変わりたいのに変われない。その原因は、自分に厳しすぎるからではありませんか?
自分を厳しく律し、理想の自分になるまで我慢し、自分自身を鞭で打つ毎日を繰り返そうとしては、変わろうという思いもかき消えてしまいかねません。
自分を変えるのに、厳しさはいらないのではないでしょうか?
目次
『ダメ出し』では変われない理由
人は言葉に敏感です。そして脳も敏感ですが、少しばかり融通が効かないところがあります。
脳は聞いた言葉を単語でそのまま処理します。
例えば、「赤信号で渡ったらダメ」という注意の言葉はよく聞きますね。けれど、脳は一つずつの単語で処理していくので、「赤信号」「渡る」「ダメ」と判断しています。
そうなると、赤信号で渡ったらいけないのに、なぜかつい足は前に出てしまうのです。
これは、自分を変えようとする人にとって、恐ろしい事実ではないでしょうか。
自分に対して、あれやこれや禁止事項を増やしていませんか?
「ネガティブになってはダメ」
「考えすぎてはダメ」
否定語はただでさえ心のストレスになりやすい言葉です。それをさらに自分が思った方向とは真逆に脳が処理してしまえば、いくら変わろうとしても変われませんね。
自分を変えたい時、考えるポイントはこの三つです。
自分の内面やそこから発生する行動を変えるのは、一朝一夕では達成できません。長く行動を続けなければ、変えることはできません。
『変える』を今より少しだけ楽になるように。
変わっていく自分を楽しめるように。
これら三つをぜひ試してみてください。
1.禁止より実際の行動を考える
禁止事項では「今の自分ではダメ」という部分を強調してしまっています。今が理想の状態ではないから、変わりたいんだと思うからこそではありますが、自分にダメ出ししながらでは、続けるモチベーションを保つのは難しくなってしまうのです。
禁止事項よりも、実際の行動を考えてみてください。
「〜をしたらいけない」だと、ダメな行動の方が強調されてしまい、脳が誤認します。
「〜をする」だと、脳は言葉通りに受け取り、実際に起こすべき行動にすんなりと入ることができます。
2.「もっと頑張らなきゃ」と考えない
変わろうと考えている人ほど、今の自分が好きではありませんよね。
けれど、今の自分を嫌悪していたら、自分自身に努力することを強要してしまいかねません。どこまでも終わらない努力の強要は、変わりたいという思いさえも凌駕して、変わろうとすることを諦めさせてしまいます。
「もっと頑張らなきゃ」なんて考えなくていいです。
今日やるべき行動をとって、今日の一歩を踏み出したなら、もう十分頑張ったと自分を褒めて認めましょう。
3.少しでも成長したら認めて誉めよう
日々、変わっていく自分に出会うのは喜びです。けれど、変わったといっても僅かな変化でしかないことがほとんどです。
せっかく何日も何十日も行動を続けているのに、変化が少しだけなんて思ってしまうと、変わろうと努力しても変われないんじゃないかと思い込んでしまいます。
考えを変えてみてください。
ほんの少ししか変われなかったのではなく、その部分に変化が見えたんです。変化として見えるほど、あなたは変わった、それは変わろうと行動し続けたからこそ訪れた変化です。
もっと自分を褒めてください。
変わった部分の大小に関係なく認めてください。
変化が見えたなら、着実に変われてきているという何よりの証です。
自分を変えるのに厳しさは要らない
厳しくして変われるものなら、全人類が理想の自分になっているはずです。けれど、実際にはそうではありませんよね。
自分を変えようと頑張るものの、行動し続けるのは想像以上に辛い時があります。そんな時でも行動できるように、自分を厳しく律しようとしては、ただただ苦しさが増すばかりではないでしょうか。
もっと楽に考えてみませんか?
辛くて苦しい部分は必ずあるものですが、全てがそうでなくてもいいと思いませんか?
楽できる部分は、楽に。そうやって変わっていけたら、行動を続けやすくなるはずです。
自分を変えるのに、厳しさは要りません。
楽になる方法を考えてみましょう。考えたら、試してみましょう。
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