休憩時間や休日に、脳や体や心を正しく休ませていますか?
休むべきタイミングで休んでいないと、疲労は取れず、その後のパフォーマンスに悪影響を残します。
体は動かしていないからと、考え事をしていてはいけません。考えることにもエネルギーは消耗し、脳や心は疲れていきますよ。
脳や体、心を正しく休ませて、ストレスを軽減させませんか?
目次
休んでいるつもりで休めていない人の行動
「動いていなければ休んでいる」と考えていたら、それは大きな間違いです。体は動かしていなくても、脳はフル回転していれば、十分に疲れてしまいます。脳も体も心も全てを休ませなければ、『休息』したことにはなりません。
忙しなく動き回っている人ほど、きちんと自分自身を休める行動が取れていません。特に、次のような行動に当てはまった人は、休めていない可能性が高いです。自分の行動を見直すキッカケにしてみませんか?
- 手を止めても、頭の中で考え事をやめない
- スマホやパソコンを手放さない
- いつでも連絡が取れる状態を維持する
- 通知音に敏感に反応する
- 通知音が鳴っていないのにスマホを見る
- 「これだけで終わり」と言って作業を続ける
- やる事、やり残しを見つけようと周りを確認する
身に覚えのある行動はありましたか?当てはまる数が多いだけ、あなたは休むべきタイミングで休もうとしていません。
休まず動き続けたら、その後にどうなるか。それは考えるまでもなく明白です。
休憩時間に休んでいない人によくあるのが、「何もすることがない」「何をしたらいいかわからない」といった手持ち無沙汰です。
そこで、休憩時間や休日にしっかり休めるように、休む時におすすめする三つの行動をご紹介します。何をしたらいいかわからないならば、まずはこの三つを実践してみてはいかがでしょうか?
1.リラックス音楽を聴く
音楽は、多くの人の魅了しますね。楽器の音、全体の旋律、音程や人の歌声など、様々な音が組み合わさって心地良さを感じさせてくれたり、気分を高揚させてくれたりします。
音楽には、知覚や思考を司る大脳皮質や、情動や記憶を司る大脳辺縁系などに作用することがわかっていおり、音楽を聴くことで、リラックスや不安を解消するなどの効果が得られます。
脳や心を休ませる音楽としてならば、緩やかなテンポのヒーリングミュージックや青春時代に好きだった曲などがおすすめです。直前まで向き合っていた作業のことを忘れ、音楽に没頭しやすいからです。
特に過去に青春時代に好きだった曲は何度も繰り返し聴き続けていたこともあり、強く記憶に残されています。その記憶には、喜び、楽しさ、幸せといったポジティブな感情も引き起こしやすいのです。
また、聴くだけでなく歌うことでストレス発散や緊張の緩和に役立ちます。
2.思い切り運動する
適度な運動は、ストレス解消、リラックスに良いとよく聞きますよね。具体的にどういう作用が起きているかも知っておくと、自分の状態に応じて運動レベルを変え、リラックスやリフレッシュできます。
運動をすると、軽い運動でもエンドルフィンという神経伝達物質が分泌されます。このエンドルフィンは、痛みの緩和やリラックス効果をもたらしてくれ、心と体の両面のストレス解消にひと役買ってくれます。
また、考え事が頭から離れない人でも、一定以上の運動をしている間は、運動することに脳を使うため、余計な悩みや考え事をしていられなくなります。やや強制的ではありますが、自分から考えるのを止められない人にとっては、運動は脳の休憩にいいでしょう。
肉体的に適度な疲労を得ることで、夜には入眠しやすい状態になりやすく、眠りにつきにくいという悩みの解決の一助を担ってくれる場合もあります。
3.瞑想する
運動できるスペースも、音楽を聴ける環境もない場合は、どこでもできる瞑想をして、心身を休ませてあげましょう。
瞑想は、周りから見れば静かに目を閉じているだけとあって、誰の迷惑にもならず、場所も取りません。脳、特に心を休ませるにはおすすめです。
瞑想の手順は、以下の通りです。
- 目を閉じて、体から余分な力を抜きましょう。
- ゆっくりと肺を凹ませるように、体内の息を吐き出します。
- 次は、肺が膨らみきるまで吸い込みましょう。
- 吐いて吸ってを繰り返していく内に、頭と心の中は空っぽになっていきます。何も考えていない真っ白な状態です。
そして、呼吸することだけに集中します。 - 考えが浮かんだら、すぐに停止させ、また呼吸することだけに集中します。
静かな環境の方が集中して瞑想できるので、できるだけ人の賑わいがない場所を探してみてください。瞑想することに慣れていくと、自然と心を落ち着ける自分の呼吸を身につけることができます。
休めば動ける。動いたら休む
心のケアはとても単純です。たくさん動いたら疲れる、だから疲れすぎる前に休んで回復する。たったこれだけです。けれど、現代人の多くは『疲れすぎる前に休んで回復する』部分ができていません。
限界まで頑張らないと、頑張った気にならないと思い込んでいたり、周りから非難されたくないから無理に頑張り続けていたり。
休みたいと言えない環境にいることを当然としてしまっています。それは大きな問題です。
その問題を解決するには、まずあなたが正しく休み、ちゃんと回復した方が結果的に良いと周囲に知らしめるところから始めましょう。
人は、自分の経験していない未知の情報に対して消極的です。たとえ間違っていたとしても今まで行ってきた古いやり方にこだわります。間違いを率直に指摘すれば、相手と対立関係を築いてしまい、話を聞いてもらえる状況ではなくなります。
そこで、『やってみせる』のが効果的です。
あなたが正しく休憩し、ストレスが軽減されることを証明すれば、周りの人たちも率先して休もうとします。その輪が広がれば、組織全体での変革となるでしょう。
まずはあなたから。良いことを周りに広めながら、自分も労わりましょう。
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