人との繋がり方は憎しみ・恨みか感謝・喜び

人との繋がり方を間違えると、信頼で結ばれる関係を築くことはできません。
恨みや憎しみで人と繋がろうとしていませんか?
無意識にそれを行っていませんか?

目次

 

対人関係を壊す人との繋がり方

人形の写真

人とどういう関係を構築し、どういう気持ちで向き合うか。繋がり方には人それぞれの思いがあります。
この中で問題なのは、憎しみや恨みといった感情で人と繋がろうとしてしまう人、多くは無意識で行っています。
あなたは、正しいやり方で人と繋がろうとしていますか?

孤独になる、孤立する。それは生命を脅かされる強い恐怖です。そこから脱する為には、より安全なコミュニティ、より安心できる人達と繋がっていなくてはなりません。
しかし、穏やかな対人関係を築くのはなかなか難しいですよね。うまくやっているつもりでも、相手から不興を買ってしまうなど、思い通りにはいきません。

そこで何度もつまずきながら、適度な距離感や接し方を身をもって学んでいくのですが、歪んだ考えを持ってしまう場合もあります。

人とどうにか繋がりたい。
孤立したくない。
孤独は怖い。
そんな思いが先走ってしまい、どんな形であっても人と繋がろうとした場合、感謝や喜びといった成功率の低いやり方ではなく、相手に憎しみを抱かせる方法を選んでしまうのです。人に好かれるよりも、嫌われる方が圧倒的に楽だからです。

恨まれている間、嫌われている間は、相手は自分のことを考えてくれている。それは一種の繋がりに違いなく、そうでも良いから人と繋がっていたいと、無意識に行動してしまっていませんか?
このやり方は、小さな子供が親の気を引きたい時に起こす行動と同じです。

例えば、良い子にしていても、親の言うことを聞いていても、親は自分が想定したよりも自分の方を向いてくれない、意識してくれない。
それならば、悪いことをして目立てばどうだろう?と行動し、その結果に親の気を引けたなら、それは大成功という経験になります。そして、その成功体験を無意識に大人になってもやろうとしてしまうのです。

恨みや憎しみで繋がった関係は、何の喜びもありません。本当に得たい関係ではないはずではありませんか?
あなたが求める安らぎや穏やかさをもった『良好な』対人関係は、感謝や喜びといった感情で繋がるものです。

人との繋がり方を、見直してみませんか?

 

1.間違った繋がり方をしていると気付く

自分の行動によって、「あの人に嫌われているだろう」や「あの人は今でも恨んでいるだろう」と度々思い返す出来事や人物はいますか?
もし、よく思い返す出来事や人物がいたなら、それは恨みや憎しみで人と繋がろうとしています。

人は、良くも悪くも自分のことで精一杯です。どんなに憎らしい相手がいたとしても、距離が離れてしまえば、もっと忙しくなってしまえば、考える暇などありません。
自分が「相手に恨まれているな」と感じているのは、単なる思い込みである場合がほとんどです。相手は、あっという間に日常の忙しさに、恨んだり憎んだりする人のことなど忘れ去ってしまっているでしょう。

恨みや憎しみで繋がるということは、自分の思い込みの中、思い出の中だけで人と繋がろうとしているようなものです。

その繋がり方は間違っていた。
相手は、自分が思うほど自分のことを覚えてもいないだろう。
そう考えてみると、胸の中にポッカリと空虚な感情が生まれます。間違ったやり方であっても、人とのつながりを自分の中で断ち切ったことで、寂しさや虚しさを感じているのです。
それは正しい反応です。

間違いに気付き、正しいやり方で人と繋がる為には、まず自分が間違いを犯していることに気が付きましょう。

 

2.感謝・喜び・楽しいで繋がろう

本来、人との繋がりは感謝や楽しみの共有などの喜びです。間違いに気が付いたからこそ、正しいやり方で人との繋がりを持てるはずです。

人がしてくれたことに、感謝しましょう。
人を喜ばせることを考えて、実行してみましょう。
一緒に何かをして、楽しさを共有しましょう。

そうやって繋がった人とは、楽しい思い出を共有し、喜びで繋がった関係が築かれていきます。
「ありがとう」や「嬉しい」の言葉を、自分から素直に言える関係であるよう意識するだけでも、行動に変化を与えられます。

小さな変化から、はじめていきましょう。

 

人との関わり方を見直すチャンス

黄色い花の写真

子供の時の経験は、思っている以上に大人になっても活かされています。特に対人関係の構築に関しては、親子関係が深く関わっていることが判明しているので、自分の小さな頃を思い出してみると、今の対人関係の現状や問題、課題が見えてくるでしょう。
自分を客観的に観察し、何が間違っているのか、何を正せばいいのかを考えてみてください。

対人関係は、自分の行動が結果に反映します。
今の対人関係に不満や不安がある時は、自分の行動の何かが原因です。その原因とどう向き合い、どう捉え、今後に活かすか。それが課題となるでしょう。

もし、自分ではどう考えていいかわからない場合には、専門家を頼ってください。
オンラインカウンセリング話楽では、対人関係のお悩み相談を受け付けています。対処法ではなく、根本的な解決となるよう、時間をかけて自分自身と向き合う方法で、対人関係も生き方も、楽になるやり方を見つけていきましょう。

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