今日あった出来事、感じた気持ち。伝えたいことはたくさんあるのに、なぜか相手には伝わらない。
そんな悩みを抱えていませんか?
全く伝わらないと、話すことが嫌いになってしまいますよね。
話すことがもっと楽しくなるように、三つのポイントを抑えて、相手に伝わる話し方を体得しましょう。
目次
言いたいことが伝わらない話し手と聞き手の違い
言いたいことがきちんと伝わらないと、仕事上では後から困ったことになったり、プライベートでは気持ちをわかってもらえず落ち込んだりと、様々な面でストレスを感じてしまいます。
どうして言いたいことが相手に伝わらないのか、根本的な違いを知っていますか?
実は、言いたいことがある時ほど、人はその状況を事細かに説明してしまいます。
例えば、こんな風に言われたら、何を言いたいのかキャッチできますか?
「今日昼過ぎに歩いていたら、天気が良かったから家の近くを一周しようと思って散歩に出たんだけど、そしたら犬がいてね。あっちも飼い主さんと散歩してて、私に気づいて犬が興奮したみたいで、くるくる〜って飼い主さんの周りを走ってて、紐がね、犬のリードがね、飼い主さんの足に絡まっちゃって大変だったんだよ」
こんな風に話されると、情報の多さと順序の整理に頭を使ってしまい、何が言いたいのか理解しにくいですね。けれど、話している本人は起きた情景が目の前に広がり、目についた情報から話しており、自分の気持ちや情報が正確に言葉にできていると思っています。
これが、話し手と聞き手の違いです。
こんな風に起きたこと全てを話していませんか?
相手から「何が言いたいかわからない」と言われてしまっていませんか?
人は、自分がどのように話せているか、相手にどれくらい伝わっているかを意識することは、ほとんどありません。『話す』という行為があまりにも当たり前なので、意識を向けようと思わないのです。
ビジネスの場などでは、相手に正確に情報を伝えることが重要となる為、伝える練習をする人もいますね。
ビジネスほど畏まらなくてもいいですが、少しばかり自分の話し方を意識してみると、自分でも理解できない話し方をしているかもしれませんよ。
1.情報量をまとめる
自分が言いたいと強く思うほど、起きた出来事と感情を全て吐き出そうとして、情報量が多くなってしまいます。そのまま話しても、相手にはきちんと伝わらないどころか、1mmも伝わらないこともあります。
情報量をまとめましょう。
基本となるのは5W1Hです。
いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように。これを基本として伝えたい情報をまとめてみましょう。
これはあくまでも基本です。必ずしも5W1Hに沿う形でなければならないことはありません。相手に情報を伝えやすくする基本ですので、必要な部分だけを使ってみてください。
2.長くなる場合は要点ごとに伝わっているか確認
どうしても状況の説明が長くなるような場合はありますね。そんな時は、話のポイントごとに区切って、その都度相手の理解度を確認してみてください。
一度に言い切るのではなく、ポイントごとに区切って相手の相槌を待ちます。そうすることで、相手も話の流れを理解しやすくなります。
3.事実と感情を分ける
伝えたいことが伝わらない時、それは伝わってほしいと思う気持ちが大きい時ではありませんか?
その時に感じた気持ちを詳しく話そうとすると、感じたままを伝えることになりますね。けれど、感情をうまく言葉で表現するのは難しいものです。自分自身の感情ならば、的確でなくても何となく理解できますが、相手にそれは通用しません。
多くの場合、出来事の情報に感情を追加することで、相手にうまく伝わらなくなっています。
起きた出来事とその時感じた気持ちを、分けてみましょう。
まずは起きた出来事を話すことで、話のベースができます。次に感情について話すことで、何を伝えたいのか相手が受け取りやすくなります。
『会話』は相手あってこそのもの
その日に起きた面白い出来事、楽しかったこと、嬉しかったこと。何でも話せる相手がいるのは素敵なことですね。
けれど、自分の頭の中にる乱雑になった情報そのままを言葉にしても、相手には全く伝わりません。
せっかく話したのに、「何を言ってるかわからなかった」と言われてしまったら、傷ついてしまいかねません。
『会話』はキャッチボールです。相手がいること、聞き手がいることを意識してみましょう。
一度に話す情報量を整理し、要点ごとに区切り、事実と感情を別にして伝えてみれば、前よりも伝わりやすくなります。
『話す』ことは技術です。相手の立場になってみて、どの言葉で、どういう順番で話たら伝わるのかを、一度振り返ってみてください。
会話は、相手に届いたとわかると、より楽しくなります。
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