取する人もいますが、サプリメントをつい飲み忘れてしまったり、飲まなかった分を一度に摂取しようとしたりすると、意味がありません。一度にたくさんを摂取しても、体に摂りこめない分は排出されてしまうからです。
納豆やチーズなどの大豆・乳製品から鉄分は摂取できますが、鉄分の吸収をよくするビタミンCが含まれる緑黄色野菜やフルーツなどと一緒に食べるようにすると、より効率よく鉄分を体に摂りこめます。
3.脂肪=オリーブオイル、ココナッツオイル、えごま油
脂肪はダイエットの大敵と思っている人も多いんですが、体をつくったり、脳内ホルモンをつくったりと、なくてはならない栄養素のひとつです。
注意したいのは、脂肪といっても摂らない方がいい脂肪と摂った方が良い脂肪があるということ。代謝機能を低下させ、動脈硬化のリスクを高めるトランス脂肪酸。これは避けた方がいい脂肪です。マーガリンやショートニングなどの加工された油脂などが当てはまります。
けれど、脂肪全体の摂取を極端に制限してしまうと、脂溶性ビタミンなどの栄養素の吸収まで低下させてしまい、本来必要な栄養素が摂りこめなくなってしまいます。
行き過ぎた低糖質は危険
心のケアになる食べ物はいかがでしたか?積極的に摂取していれば、内側から心をケアすることができます。過度な健康志向やダイエット目的での食事の偏りは、かえって不健康を招き、心を病ませる原因をつくりだしてしまうので、気を付けてください。
健康志向といえば、最近は低糖質ブームでしたね。今もまだブームが続いているようですが、極端に低糖質に執着してしまうのも問題があります。
糖質(炭水化物)は、体を動かすエネルギーであると同時に、脳を動かすエネルギー源です。糖質が不足すれば、脳の活動は低下してしまいます。確かに体内に蓄えた脂肪を分解して、糖質を捻出することもできますが、それには時間がかかる上に、期待したほどの量をつくり出すことはできません。
エネルギーが枯渇してしまえば、判断力は鈍り、イライラした感情を抑えることもできなくなります。朝昼夜のメインの食事では糖質(炭水化物)も含めて、体に必要な量を摂取できるように心がけてみてください。多すぎても減らしすぎても健康を害してしまうだけです。
低糖質な食事として気を付けるならば、朝昼夜の食事以外の間食時です。甘い飲み物や食べ物に、つい手が伸びていませんか?
甘い物は食べると癒されますよね。ドーパミンが分泌されるので幸せを感じているんですが、糖質を一度に多く摂取したり、空腹時に最初に摂取すると、血糖値が急激に上昇します。体はそれを抑える為に、上がった血糖値を元に戻そうと急低下させるんです。
この働きによって、食べた直後は幸せで元気でも、少し経つと疲労を感じたり、やる気になれない状態になったりしてしまいます。
低糖質を意識するなら、メインの食事以外の飲食で。その方が、心身をつくる栄養素を摂取しつつ、健康や体型を維持しやすいです。
けれど、思う存分甘い物を堪能する息抜きの日があっても問題はありません。食べすぎ食べなさすぎなどのやりすぎが危険なので、自分でコントロールすることができれば、甘い物を決して食べてはいけないなんてことはありません。
食事も人生の楽しみのひとつです。
心と体を労わる食事を心がけてみてください。
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