人生をイージーモードにする3つの思考。マイペースに楽に生きる

生きているのが辛くて苦しい。そう感じる人の中には、自分自身で困難を増やし、乗り越えるハードルを上げています。
人生を楽に。イージーモードへ切り替えて、自分の生きやすいペースを探してみませんか?

目次

 

人生のハードモードとイージーモード

海が見える坂道の写真

生き辛さを感じる。
自分ばかり損をして生きている気がする。
苦しいばかりで楽しくない。
楽しみもなく、苦しみばかりの人生では、生きているのは辛いばかりですよね。

人生はどうしてハードモードに設定されているのか、考えたことはありますか?
人によって、生き辛さを感じていなさそうにも見えるし、自分以上に辛そうにしている人もいます。人生が辛いと感じるのは、運命なのか、とさえ思ってしまいますよね。

ここでは心理学の観点から、『楽に生きる』方法をお伝えします。

感じている生き辛さ、苦しさ、憤慨し失望ばかりを経験してしまう背景には、あなたの中にある『固定観念』が影響を与えています。

今回はその中でも最も厄介な三つの固定観念です。どれか一つでも持っていると、主に対人関係に悪影響を及ぼします。何が問題か、その解決策と一緒にご紹介するので、自分の行動・思考に照らし合わせて考えてみてください。

 

1.自分の常識は他人の非常識かも

『常識』を疑う人はほとんどいません。なぜなら、『常識』は当たり前のことばかりだからです。
だから深く追求しないし、「それは常識だから」のひと言で強制的に従わなければならない感覚に陥っています。

しかし、あなたが持っている『常識』が、他の人にとっても『常識』とは限らないのです。
『常識』は唯一ではないと知っていますか?

自分の中で常識と思っているルール、マナー、礼儀作法など、それらは自分自身が経験や努力によって積み重ねてきた賜物で、他の人も同じくらい重要視してくれるものではありません。その人にはその人の常識があり、あなたから見れば、それは『非常識』とも思えるものもあるでしょう。

だからこそ、『自分の常識』が通じない人は一定数います。

常識が違っているから、話し合っても平行線のままです。
それは、絶対に従わなければならない常識という前提が違っているから、どんなに話し合ってもお互いに折れないから。

それでも話せば、理解し合える場合もあるでしょう。しかし、話しても反発しかしない場合はもっとあります。

この解決策は、二つ。
自分の常識を人に押し付けない。
人の常識を無理に取り入れない。

個々の正義がぶつかると、争いに発展します。常識はまさに正義とも言い換えられるでしょう。自分の中の絶対の基準、それは世界の基準だと勘違いしていれば、人と共存することはできませんよね。

自分の常識を人に押し付けず、人から押し付けられた常識もヒラリとかわしてしまいましょう。無理に合わせようとしたり、「その常識は取り入れるべきなのか?」と考え込みすぎたりすると、人との付き合いに疲れ、自分自身を壊してしまいます。

 

2.期待しない

「〜してくれるだろう」
「〜してくれたら嬉しいな」
そう考えた瞬間に、勝手に人に期待を募らせています。

人に期待すると、セットで失望がやってきます。運良く期待が叶ったとしても、毎回叶うものではありませんよね。前回は叶えられた期待でも、今回は叶えられないと相手に失望します。そして、どちらかと言えば期待が叶わない方が多いです。

期待して失望するまでがセットなので、何も言わずに勝手に期待しておいて、相手が望む行動をとってくれないと失望し憤慨します。さらに相手に対して「あの人は気が利かない」とレッテルを貼り、そんな人しか周りにいない自分自身を「かわいそう」と誤認してしまえば、対人関係が悪化していくのは想像に難くありません。

人に対して刺々しい態度になってしまうだけでなく、巡り巡ってその態度の悪影響は自分自身にやってきます。
人望に恵まれなかった、良い人が周りにいないと自分の不運を呪い、他責思考に拍車をかけた思考に陥れば、楽にはなれません。

この解決策は、二つ。
人に期待しない。
人の行動に感謝する。

期待は無意識の内に抱いている場合もあるので、意識して期待する思考を排除しましょう。
「〜して当たり前なのに」との気持ちが浮かんだ時は要注意です。何かしらの期待を相手に抱いている場合があります。勝手に期待を寄せているだけではないか?お願いしたいならば、きちんと伝えたか?を考えてみてください。

人に勝手に期待してしまう思考を止めるには、「やってもらって当たり前」という感覚から抜け出します。その為には、相手の行動に常に感謝をし、感謝の言葉を伝えることです。
「〜してもらえた。嬉しい・助かる」など、相手の行動に感謝を示せば、自分自身に「相手の行動は感謝すべき特別な行動」として認識されます。
そもそも人が自分の為に何かをしてくれる行為が、感謝に値しないなんてことはありません。何かしてもらったら、どんなに小さなことでも相手に感謝を伝え、自分の為に動いてくれた特別を噛み締めてください。

 

3.人を変えようとしない

「人はどうやったら変わるのでしょうか?」そういった質問をよくいただきますが、その人を変えられるのはその人自身だけです。

自分の意志で変化を望み、行動し、自分が望んだ通りの人になっていきます。
そのキッカケになる言葉や出来事は外からもたらされる場合もありますが、キッカケとなる出来事を前にして、それを受け取るか受け取らないか、決められるのは本人だけです。

人を変える努力をしても、実ることはありません。
逆に「何一つ成果が出なかった」と自分を貶める材料となってしまったり、変えようとした人と衝突したりします。

この解決策は、『常識』と『期待』によって達成されます。
自分の常識を押し付けなければ、人の思考に口出ししません。
勝手に人に期待を寄せなければ、人の行動に口出ししません。
自分と人との間には境界線があることを意識すれば、相手の課題に立ち入ろうとは考えなくなります。

「〜するべき」思考があって、それを勝手に期待するから、いつの間にか人を変えようと動いてしまいます。特に親子関係や仕事上の上司と部下の間で起きやすいのは、「自分が相手を守り、導かなくては」と強く考えているからです。

親子でも上司と部下でも、相手は一人の人として対等な存在であることを忘れてはいけません。いつか来る自立の日の為に、相手の課題に立ち入りすぎず、少し離れて見守る距離感を維持しましょう。

 

自分のペースで生きていく

紅葉の落ちる道の写真

人は人と近づきたいと本能的に考え、自分と似た人を見つけては近づいて離れてを繰り返しています。まるで、自分の不足部分をピッタリと補ってくれる運命の相手を見つけようとしているみたいですよね。
けれど、無意識のそんな思考が、生きていくのを困難にさせてしまっているのが残念でなりません。

人生イージーモードの人をよく観察してみると、自分のペースで生きているのがわかります。人や社会の流れの中にいるのに、どこか一定で自分が楽でいられるペースを守りながら、適度に人と関わっています。
そんな風にあなたも自分のペースを作って生きてみませんか?

誰かの常識に無理に合わせなくても大丈夫です。
勝手に人に期待を寄せなければ、感情を乱されることはありません。
楽に生きる為に変えるべきは、人ではなく『あなた自身』です。

あなたが楽に生きる為に、上記の三つの思考をやめて、人生の難易度を下げましょう。
イージーモードなら、今より笑顔になる機会が増えていきますよ。

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