自分を変えたいのに上手く出来ない。成長には挫折しやすいポイントがある

2021/10/12

変わりたい。成長したい。
そう思って行動しても、すぐに挫折してしまうこと、ありませんか？
それは、挫折しやすい思考をしているからかもしれません。

成長途中の挫折ポイントは『つまづき』

変わりたい。
今の自分を変えたい。
そういった強い思いから、自分自身を成長させる一歩を踏み出す勇気を得て、人は成長していきます。

けれど、成長しようとするその過程で、挫折してしまうことも多々ありますよね。
挑戦した結果に失敗したり、想像していたよりも上手く出来なかったり。そんな小さなつまづきが二度三度と繰り返すと、「もう成長するのは無理なのかな」と諦めたくなる気持ちが湧いてきます。
成長の挫折ポイントで立ち止まってしまったら、そこからもう前には進めないのでしょうか？

例えば、ダイエットで考えてみてください。
10kgは体重を落とす目標を掲げてダイエットを開始して、それからたった一日でも体重が増加したら、たった1kgでも増加したら失敗でしょうか？
食事量を制限するダイエット方法に取り組んでいて、たった一度だけデザートを口にしてしまったら、そのダイエットは失敗になるのでしょうか？

「やってしまった」と思うかもしれません。けれど、失敗したとは思わないはずです。
なぜなら、まだ終了していないからです。最初に決めた期限まで終わっていない、掲げた目標に到達していない、だからまだ挑戦している途中なのだ、と思っているはずです。

成長途中に挫折してしまうのは、つまづいた体験を失敗だと認識してしまうからです。
やり方を間違えたかもしれない、少し気が緩んでしまったかもしれないという反省はあっても、そこで諦めなければ、まだ成長途中。諦めて、成長することを放棄した時こそが、失敗した時ですよね。

思いつめすぎれば、自分の失敗を許せる余裕を失います。
成長過程で挫折しない為に、次の三点の思考に気を付けてみてください。

１．出来ない自分を責めないで

出来なかったことが、挑戦した最初の一回目から上手く出来るのは稀です。元々出来なかったことに挑戦しているのだから、すぐに上手く出来なくても、出来ない自分を責めないでください。

上手く出来なかったからといって、自分を責めたり、否定したりは決してやってはいけない行為です。それよりも、「誰だって最初からは上手く出来ない。何度も挑戦している自分は偉い」と自信を持つような声かけてをしてあげましょう。

自分を責めて否定することで得られるメリットはありませんが、自分を応援するメリットは大きいです。

２．反省を超えて後悔しないで

失敗の度に反省し、何がいけなかったのかを考えることが癖になっていくと、時に間違った方向に進んでしまう場合もあります。
「やらなければよかった」という後悔です。

反省しすぎていくと、自分の失敗経験を何度も見つめることになります。挑戦して成功していくことが目標なのに、何度も失敗しているという事実を何度も突きつけられると、さすがに心にも大きな負担となってしまう場合もあります。

気がつかない内に、反省ではなく後悔の念を抱いている時もあるのです。
「挑戦なんてしなければよかったのかな」
「自分には最初から無理だったのかもしれない」
「やるだけ損してたかな」
「時間を無駄にしてしまっているかも」
こんな風に後悔ばかりを考えてしまうと、行き着き先は自己否定です。成長できない自分を卑下し、否定してしまいます。

もし後悔しそうになっていたら、やるだけのことをやった後悔と、何もしなかった後悔。どちらが重いかを考えてみてください。きっと挑戦した自分を褒めてあげたくなるはずです。

３．過度に期待はやめよう

自分に自信を持つのは良いことではありますが、過度な期待となるほどは少し危険です。
「自分ならすぐに出来るようになる」という過度な期待を最初から持っていると、小さなつまづきが連続するだけで心が折れてしまい、そこで成長を諦めてしまいます。
過度な期待があったからこそ、『出来なかった』という状況を心が受け入れる余裕を狭めてしまったのです。

未来の自分に、期待を寄せるのは程々に。過度な期待をするほどに、挫折ポイントを増やすことになりかねません。